いろは坂|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- いろは坂 (いろはざか)
- 所在地
- 〒321-1400 栃木県日光市
- アクセス
- JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺温泉行きまたは湯元温泉行きで約25分
日光宇都宮道路清滝ICから約15分 - 駐車場
- 駐車場 あり
- 営業時間
- 通行自由
- 連絡先
- 電話番号:0288-54-2496
- 公式サイト
マップ
詳細情報
いろは坂は、日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路です。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂からなり、両坂を合わせた48か所の急カーブが「いろは48音」になぞらえて名付けられました。各カーブには「い」「ろ」「は」…と文字の看板が設置され、標高差は約440メートルあります。全長は第一・第二あわせて約15.8kmで、「日本の道100選」にも選ばれた日光を代表するドライブルートです。
• 一方通行:第二いろは坂=上り/第一いろは坂=下り
• カーブ表示:第二いろは坂は「い」〜「ね」の20文字、第一いろは坂は「な」〜「ん」の28文字
• 所要時間(通常):第二いろは坂は約20分目安(※時期・交通状況により変動)
絶景ポイント
明智平(あけちだいら)
上り専用の第二いろは坂の途中にある人気の展望スポットです。駐車場から明智平ロープウェイで数分上がると、展望台から中禅寺湖・男体山・華厳滝を一望できます。上り方向からのみ進入できるため、通過時には見落とさないようご注意ください。
黒髪平(くろかみだいら)
第二いろは坂(上り)の中ほどに位置し、関東平野方面まで視界が開けるビューポイントです。晴天時は遠景まで美しく、ドライブの小休止にも最適です。
四季の見どころ
• 春〜初夏:新緑が標高帯ごとに移ろい、爽やかな景観を楽しめます。
• 夏:深緑のトンネルを抜けるドライブは涼しく快適で、避暑にもおすすめです。
• 秋(紅葉):日光随一の紅葉名所として知られ、例年10月中旬〜下旬が最盛期です。標高差によって色づきの時期が異なり、長期間にわたり多彩な紅葉を楽しめます(高地では11月上旬まで見頃が続くこともあります)。
o 主な樹種:カエデ、ナナカマド、ツツジ、カツラなど。赤・黄・橙のコントラストが鮮やかです。
渋滞・混雑対策
紅葉シーズンや大型連休は、2〜3時間以上の渋滞が発生することがあります(過去には最大6時間に達した例もあります)。
対策として次の方法がおすすめです。
• 時間帯回避:上りは早朝(〜7時台)、下りは午後早め(〜14時頃)の通行が理想です。
• オフピーク観光:「チャレンジいろは坂渋滞解消プロジェクト」に沿って、土日祝の9:00〜15:00を避けた観光を推奨しています。
• 公共交通の活用:ロープウェイや路線バスの増便・臨時便を利用し、マイカーからの切り替えも検討しましょう。
走行・安全のポイント
• 急勾配・急カーブが連続するため、速度控えめ・エンジンブレーキの多用で安全運転を心がけましょう。
• 見物や撮影は明智平などの指定スペースで行い、路上停車は避けます。
• 濡れ落ち葉・積雪・凍結時は滑りやすいため、冬季はスタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要です。
歴史・由来
いろは坂の名は、48のカーブを「いろは48音」になぞらえたことに由来します。
奈良時代には、男体山を御神体とする山岳信仰の参拝道として使われていました。明治期までは奥日光が神域とされ、女性や牛馬の立ち入りが禁じられていた時代もあります。昭和期の整備を経て現在の自動車道路となり、今日では日光観光を象徴するルートとして多くの人々に親しまれています。
いろは坂は、標高差440メートルと48のカーブが織りなすダイナミックな山岳道路です。明智平からの大パノラマや、季節ごとに変化する自然の美しさを堪能できる、日光屈指の絶景ドライブコースとして全国に知られています。特に秋は混雑が予想されるため、オフピーク時間帯や公共交通の活用を取り入れ、時間にゆとりをもった観光をお楽しみください。