トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園 |観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

北欧の童話作家トーベ・ヤンソンの想いが、公園内の随所にちりばめられています。代表作『ムーミン』の世界を思わせる可愛らしい建物と、自然豊かな風景が広がる魅力的なスポットです。園内には、物語に登場しそうな雰囲気の小さな家や遊歩道が点在し、訪れる人々を温かなファンタジーの世界へと誘います。さらに、土日祝日の日没から夜9時までは夜間ライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的なムードに包まれます。光に照らされた森や建物の美しい景観は、散策するだけで物語の中に入り込んだような気分を味わえます。

基本情報

名称
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園  (とーべ・やんそんあけぼのこどものもりこうえん)
所在地
〒357-0046 埼玉県飯能市阿須893-1
アクセス
西武池袋線「元加治駅」から徒歩20分
西武池袋線「飯能駅」から約4キロ
西武池袋線/JR線「東飯能駅」から約4キロ
駐車場
駐車場 あり
営業時間
平日 9時〜17時(ライトアップ実施時は延長)
定休日
月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始
料金
入園無料
連絡先
電話番号:042-972-7711
公式サイト

マップ

詳細情報

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、北欧の童話作家トーベ・ヤンソンとの手紙のやり取りをきっかけに、1997年(平成9年)に開園しました。20年以上が経った今でも世代を超えて愛される公園で、子どもも大人も、生き物や草花までもが互いを尊重し、自由に過ごせる空間づくりを大切にしています。北欧のメルヘン世界を思わせる園内には自然があふれ、童話に登場しそうな建物が点在し、訪れる人を幻想的なファンタジーの世界へ誘います。土日祝日には日没から夜9時頃までライトアップが行われ、森にほんのりと灯りがともる「豊かな闇」の雰囲気を楽しめます。

公園の総面積は約7.6ヘクタール(東京ドーム約1.6個分)と広大で、園内には4つの主要建物とカフェが設けられています。入口近くの「きのこの家」は、きのこが並んでいるようなユニークな外観が特徴で、3階建ての室内には迷路のような階段や小さな椅子、秘密基地のようなスペースがあり、木の温もりに包まれながら遊ぶことができます。建築には飯能特産の西川材がふんだんに使われ、自然との調和が随所に感じられます。

「きのこの家」の先にある「カフェ・プイスト」は青い壁が印象的な北欧風カフェで、北欧料理やデザートが楽しめます。キッズメニューや座敷席もあり、親子連れでのひと休みに最適です。近くにはわんぱく池に建つ小さな「水あび小屋」があり、橋を渡って中に入ることができます。園内のフォトスポットにはカメラマークが設置されており、池に映る小屋など、思い出に残る写真が撮影できます。

さらに奥には「森の家」があり、西川材のヒノキ丸太を立て並べた波打つような壁が特徴です。1階にはトーベ・ヤンソンに関する資料展示があり、2階は絵本や関連書籍が自由に読める図書コーナーとなっています。その隣にある「子ども劇場」では、コンサートや演奏会、季節イベントなどが開かれ、広々とした板敷きの空間で子どもたちが自由に走り回る姿が見られます。屋根のうろこ形デザインは、職人が石を一つずつ手作業で割って形作ったこだわりの造形で、園内の建物はいずれも木・鉄・石など自然素材を生かした本格的な建築となっています。

北欧の童話世界のような景観と、自然に溶け込む建物が魅力のこの公園は、近隣のムーミンバレーパークからもアクセスしやすく、北欧文化を体感できる癒しのスポットです。『ムーミン』シリーズで知られるトーベ・ヤンソンは、国際アンデルセン賞を受賞するなど世界的に高く評価され、ムーミン以外にも多くの小説や短編を執筆しました。その豊かな創作の精神が公園全体に息づいています。自然、建築、物語が調和したこの公園で、ぜひ北欧ならではの世界観に触れてみてください。