
猪苗代湖|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 猪苗代湖 (いなわしろこ)
- 所在地
- 〒969-3101 福島県耶麻郡猪苗代町
- アクセス
- 猪苗代駅からバスで15分
会津若松駅からバスで30分 - 連絡先
- 電話番号:0242-62-2048
- 公式サイト
マップ
詳細情報
猪苗代湖は福島県の中央部に位置し、会津若松市・郡山市・猪苗代町の二市一町にまたがる広大な湖です。面積は約103平方キロメートル、最大水深は93.5メートルに及び、日本で4番目の広さを誇ります。海水が混ざる汽水湖を除けば、淡水湖としては全国第3位の規模を持ちます。その広大さから、まるで海のように見えることもあります。
湖は透明度が高く、かつては12メートル以上に達したと記録されています。現在でも透明度の高い湖として知られ、その美しさから「天鏡湖(てんきょうこ)」とも呼ばれ、天を映す鏡のように澄んだ湖面が特徴です。
水質と生態系
猪苗代湖の水質は弱酸性の貧栄養湖で、これは注ぎ込む長瀬川が火山性の酸性水を含むことによるものです。そのため水中の植物や藻類はあまり繁茂せず、漁業の対象はウグイやフナなどに限られています。一方でこの独特の環境は貴重な生態系を育み、国指定天然記念物のミズスギゴケ群落や、白鳥の飛来地としても知られています。
景観と四季の魅力
猪苗代湖は磐梯朝日国立公園の一部に指定され、磐梯山とともに会津を代表する景観を形作っています。湖面に映る四季折々の磐梯山の姿は格別で、多くの観光客を魅了します。
春:湖畔からは桜と磐梯山を同時に望むことができ、舟津公園や観音寺川の桜並木が特に有名です。
夏:湖水浴、キャンプ、ヨットやウインドサーフィンといったウォータースポーツが盛んに行われます。淡水ならではの快適な水質で人気があります。
秋:湖面に紅葉が映え、周辺の土津神社などは紅葉の名所として多くの人々でにぎわいます。
冬:シベリアから数千羽の白鳥が飛来し、幻想的な光景を見せてくれます。また、波しぶきが木々に凍り付いてできる「しぶき氷」は冬の風物詩で、日本でも珍しい自然現象として人気です。
観光スポットと楽しみ方
湖畔には数多くの展望ポイントや観光施設が整備されています。特に「昭和の森」展望所から見下ろす湖の眺望は絶景です。湖上では一年を通じて遊覧船が運航され、磐梯山を背景にした湖上散歩を楽しめます。
湖の北西部には唯一の島「翁島(おきなじま)」があります。その名の由来については、弘法大師・空海にまつわる伝承が残されており、歴史的な逸話を今に伝えています。
周辺環境
猪苗代湖の周辺には牧場や温泉地が点在し、ドライブやカフェ巡りを楽しめるエリアも多くあります。また、「猪苗代スキー場」をはじめとするスキー場も近接しており、冬はウィンタースポーツを楽しむ拠点としても人気です。
猪苗代湖は、日本有数の大きさと透明度を誇る淡水湖であり、「天鏡湖」と称される美しさを持っています。磐梯山とともに織りなす四季折々の景観は訪れる人を魅了し、湖水浴やマリンスポーツ、キャンプ、紅葉狩り、白鳥観察、しぶき氷鑑賞など、季節ごとに異なる魅力を楽しめます。自然景観と豊かな観光資源を併せ持つこの湖は、まさに福島県を代表する観光スポットです。