小樽運河

小樽運河

小樽運河は、かつて北海道開拓の重要な玄関口である小樽港の物流を助けるために作られました。大正12年(1923年)に完成したこの運河は、海岸の沖合いを埋め立てて造られた特別なもので、直線的ではなく緩やかに湾曲しています。しかし、時代の変遷により、昭和61年(1986年)には一部が埋め立てられ、散策路や街園が整備された今の姿に生まれ変わりました。
運河の全長は1140m、幅は場所によって20mから40mです。散策路には63基のガス灯があり、夕暮れ時には運河沿いの石造倉庫群が美しくライトアップされます。これらの倉庫はレストランやショップに再利用され、古い日本の風情と新しい活気が同居しています。特に、日没から深夜まで点灯するガス灯の光が運河を幻想的に照らし出し、観光客に夜の散策を楽しませています。
小樽運河は北海道観光のハイライトとして多くの人々に愛されています。その歴史的背景と美しい景観、さらには周辺のレストランやショップが魅力的な空間を作り出しています。初めて訪れる方でも、多彩な楽しみ方がありますので、是非とも訪れてほしいスポットです。小樽運河を散策する際には、時間に余裕をもって楽しむことをおすすめします。

基本情報

名称
小樽運河 (おたる‐うんが)
所在地
〒047-0007 北海道小樽市港町
アクセス
JR函館本線小樽駅から徒歩8分
駐車場
周辺のコインパーキング等をご利用ください。
営業時間
見学自由
連絡先
電話番号: 0134-32-4111 小樽市産業港湾部観光振興室
公式サイト

マップ

詳細情報

小樽港は北海道開拓の玄関口として発展してきました。当時は、大きな船を沖に泊め、はしけ(台船)を使って荷揚げしていましたが、取り扱う荷量が多くなり、運搬作業を効率的に行う必要が出てきました。艀が接岸できる距離を長くするために、海面を埋め立てることによってできたのが「小樽運河」です。
小樽運河は、大正12年に完成し、内陸を掘り込んだ運河ではなく、海岸の沖合いを埋立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴となっています。
しかし、時代が変わり戦後になると、港の埠頭(ふとう)岸壁の整備により、その使命は終わりを告げることとなりました。
昭和61年、運河は、十数年に及んだ埋立てを巡る論争の末に一部を埋立て、幅の半分が道路となり、散策路や街園が整備された現在の姿に生まれ変わりました。
運河の全長は1140mで、幅は道道臨港線に沿った部分は20m、北部(通称:北運河)は当初のまま40mとなっています。
散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されておりレストランなどに再利用されています。
夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を演出しています。

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