鶴の舞橋

鶴の舞橋|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

青森県の「鶴の舞橋」は、全長300mで、日本一長い木造の三連太鼓橋です。美しい「津軽富士見湖」に架かり、岩木山の雄大な山影を背景に映し出します。1994年に青森県産の「ひば」を用いて建設され、日本の伝統的な建築技術が生かされています。この橋は、その木のぬくもりと優雅なアーチ型で多くの人々から愛され、全国からの観光客に撮影スポットとしても人気です。特に、夕焼け時のオレンジや赤のグラデーションが壮麗です。
女優の吉永小百合さんが出演するCMもあり、さらに人々の注目を集めています。「長い木の橋」=「長生きの橋」とも言われ、開運・長寿のパワースポットとされ、丹頂鶴自然公園や富士見湖パークと合わせて、多くの観光客に訪れるお勧めのスポットです。しかし、2023年9月1日から2024年3月31日まで、大改修工事のため通行止めとなりますので、訪問を計画される方は事前に確認してください。

基本情報

名称
鶴の舞橋 (つるのまいはし)
所在地
〒038-3542 青森県北津軽郡鶴田町廻堰字大沢
アクセス
JR陸奥鶴田駅より車で約15分
駐車場
無料駐車場あり
料金
無料
連絡先
電話番号: 0173-26-5563
公式サイト

マップ

詳細情報

鶴の舞橋は、青森県北津軽郡鶴田町の「津軽富士見湖」に架かる、全長300メートルの日本一長い木造三連太鼓橋です。1994年(平成6年)7月8日に完成し、青森県産のヒバ材を使用。日本の伝統的な木造建築技術によって造られました。優雅なアーチを描くその姿と、木のぬくもりが美しく調和し、鶴田町の象徴として広く親しまれています。

名前の由来と象徴性
橋の名前「鶴の舞橋」は、鶴が空に舞う姿をイメージして名付けられました。背景にそびえる岩木山と橋の優美な曲線が重なる風景は、まさに鶴が羽ばたくかのような印象を与えます。また、橋の構造である「長い木の橋(ながいきのはし)」を「長生きの橋」にかけて、長寿や開運のご利益が期待されるパワースポットとしても知られています。橋を渡ることで「長生きできる」との言い伝えがあり、多くの観光客や参拝者が訪れます。

津軽富士見湖と廻堰大溜池の歴史
鶴の舞橋が架かる湖は、正式名称を廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)といい、通称「津軽富士見湖」として親しまれています。この湖は1660年(万治3年)、津軽藩主・津軽信政の命により用水池として造成されました。以降も幾度となく自然災害に見舞われつつ、長年の改修を経て、昭和35年(1960年)に現在の姿となりました。
貯水量は約1,100万トン、面積は281ヘクタールに及び、青森県内最大級の人造湖として、西津軽地方の農業を支える重要な役割を担っています。

絶景と撮影スポット
鶴の舞橋から望む風景は、春夏秋冬それぞれに異なる魅力を見せてくれます。とりわけ晴天で風のない日には、湖面に岩木山が映りこむ「津軽の逆さ富士」が出現し、多くの写真愛好家の注目を集めています。
夕暮れ時には、空と湖が鮮やかなオレンジや赤に染まり、幻想的な情景を楽しむことができます。なお、女優・吉永小百合さんが出演したJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMのロケ地としても知られており、全国的な人気を集めています。

夜の風景と観光設備
日没後には、橋の欄干に設置されたライトが自動で点灯し、午後9時まで仄かな光のアーチが橋を優しく照らします。まるでホタルが舞っているような幻想的な雰囲気が広がり、日中とはまた違った魅力を味わえます。
冬季は除雪作業が行われており、吹雪などの荒天時を除いて通行可能です。さらに橋周辺では無料Wi-Fiも整備されており、現代の観光ニーズにも対応しています。

周辺施設の紹介
鶴の舞橋周辺には、自然や文化を楽しめる以下の施設があります:

◉ 富士見湖パーク
ピクニック広場や遊具施設、ボート・釣り体験、バーベキュー施設(要予約)などが整備された、自然とふれあえる憩いの公園です。家族連れにも人気があります。

◉ 丹頂鶴自然公園
丹頂鶴がつがいで飼育されており、9:00~16:00の間、無料で入園可能です。鶴は一生をつがいで過ごすことから、縁結びや恋愛成就のパワースポットとしても知られています。※天候や季節によって閉園する場合があります。

◉ 鶴の里ふるさと館
古民家を活用した郷土資料館で、鶴田町の歴史や文化を学ぶことができます。9:00~16:00開館(11月~3月は休館)、入館は無料です。

◉ 観光物産施設「ここにもあるじゃ」
2020年にオープンした観光案内施設で、地元の特産品販売や観光情報の提供を行っています。鶴田町ならではの味や魅力を知ることができます。

訪問時の注意
鶴の舞橋は、2023年9月1日から2024年3月31日まで大規模な改修工事のため通行止めとなっていました。訪問を予定される際は、事前に鶴田町観光協会や町の公式サイトなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

地元に伝わる伝説と戸和田神社
津軽富士見湖には、かつて鶴田を治めていた城主と町娘・白上姫との悲恋の伝説が語り継がれています。城主が他の女性を娶ったことで失意のうちに湖に身を投げた白上姫の霊は、白龍となって現れ、城主を苦しめたと伝えられています。
その後、姫の霊を鎮めるために建立されたのが、湖のほとりにある戸和田神社です。現在では、恋愛成就の神様として多くの人々の信仰を集めています。

鶴の舞橋は、青森県が誇る絶景スポットであり、木造建築の美と自然の調和が堪能できる唯一無二の橋です。長寿祈願、縁結び、そして四季折々の風景を楽しめるパワースポットとして、訪れる人に心豊かな時間を提供してくれます。家族連れやカップル、写真愛好家まで、どなたにもおすすめできる観光名所です。

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