
東京国立博物館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
展示館は合計で6つあります。本館(日本ギャラリー)では日本の美術品が、東洋館(アジアギャラリー)では東洋の美術品が展示されています。また、法隆寺宝物館では法隆寺から寄贈された貴重な宝物が展示されています。平成館は、1階が日本の考古遺物、2階が特別展示室となっています。黒田記念館では、洋画家黒田清輝の作品が展示されています。総合文化展では常に約3000件の作品が展示されており、展示替えも頻繁に行われます。
博物館ではさまざまな教育・普及活動も盛んで、特別展や研究、公演なども行っています。また、美しい日本庭園もあり、訪れる人々に都市の喧噪から離れた落ち着きのある空間を提供しています。
このようにして、東京国立博物館は文化財の保存と研究、そして一般への教育・普及を通じて、日本の歴史と文化の理解促進に貢献しています。
基本情報
- 名称
- 東京国立博物館 (とうきょうこくりつはくぶつかん)
- 所在地
- 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
- アクセス
- JR上野駅公園口より徒歩10分、
京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分 - 駐車場
- 駐車場 なし
- 営業時間
- 9:30~16:30(閉館17:00、時期により異なる)
- 定休日
- 月曜休館 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館 年末年始休館 ※その他臨時休館あり
- 料金
- [総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上
- 連絡先
- 電話番号:050-5541-8600
- 公式サイト
マップ
詳細情報
詳細
東京国立博物館は、1872年に創立された日本で最も歴史ある博物館です。東京都台東区の上野公園内に位置し、日本および東洋の美術・考古学を中心とする膨大なコレクションを所蔵・展示しています。その所蔵品は約12万件にのぼり、その中には国宝89件、重要文化財653件(2025年4月現在)を含む、日本を代表する質・量ともに優れた文化財が含まれています。
博物館の歴史と使命
東京国立博物館の起源は、1872年に東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会にあります。この博覧会は、日本で初めて政府が主催したものであり、同館の活動の出発点とされています。以来150年以上にわたり、文化財の収集・調査・修復を通じて、日本の歴史と文化の保存と継承に努めてきました。
これらの成果は、常設展や特別展を通して一般に公開され、教育や研究の分野でも大きな役割を果たしています。
展示構成と施設紹介
東京国立博物館には、6つの主要な展示館があります。それぞれが独自のテーマと役割を担っており、多角的に美術や歴史に触れることができます。
本館(日本ギャラリー)
日本美術の流れを、時代別・ジャンル別に紹介する展示館です。1938年に開館し、建築家・渡辺仁の設計による「帝冠様式」の代表的建築として知られています。2001年には重要文化財に指定されました。2階では時代順、1階ではジャンル別に作品を展示しています。
平成館
1999年に開館した展示館で、1階には日本の考古遺物を紹介する考古展示室や企画展示室、講堂、ラウンジなどがあります。2階は特別展専用の展示スペースとして使用されています。
東洋館(アジアギャラリー)
1968年に開館し、建築家・谷口吉郎の設計による建物です。中国、朝鮮半島、東南アジア、インド、西域、エジプトなど、広範囲にわたる東洋の美術・工芸・考古資料を展示しています。地下1階には「TNM&TOPPAN ミュージアムシアター」があり、臨場感ある映像体験も楽しめます。
法隆寺宝物館
1878年に奈良・法隆寺から皇室へ献納された宝物約300件を収蔵しており、その一部が展示されています。現在の建物は1999年に建築家・谷口吉生の設計により建てられたもので、1階にはレストランも併設されています。
黒田記念館
昭和3年(1928年)に、洋画家・黒田清輝の遺言により建設された建物で、設計は岡田信一郎によります。黒田清輝の作品は黒田記念室および特別室にて、年に数回の特別公開で展示されています。入館は無料です。
表慶館
1909年、大正天皇のご成婚を記念して開館された施設で、設計は片山東熊によるものです。ネオ・バロック様式の美しい建築が特徴で、現在は特別展や催し物の会場として使用されています。
東博コレクション展と展示替え
東京国立博物館では、常設展示として「東博コレクション展」が実施されています。約3,000件の作品が常時展示されており、収蔵品や寄託品から選ばれた多彩な文化財が並びます。
展示はほぼ毎週のようにいずれかの展示室で替えられており、年間の展示替え回数はおよそ400回にのぼります。何度訪れても新しい発見がある、リピーターにも親しまれる博物館です。
教育・普及活動と施設の魅力
東京国立博物館では、展覧会のほかにも講演会、ワークショップ、研究発表、公演など、多彩な教育・普及活動が行われています。専門的な知識を広く一般に届ける役割を担い、文化に親しむ機会を提供しています。
また、敷地内には日本庭園が整備されており、春の桜や秋の紅葉など、四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。美術鑑賞の合間に、都市の喧騒を忘れて静かに過ごせる空間としても魅力的です。