仏ヶ浦
下北半島の西海岸、佐井村には「仏ヶ浦」という名の絶景スポットが広がっています。約2kmにわたって立ち並ぶ白緑の奇岩群は、波や風雨により彫刻のように削り取られ、海底火山活動から形成されたと言われており、その原型は約2000万年前にさかのぼります。凝灰岩でできたこの地形は、冬の荒波や雨によって絶えず変化を続け、神秘的な景観を提供しています。特に、各奇岩には仏教的な名前がつけられており、観音岩や五百羅漢など、それぞれの岩には背景となる伝説や言い伝えが存在します。観光客は遊歩道を歩くことでこの景観を楽しめるほか、4月から10月にかけての遊覧船も人気です。特に船からの眺めは絶景と評され、イルカに遭遇するチャンスもあります。仏ヶ浦は、自然の美と歴史の深さを併せ持った、日本の秘境として多くの人々に愛されています。
基本情報
- 名称
- 仏ヶ浦 (ほとけがうら)
- 所在地
- 青森県下北郡佐井村長後 縫道石国有林地内
- アクセス
- 車+徒歩の場合
駐車場までJR下北駅から車で約1時間40分、遊歩道を徒歩で約20分
船の場合
佐井港へはJR下北駅から直通バスで約2時間20分または車で約1時間40分 - 駐車場
- あり
- 営業時間
- 船は4月下旬~10月下旬頃の運航
天候・海の状況により出航できない場合があります。 - 料金
- 乗船料金
往復 2700円(小学生半額、幼児無料) - 連絡先
- 電話番号:0175-38-2111
- 公式サイト