蔵王温泉

蔵王温泉|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

豊富な湯量と酸性の硫黄泉が特徴の蔵王温泉は、日本屈指の歴史を持つ温泉地です。温泉街は湯気が立ち上り、多数の旅館やホテルで賑わいます。この硫黄泉は美肌効果が高く、「美人づくりの湯」として知られ、多くの施設で源泉100%掛け流しの湯が楽しめます。蔵王温泉共同浴場では、「上湯」「下湯」「川原湯」という3つの浴場で湯めぐりが楽しめます。また、蔵王連峰や神秘的な「蔵王の御釜」も観光の魅力です。冬は東北最大級の「蔵王温泉スキー場」と、1月~2月にピークを迎える「蔵王の樹氷」が特徴的です。樹氷は「蔵王ロープウェイ」でのアクセスや夜の「樹氷ライトアップ」がおすすめです。蔵王温泉は、日本武尊の東征の際に発見され、時代とともに観光地として発展しました。東北屈指のリゾートとして、多くの観光客が訪れる山形県の代表的な温泉地として栄えています。

基本情報

名称
蔵王温泉 (ざおうおんせん)
所在地
山形県山形市蔵王温泉
アクセス
JR山形駅から山交バス蔵王温泉行きで37分、終点下車すぐ
駐車場
駐車場 なし
営業時間
各施設により異なります。
連絡先
電話番号:023-694-9328
公式サイト

マップ

詳細情報

蔵王温泉は山形県に位置し、伝承によれば1900年の歴史を持つ日本有数の名湯です。標高約900m、東北の名峰・蔵王連峰の中腹にあり、豊富な湯量と強酸性の硫黄泉が特徴です。温泉街には湯けむりが立ちのぼり、昔ながらの旅館から近代的なホテルまで多彩な宿泊施設が並びます。四季折々の自然や歴史ある街並みとともに、温泉そのものが大きな魅力となっています。

歴史
蔵王温泉は、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由が発見したと伝えられています。さらに、貞観15年(873年)の古記録には酢川温泉神社の記載があり、少なくとも1000年以上の歴史を有することが確認できます。江戸時代には蔵王権現への登山口として栄え、すでに観光リゾートとしての性格を帯びていました。
大正時代には道路や街灯、駐在所などの整備が進み、昭和に入るとスキー場とロープウェイが開業し、一大観光地として発展しました。その後も旅館やホテルが次々に建設され、現在では東北最大級のマウンテンリゾートとして国内外から多くの観光客を迎えています。

温泉の特徴と効能
蔵王温泉は強酸性の硫黄泉で、美肌効果の高さから「美人づくりの湯」と呼ばれています。硫黄泉には、次のような効果があると伝えられています。

美肌効果:皮膚の殺菌作用や角質を柔らかくする作用があり、肌を滑らかにするといわれています。
血行促進:血流を改善し、冷え性や疲労回復に効果が期待されています。
若返り効果:ムコ多糖タンパクを活性化し、肌や血管の老化防止に役立つとされています。
清浄作用:皮脂を洗い流すため「石鹸いらずの湯」と呼ばれることもあります。

温泉街には「上湯」「下湯」「川原湯」の3つの共同浴場があり、徒歩圏内で気軽に湯めぐりができます。さらに200人が同時に入浴できる「蔵王温泉大露天風呂」では、渓流のせせらぎや野鳥の声を聞きながら、自然に包まれた源泉かけ流しの湯を楽しむことができます。

観光の魅力
四季折々の自然
春:新緑とミネザクラが咲き、山一帯が瑞々しい彩りに包まれます。
夏:避暑地として人気があり、登山や高山植物の観賞が楽しめます。
秋:ナナカマドやミネカエデが紅葉し、山全体が鮮やかに色づきます。
冬:東北最大級の「蔵王温泉スキー場」と幻想的な「樹氷」が見どころです。

蔵王の御釜
蔵王連峰を代表する景観が、火口湖「御釜」です。標高1,600m付近にある直径約360mの円形火口湖で、季節や天候によって湖面の色が変化するため「五色沼」とも呼ばれています。

樹氷とスキー
冬の蔵王を象徴するのが「樹氷(スノーモンスター)」です。見頃は1月から2月で、地蔵岳山頂付近に広がる巨大な氷雪の造形を鑑賞できます。蔵王ロープウェイを利用すれば、スキーをしなくても樹氷観賞が可能で、夜にはライトアップイベントも行われます。

蔵王温泉は、強酸性の硫黄泉がもたらす美肌効果と、豊かな自然、歴史ある温泉街の風情を兼ね備えた温泉地です。四季折々の景観や登山、スキー、樹氷観賞といった多彩な楽しみ方ができ、東北を代表するリゾートとして多くの人々を魅了し続けています。

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