華厳滝|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 華厳滝 (けごんのたき)
- 所在地
- 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
- アクセス
- JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺温泉行きまたは湯元温泉行きで約45分「中禅寺温泉」下車徒歩約5分
日光宇都宮道路清滝ICから約25分 - 駐車場
- 駐車場 あり
- 営業時間
- 見学時間 7:30~18:00 ※季節によって変動あり
- 料金
- 華厳滝エレベーター(往復料金)
大人(中学生以上)570円 小学生340円 小学生未満無料 - 連絡先
- 電話番号: 0288-22-1525
- 公式サイト
マップ
詳細情報
華厳滝は、栃木県日光市にある日本を代表する名瀑で、那智の滝(和歌山県)・袋田の滝(茨城県)と並ぶ日本三名瀑のひとつです。日光には「日光四十八滝」と呼ばれるほど多くの滝が点在していますが、その中でも華厳滝は圧倒的な規模と美しさを誇り、最も有名な滝とされています。
🏞 壮大な滝と自然の造形美
この滝は、中禅寺湖の水が高さ97メートルの断崖を一気に落下する壮大な滝で、滝壺に向かって流れ落ちる水流は豪快そのものです。幅はおよそ7メートルで、平均して毎秒約3トン前後の水が流れ落ちるといわれています。雪解けの時期や梅雨明けには水量が増し、さらに迫力ある姿を見ることができます。
華厳滝の魅力は、自然が生み出した雄大さと造形美にあります。滝周囲の岩壁には、火山活動によって形成された「柱状節理」と呼ばれる溶岩の割れ目が並び、荒々しくも美しい自然の彫刻のような景観を作り出しています。滝の名は仏教の経典「華厳経」に由来するといわれていますが、春に岩壁を彩るツツジの花が由来という説もあります。
滝つぼの周囲には「十二滝」と呼ばれる細い支流の滝が点在しており、華厳滝の荘厳さをさらに引き立てています。
👀 観瀑台とエレベーター
華厳滝を間近で体感できるよう、1930(昭和5)年に設置された「華厳滝エレベーター」を利用すれば、およそ100メートル下の岩盤内部を約1分で下り、滝壺とほぼ同じ高さにある観瀑台へと到着します。
観瀑台は複数の層に分かれており、滝壺の轟音や水しぶき、岩壁の迫力を間近で感じることができます。風が強い日には水しぶきが約150メートル先まで届き、光が差し込むと美しい虹が現れることもあります。まさに五感で自然の力を味わえるスポットです。
🌸 四季折々の魅力
華厳滝では、季節ごとにまったく異なる表情を楽しむことができます。
• 春(5月):新緑が美しく、木々の鮮やかな緑が滝の白い流れを引き立てます。
• 初夏(6月):イワツバメが滝周辺を飛び回り、生命感にあふれた光景が広がります。
• 秋(10月頃):紅葉が滝周辺を鮮やかに染め、黄金色と赤色のコントラストが絶景を生み出します。
• 冬(1~2月):「十二滝」と呼ばれる小滝の一部が凍り、滝全体がブルーアイスに包まれます。青く輝く氷の滝は幻想的で、まるで別世界にいるかのような美しさです。
💡 イベント・ライトアップ
近年では、「華厳滝ライトアップ」という期間限定のイベントも開催されており、夜間には滝全体が幻想的な光に包まれます。ライトアップ期間中の土日祝日には、和太鼓の演奏やご当地ヒーローのグリーティングなども行われ、自然と文化が融合した特別な体験が楽しめます。
このイベントは「ライトアップ奥日光」の一環として開催され、昼間とは異なる華厳滝の幻想的な姿を堪能することができます。
🚶♀️ 周辺の観光スポット
華厳滝のある中禅寺湖は、男体山の噴火によって形成されたせき止め湖で、水面標高は1269メートルと日本で最も高い場所にある湖です。周辺には戦場ヶ原、奥日光湯元温泉などの観光地があり、四季を通じて多くの観光客でにぎわいます。
また、華厳滝のほかにも日光には魅力的な滝が多数あり、それぞれに異なる趣を持っています。
• 霧降滝:繊細な二段構造の滝で、霧のような水煙が美しい。
• 裏見滝:滝の裏側から見ることができる珍しい滝。
• 湯滝:落差70メートル、滑らかな岩肌を流れ落ちる優美な滝。
• 竜頭滝:全長210メートル、階段状の岩場を流れ落ちる渓流瀑で、紅葉の名所。
これらを巡ることで、日光が「滝の聖地」と呼ばれる理由を実感できます。
華厳滝は、高さ97メートルの落差と四季折々の自然美を誇る、日光を代表する観光名所です。観瀑台から間近に感じる轟音と水しぶきはまさに圧巻で、訪れる季節によってまったく異なる姿を楽しむことができます。
雄大な自然と調和した華厳滝の姿は、まさに日光のシンボルであり、日本の美しい自然を象徴する存在です。