上野動物園|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 上野動物園 (うえのどうぶつえん)
- 所在地
- 〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
- アクセス
- 東園 表門
JR上野駅(公園口)から徒歩5分
京成電鉄上野駅(正面口)から徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅(7番出口)から徒歩12分
都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅(A5出口)から徒歩15分
西園 池之端門
東京メトロ根津駅(2番出口)から徒歩5分 - 駐車場
- 駐車場 なし
- 営業時間
- 9:30~16:00(閉園17:00)
- 定休日
- 月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日) 年末年始(12月29日~翌年1月1日)
- 料金
- 一般 600円
65歳以上 300円
中学生 200円 - 連絡先
- 電話番号:03-3828-5171
- 公式サイト
マップ
詳細情報
上野動物園は、1882年(明治15年)に開園した日本最初の動物園で、東京都台東区の上野恩賜公園内に位置しています。面積は約14.2ヘクタールにおよび、約400種・3,000点に及ぶ動物を飼育・展示しており、長年にわたり日本一の来園者数を誇る人気の動物園です。
園内は「東園」と「西園」の二つのエリアに分かれており、多様な動物の展示に加えて、教育や保全活動、歴史的建造物なども見どころのひとつとなっています。
園内構成と主な展示
◆ 東園(ひがしえん)
東園は上野公園の小高い丘陵地に位置し、豊かな緑に囲まれた自然豊かなエリアです。大型動物を中心に展示しており、以下のような見どころがあります。
ジャイアントパンダ舎
上野動物園といえば、やはりジャイアントパンダが最も有名です。日本で初めてジャイアントパンダの飼育および繁殖に成功した動物園で、現在は西園の「パンダのもり」で観察できます。
ゴリラ・トラの住む森
熱帯雨林をイメージした施設で、ニシゴリラやスマトラトラを展示しています。ゴリラは群れで飼育されており、繁殖にも積極的に取り組んでいます。
ゾウのすむ森
アジアゾウが広々とした屋外放飼場や室内展示施設でのびのびと暮らしています。砂浴びや水浴びなどの行動も観察できます。
クマたちの丘
マレーグマ、ヒグマ、ニホンツキノワグマなどが生息地ごとに展示され、冬には冬眠中の姿を観察できる工夫もされています。
ホッキョクグマとアザラシの海
ホッキョクグマのダイナミックな水中の動きや、同じ極地に住むアザラシの泳ぐ姿を見ることができます。ライチョウの展示もあります。
日本の動物エリア
ニホンカモシカやエゾシカ、ルリカケスなど、日本固有の動物を展示しています。自然環境に近い展示で、動物の行動を学べる工夫がされています。
歴史的建造物
園内には、外観のみ見学可能な**旧寛永寺五重塔(国指定重要文化財)**や、明治期の茶室「閑々亭」、日本初のサル山などの歴史的建造物も点在しています。
◆ 西園(にしえん)
西園は不忍池の北側に位置する風光明媚なエリアで、キリンやカバなどの大型草食動物をはじめ、小動物や夜行性動物の展示施設が充実しています。
パンダのもり
2020年に開園した新施設で、中国四川省の生態系を再現した自然豊かな空間です。2021年に生まれた双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」もこの施設で暮らしています。レッサーパンダやキジ類の展示も併設されています。
小獣館
50種以上の小型哺乳類を展示する施設です。地上階では日中活動する動物、地下階では夜行性の動物が展示され、時間帯による生態の違いを学ぶことができます。
両生爬虫類館(ビバリウム)
ヘビ、ワニ、ガラパゴスゾウガメ、オオサンショウウオなど、世界各地の両生類・爬虫類を生息環境ごとに再現した展示で紹介しています。ジャングルのような雰囲気の施設内では、特設展も開催されます。
アイアイのすむ森
アイアイを日本で唯一飼育している施設です。マダガスカルの自然環境を再現しており、ワオキツネザルなども観察できます。夜行性のアイアイの活動は屋内展示で見学可能です。
子ども動物園「すてっぷ」
子どもたちが動物とのふれあいや観察を通して「命の大切さ」や「自然とのつながり」を学べるエリアです。モルモットとのふれあいや、家畜動物の飼育展示など、体験型の教育プログラムが充実しています。
キリン・カバエリア
キリン、カバ、サイ、コビトカバなど、アフリカや南米などの大型草食動物を展示しています。ハシビロコウなどの珍しい鳥も見られます。
不忍池エリア
天然の池である不忍池の一部も園内に含まれており、ツル、ペリカン、カモ類、カモメ類などの水鳥が四季を通じて観察できます。
園内の移動と施設
モノレール(※2023年に廃止)
かつて、東園と西園を結ぶ全長約300メートルのモノレールが運行しており、所要時間は約1分半でした。動物のイラストが描かれた車両は、子どもたちに特に人気がありましたが、2023年に正式に廃止されました。
教育・保全活動
上野動物園は、展示だけでなく、動物の保全や研究、教育活動にも力を入れています。ジャイアントパンダをはじめとする希少動物の繁殖や保護、環境教育プログラムなどを通じて、動物と人間が共生する社会の実現を目指しています。