上杉神社

上杉神社|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

米沢城跡に建立された上杉神社は、戦国最強の武将とされる上杉謙信を祭神としており、開運招福や学業成就、商売繁盛のパワースポットとして知られます。参道の舞鶴橋に翻る「毘」と「龍」の軍旗は、謙信の厚い仏教信仰を象徴しており、合戦時には最強の両神、毘沙門天と不動明王を味方につけて戦っていたとされます。
神社内の「上杉神社稽照殿」では、上杉家の遺品や文武兼備の直江兼続の兜を始めとする重要文化財が展示されており、歴史愛好者には見逃せないスポットとなっています。例年4月には200本の桜が咲き乱れ、米沢上杉まつりや上杉雪灯篭まつりが開催され、多くの人々で賑わいます。
近くの「松岬神社」では、上杉鷹山が祭神として祀られています。上杉神社と合わせて参拝することで、上杉家の深い歴史を感じることができます。

基本情報

名称
上杉神社 (うえすぎじんじゃ)
所在地
〒992-0052  山形県米沢市丸の内1丁目4-13
アクセス
JR山形新幹線米沢駅から市民バス循環右回りで11分、上杉神社前下車すぐ
駐車場
松が岬おまつり広場駐車場、300台程
営業時間
春夏秋 6:00~17:00
冬 7:00~17:00
※稽照殿は9:00~16:00
料金
拝観料大人400円
連絡先
電話番号: 0238-22-3189
公式サイト
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詳細情報

歴史と由来
上杉神社は、戦国時代の名将・上杉謙信公を祭神とする神社で、米沢城本丸跡に建立されています。謙信公は天正6年(1578年)、越後・春日山城で急逝し、その遺骸は仏式で祀られました。のちに上杉景勝公が会津を経て米沢に移封された際、御堂も米沢城内に移されました。

明治維新後、仏式から神式に改められ、1876年(明治9年)には謙信公と米沢藩中興の名君・上杉鷹山公を合祀して「上杉神社」と称し、県社に列しました。その後、1902年(明治35年)には勤皇の功績が認められ、別格官幣社に列格。このとき鷹山公は摂社「松岬神社」に改めて祀られることとなりました。

1919年(大正8年)の米沢大火で本殿を含む多くの建物が焼失しましたが、1923年(大正12年)、米沢出身で神社建築の第一人者・伊東忠太博士の設計により再建され、現在の社殿が完成しました。境内は旧米沢城址本丸跡の約6,300坪を占め、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。例祭は謙信公の命日にちなみ、毎年4月29日に行われています。

景観と見どころ
参道に架かる舞鶴橋には、上杉軍を象徴する「毘」と「龍」の軍旗が翻ります。
「毘」は謙信公が信仰した毘沙門天を表します。
「龍」は不動明王を象徴し、全軍総攻撃の合図として掲げられた旗と伝わります。
これらは謙信公の篤い仏教信仰を示し、戦の際に最強の二神を味方としたことを象徴しています。

境内には「上杉神社稽照殿」があり、上杉家伝来の遺品や重要文化財を収蔵・展示しています。特に、智将・直江兼続公の「愛」の字が刻まれた兜は有名で、歴史ファン必見の展示です。

年中行事と祭り
春の桜:境内や水堀沿いに約200本の桜が植えられ、4月中下旬には満開となり訪れる人を魅了します。

米沢上杉まつり(4月29日~5月3日):総勢千人を超える甲冑行列「上杉行列」や、戦国史上最大の戦いを再現する「川中島合戦」が繰り広げられ、米沢最大の祭りとして賑わいます。

上杉雪灯篭まつり(2月第2土曜・日曜):300基を超える雪灯篭と1,000基もの雪ぼんぼり(雪洞)にろうそくが灯され、幻想的な冬の夜を演出します。

松岬神社との関わり
上杉神社のすぐ近くには、摂社「松岬神社」が鎮座しています。ここには「なせば成る、なさねば成らぬ何事も」で知られる上杉鷹山公が祀られています。上杉神社とあわせて参拝することで、上杉家の歴史と精神をより深く感じ取ることができます。

上杉神社は、戦国最強の武将と称えられる上杉謙信公を祀るとともに、上杉家の歴史や文化を今に伝える神社です。勇壮な軍旗に象徴される信仰と武勇、直江兼続の遺品に代表される知略の伝承、そして桜や雪灯篭まつりに彩られる四季折々の風景など、歴史・文化・自然が融合した特別な場所です。米沢を訪れる際には、必ず立ち寄りたいパワースポットといえるでしょう。

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