米沢市上杉博物館

米沢市上杉博物館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

米沢市上杉博物館は、米沢城本丸跡地に位置し、上杉家ゆかりの貴重な文化財を所蔵している施設です。隣接する松が岬公園内には上杉謙信を祀る上杉神社や上杉鷹山の銅像があり、歴史的背景を感じながらの散策が楽しめます。博物館の最大のみどころは国宝「上杉本洛中洛外図屏風」。この屏風は織田信長から上杉謙信に贈られたもので、当時の京都の日常を繊細に描いています。館内には上杉家の歴史や文化を紹介する常設展示室と、さまざまなテーマの企画展示室があり、深く知ることができます。特に「鷹山シアター」では名君上杉鷹山の事績や、彼の言葉の背景を理解することができます。さらに、オリジナルグッズを取り扱うミュージアムショップでは、特別な記念品を手に入れることができます。歴史や文化を五感で体験し、米沢藩の魅力を深く知ることができる博物館です。

基本情報

名称
米沢市上杉博物館 (よねざわしうえすぎはくぶつかん)
所在地
〒992-0052 山形県米沢市丸の内1丁目2-1
アクセス
R米沢駅前から市民バス(市街地循環右回り路線)で約10分、上杉神社前下車
東北中央自動車道 米沢中央ICから車で約13分
駐車場
120台
営業時間
9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
定休日
5月~11月毎月第4水曜日 ・12月~3月毎週月曜日 ※月曜が休日の場合はその直後の休日でない日 ・年末年始
料金
常設展示室入館料
一般:410円
高校・大学生:210円
小中学生:110円
連絡先
電話番号: 0238‐26‐8001
公式サイト

マップ

詳細情報

米沢市上杉博物館は、山形県米沢市の松が岬公園(米沢城址)二の丸跡地に建てられた歴史・文化施設です。上杉家ゆかりの貴重な文化財や資料を数多く収蔵し、米沢の歴史と文化を学び、体感できる場として親しまれています。隣接する松が岬公園には、上杉謙信を祀る上杉神社や名君として知られる上杉鷹山の銅像があり、歴史散策とあわせて訪れることができます。

所蔵品と展示
国宝「上杉本洛中洛外図屏風」
博物館の最大の見どころは、国宝に指定されている「上杉本洛中洛外図屏風」です。天正2年(1574年)、織田信長から上杉謙信に贈られたと伝えられるもので、狩野派の筆とされています。屏風には約2,500人もの人々が身分を問わず描かれ、動物、植物、祭りや名所など、当時の京都の様子を生き生きと伝えています。普段はレプリカ展示ですが、春と秋の特別展で原本が期間限定公開されます。

国宝「上杉家文書」
日本で初めて武家文書として国宝に指定された「上杉家文書」も所蔵されています。上杉家の政治・外交・文化を知るうえで極めて貴重な資料群であり、展示を通じて戦国から江戸時代にかけての歴史を垣間見ることができます。

上杉鷹山の功績
九代米沢藩主・上杉鷹山は「成せばなる 成さねばならぬ 何事も」で知られる名君です。博物館では「鷹山シアター」にて彼の改革や理念を学ぶことができ、藩政の苦難や実像に迫る展示が行われています。

展示室の構成

常設展示室
上杉氏の米沢入部から始まり、藩政の変遷、上杉鷹山の事績に至るまでを体系的に紹介しています。また、「洛中洛外図の世界」では、国宝屏風に描かれた京都の街を疑似体験できるコーナーもあります。

企画展示室
置賜地方の歴史や上杉文化、美術に関する特別展を開催するほか、郷土ゆかりの作家や作品を取り上げる展示も行われています。関連する講演会や教育普及活動も積極的に実施されています。

体験学習室・情報ライブラリー
歴史を「みて・ふれて・たのしむ」をコンセプトに、子どもから大人まで歴史文化に親しめる学習スペースが整備されています。

周辺環境と施設
博物館は松が岬公園に隣接しており、園内には上杉謙信を祀る上杉神社や、上杉鷹山の銅像、直江兼続ゆかりの碑などが点在しています。館内のミュージアムショップでは、謙信や鷹山、直江兼続にちなんだオリジナルグッズや、米沢ならではの記念品を購入することができます。

また、会議室が2室整備されており、地域活動や研究会などの利用も可能です。平成18年度からは公益財団法人米沢上杉文化振興財団が指定管理者として運営しています。

米沢市上杉博物館は、国宝「上杉本洛中洛外図屏風」や「上杉家文書」をはじめとする数々の文化財を所蔵し、上杉家の歴史と米沢藩の文化を多角的に紹介する施設です。常設展示や企画展に加え、シアターや体験学習室などで歴史を五感で学ぶことができ、松が岬公園や上杉神社とあわせて訪れることで、米沢の歴史をより深く味わうことができます。

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