宗谷岬|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 宗谷岬 (そうやみさき)
- 所在地
- 〒098-6758 北海道稚内市宗谷岬
- アクセス
- R南稚内駅前バスターミナルから宗谷バス天北宗谷岬線で約50分、
バス停:宗谷岬下車、徒歩すぐ
車:道央道士別剣淵ICから国道40・238号経由230km 約4時間 - 駐車場
- 駐車場 あり 72台
- 営業時間
- 情報なし
- 連絡先
- 電話番号:0162-23-6468(稚内市役所建設産業部観光交流課)
- 公式サイト
マップ
詳細情報
宗谷岬は、北海道本島の最北端に位置する岬で、北緯45度31分22秒という緯度にあります。稚内市街地から北東へ約30キロメートルの場所にあり、日本本土における「最果ての地」として知られています。天気の良い日には、岬の先端からわずか43キロメートル彼方にあるロシア領サハリン(旧樺太)を望むことができ、異国情緒あふれる風景が広がります。
「日本最北端の地の碑」
宗谷岬の象徴ともいえるのが、「日本本土最北端の地の碑」です。この碑は、北極星の一稜をモチーフにした三角錐型のモニュメントで、中央部には北を表す「N」の文字が刻まれています。また、台座の円形は平和と協調を象徴しており、記念撮影スポットとしても非常に人気があります。
訪れた記念として、周辺の土産物店では日付と時刻が記された「日本最北端到達証明書」も販売されており、多くの観光客が思い出として購入しています。
間宮林蔵の立像と歴史モニュメント
碑の近くには、江戸時代にサハリンとユーラシア大陸との間にある間宮海峡を発見した探検家・間宮林蔵の立像が設けられています。彼の功績を称えるこの像は、歴史的意義の大きい宗谷岬のシンボルの一つです。
また、宗谷岬一帯には「旧海軍望楼」や「祈りの塔」など、戦争や国境に関する歴史を今に伝えるモニュメントが点在しており、宗谷岬公園では平和を願う思いが込められた様々な施設を見学することができます。
宗谷丘陵と自然の魅力
宗谷岬の背後に広がる「宗谷丘陵」は、約1万年前の氷河期に形成された周氷河地形が特徴の美しい丘陵地帯です。この地形は、平成16年(2004年)に「北海道遺産」にも指定されています。
丘陵には緩やかな起伏が続き、夏になると多くの高山植物が花を咲かせる自然の宝庫としても知られています。気温は夏でも平均20℃前後と涼しく、夜間には羽織るものが必要になるほどです。この冷涼な気候が、宗谷ならではの希少な植生を育んでいます。
宗谷岬の四季と観光
宗谷岬は一年を通して訪れることができる観光地ですが、特に夏は穏やかな気候と澄んだ大気のもとで、サハリンを遠望できることから人気があります。
一方で、冬は厳しい寒さに包まれますが、その分静けさと雄大な自然を感じられる季節でもあります。まれに宗谷岬周辺まで流氷が到達することもあり、訪れる人々に迫力ある景観を提供します。近年では、冬の凛とした風景を求めて訪れる旅行者も増えています。
稚内と周辺エリアの魅力
宗谷岬を有する稚内市は、かつて日本とロシアの友好交流を象徴する都市として知られていました。現在でもその名残を感じることができます。豊かな漁場に恵まれたこの地域では、新鮮な海産物が豊富に水揚げされ、訪れる人々に食の楽しみを提供しています。
また、利尻島・礼文島を含む周辺エリアでは、野鳥観察や自然体験、四季折々の花々を楽しむことができ、北海道の雄大な自然を間近で感じることができます。