ロックハート城｜観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真＆動画でチェック！

ロックハート城は、群馬県高山村にあるスコットランドの古城を移築・復元した、日本で初めての「本格的なヨーロッパ城」です。1829年にスコットランドの名士ウィリアム・ロックハートによって建設された城を、約6年の歳月をかけて日本へ移築し、1993年（平成5年）に復元されました。建物は1988年にシベリア鉄道を経由して30個のコンテナで日本に運ばれ、延べ約15,000人のスタッフの手により完成したという壮大なプロジェクトです。俳優・津川雅彦氏と城のオーナーによる「夢のリレー」が、この奇跡の移築を実現させました。

魅力とロケーション
ロックハート城は、群馬の豊かな森と山々に囲まれた約10万平方メートルの広大な敷地に位置し、四季折々の自然美が楽しめます。中世ヨーロッパの街並みを再現した敷地内には、石造りの教会、イングリッシュガーデン、ショップやレストランなどが点在し、訪れる人を異国情緒あふれる世界へと誘います。
特に「ウイリアムズガーデン」と呼ばれるイングリッシュガーデンは、2018年の開設以来、季節ごとに花々が咲き誇り、3月にはブルーベル、6月にはイングリッシュローズが見ごろを迎えます。花々と石造りの建物が調和した光景は、まるでヨーロッパの田園を歩いているような気分にさせてくれます。

施設と展示
城内には、多彩な展示やアトラクションがあり、文化的にも充実しています。
• ジュエリーコレクション
1920年代から現代に至るまでのコスチュームジュエリーを展示しています。シャネルやイヴ・サンローランが使用したアイテム、ウィンザー公爵夫妻のコレクションなど、世界的にも貴重な作品を鑑賞できます。
• 世界のサンタクロースミュージアム
名誉城主である故・津川雅彦氏が収集した1200体以上のサンタクロースを展示。ユーモラスで温かみのある世界が広がり、季節を問わずクリスマスの雰囲気を楽しめます。
• テディベアミュージアム
世界各国のテディベアが並ぶ愛らしい空間で、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。

プリンセス体験
ロックハート城の代表的な人気イベントが「プリンセス体験」です。500着以上のドレスからお気に入りを選び、ティアラやウィッグで華やかに変身できます。城内3階の衣裳室では、女性用だけでなく男性用のタキシード、子ども用、さらにはわんちゃん用（60分500円〜）の衣装も用意されています。
撮影スポットは、白亜の大理石階段や庭園、専用フォトスタジオなど多彩です。ロココ調のラウンジで撮る写真は、まるで映画のワンシーンのよう。晴れた日には屋外撮影もでき、石造りの古城を背景に撮影すれば、海外のプリンセスになったような特別な体験が味わえます。

恋人の聖地としてのロックハート城
ロックハート城は「恋人の聖地」としても知られています。
高さ20メートルの鐘楼にある「スプリングベル」は、恋人同士が二人で鐘を鳴らすと永遠の愛が“ハートロック”されるといわれるロマンチックなスポットです。
また、「スプリングベル」の前には、新しい恋が始まるといわれる「恋人の泉」もあります。
敷地内にはハート型の絵馬がかけられる場所もあり、愛のメッセージを記すことができます。これまでに約3000組ものカップルがここで結婚式を挙げ、幸せな門出を迎えました。

グルメと体験
敷地内のレストランでは、欧州の田舎料理や地ビールが楽しめます。石造りの店内はヨーロッパの片田舎を思わせ、まるで海外旅行に来たような雰囲気を味わえます。
また、カップルや友人と一緒に楽しめる「ロイヤルハート・ミステリー」（1組1500円）という謎解き体験もあり、敷地全体を巡りながら1日中楽しむことができます。

ペット同伴OKの施設
ロックハート城はペット同伴での入場が可能（入場料無料）です。広大な敷地を愛犬と一緒に散策できるほか、わんちゃんのドレス体験も人気を集めています。石畳の道や坂道、季節の花に囲まれたガーデンをペットと一緒に歩けば、思い出に残る時間を過ごせます。

ロックハート城は、東京から車で約2時間とアクセスも良好です。
自然と歴史、文化が融合した幻想的な空間で、撮影、散策、食事、体験など多彩な楽しみ方ができる観光スポットです。
非日常的な中世ヨーロッパの雰囲気に浸りながら、誰もが“おとぎ話の主人公”になれる場所――それがロックハート城です。