大阪天満宮|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

大阪天満宮は、949年に創建された菅原道真公を主祭神とする神社で、「天満の天神さん」として親しまれています。学問や芸能の神として信仰され、受験シーズンには多くの参拝者が訪れます。毎年7月には、日本三大祭のひとつ「天神祭」が開催され、陸渡御や船渡御、奉納花火などが行われる大阪の夏の風物詩です。

基本情報

名称
大阪天満宮 (おおさかてんまんぐう)
所在地
〒530-0041 大阪市北区天神橋2-1-8
アクセス
大阪メトロ 谷町線もしくは堺筋線「南森町駅」下車の場合
4番出入口を出てすぐ天神橋筋商店街を右(南方面)へ進み、二ツ辻目を左へ曲がり50m程度進む
JR東西線「大阪天満宮駅」下車の場合
7番出入口(東西線アクセスビル)を出てすぐ天神橋筋商店街を左(南方面)へ、二ツ辻目を左へ50m程度進む
駐車場
駐車場 あり
営業時間
9:00~17:00
定休日
年中無休
料金
拝観無料
連絡先
電話番号:06-6353-0025
公式サイト

マップ

詳細情報

大阪天満宮は、大阪市北区の天満に鎮座し、「天満の天神さん」の愛称で親しまれている神社です。主祭神は学問の神様として知られる菅原道真公で、社殿の創建は天暦3年(949年)と伝えられています。

この地にはもともと、白雉元年(650年)に孝徳天皇が難波長柄豊碕宮の鎮護のため建立した「大将軍社」がありました。延喜元年(901年)、太宰府へ左遷される途中の道真公がこの社に立ち寄り、旅の安全を祈願したと伝えられています。その後、道真公の死後に都で天変地異が相次いだことから、村上天皇がその霊を慰めるため、大将軍社の前に社殿を建てて道真公を祀ったのが大阪天満宮の始まりとされています。

以来、天満の地を守る氏神として、また学問や芸能、厄除け、病気平癒など、幅広いご利益をもたらす神社として崇敬されてきました。特に受験シーズンには、全国から合格祈願に訪れる多くの受験生でにぎわいます。

現在の本殿は、幾度もの火災を経て、天保14年(1843年)に再建されたものです。とくに天保8年(1837年)の大塩平八郎の乱では境内全体が焼失しましたが、氏子や崇敬者の尽力により、現在の姿に復興されました。また、大正15年(1926年)の大祭を記念して建てられた「梅花殿」は、平安時代の寝殿造を模した優美な建築で、国の登録有形文化財にも指定されています。

境内の北西には、道真公が実際に立ち寄ったとされる「大将軍社」も摂社として祀られており、現在でも元日の「歳旦祭」に先立ち、「拂暁祭(ふつぎょうさい)」という神事が行われます。この儀式では「租(そ)」と呼ばれる借地料が納められるなど、独特の伝統が今も受け継がれています。

さらに、大阪天満宮で毎年7月に開催される「天神祭」は、日本三大祭のひとつとして広く知られ、千年以上の歴史を誇る盛大な祭礼です。6月下旬に行われる「鉾流神事」に始まり、7月24日には陸上の行列「陸渡御(りくとぎょ)」、25日には100隻以上の船が大川を巡る「船渡御(ふなとぎょ)」、そして夜には約5,000発の奉納花火が打ち上げられ、大阪の夏を象徴する一大イベントとして、国内外から毎年約130万人以上の人々が訪れます。

このように大阪天満宮は、長い歴史と豊かな伝統を誇り、今もなお多くの人々の信仰と暮らしに深く根ざした神社です。