札幌もいわ山ロープウェイ|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

札幌市の中心部からアクセスしやすい標高531mの藻岩山は、ロープウェイとミニケーブルカーを乗り継いで山頂まで行ける人気スポットです。ゴンドラの大きな窓からは、札幌の街並みや石狩湾を望む絶景が広がり、空中散歩を楽しめます。山頂では「日本新三大夜景」に選ばれた夜景や、360度のパノラマが堪能でき、昼夜を問わず多くの人でにぎわいます。観光はもちろん、デートにもおすすめの絶景スポットです。

基本情報

名称
札幌もいわ山ロープウェイ (さっぽろもいわやまろーぷうぇい)
所在地
〒064-0942 北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7
アクセス
市電ロープウェイ入口から約8分
駐車場
駐車場 あり 120台
営業時間
(4~11月)10:30~22:00(上り最終21:30)
(12~3月)11:00~22:00(上り最終21:30)
定休日
悪天候時、整備点検時
料金
・ロープウェイ+ミニケーブルカー(展望台までの往復料金)
 大人2,100円、小人1,050円 
 ※幼児は大人1人につき2人まで無料

・ロープウェイ(展望台までの往復料金)
 大人1,400円、子供700円
 ※幼児は大人1名につき2名まで無料

・ミニケーブルカー(展望台までの往復料金)
 大人700円、子供350円
 ※幼児は大人1名につき2名まで無料
連絡先
電話番号:011-561-8177
公式サイト

マップ

詳細情報

藻岩山(もいわやま)は、標高531メートルの札幌市のシンボル的な山で、札幌市中心部からも近く、アクセスの良さと美しい自然環境で市民や観光客に親しまれています。アイヌ語では「インカルシペ(いつも上って見張りをするところ)」と呼ばれ、かつては見張り台であると同時に、神聖な山としても敬われてきました。

アクセスとロープウェイの概要
藻岩山の山頂までは、「もいわ山ロープウェイ」とミニケーブルカー「もーりすカー」を乗り継いでアクセスします。札幌市電「ロープウェイ入口」電停からは、無料のシャトルバスまたは徒歩で「もいわ山麓駅」へ向かいます。ロープウェイは約5分間で1,200メートルを移動し、中腹駅まで空中散歩が楽しめます。

このロープウェイは最大60名が乗車可能で、札幌市街地や石狩湾、遠くの山々まで見渡すことができます。なお、ゴンドラは札幌市の景観形成施策「さっぽろの景観色(景観70色)」に基づき、「えぞりす(オレンジ)」と「えぞふくろう(シルバー)」の2色が採用されています。

ロープウェイの運行は1958年(昭和33年)に開始されました。当初は8人乗りの小型ゴンドラでしたが、1971年にリニューアルされ、1972年の札幌冬季オリンピックに向けて現在の大型タイプへと改良されました。現在では年間を通して多くの観光客に利用されている人気の交通機関です。

中腹から山頂へ「もーりすカー」
中腹駅から山頂までは、世界初の2両連結・交互走行型のミニケーブルカー「もーりすカー」に乗り換えます。スイス製のこのケーブルカーは森林観察型で、森の中を静かに進む設計です。約2分間の乗車で、豊かな自然を感じながら山頂に到着します。

展望台と夜景の魅力
山頂の展望台からは、札幌市街をはじめ、石狩平野、石狩湾、さらに増毛暑寒別岳まで望む360度の大パノラマが広がります。特に夕暮れから夜にかけては、幻想的な夜景を楽しめるスポットとして高い人気を誇ります。

札幌市は2015年、一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローより「日本新三大夜景都市」に認定されており、藻岩山の夜景はその代表格です。澄み切った空気の中、宝石を散りばめたようにきらめく札幌の街明かりは、石狩平野に光のじゅうたんを敷き詰めたような美しさです。

恋人の聖地「幸せの鐘」と月の名所
藻岩山山頂には、2009年に「恋人の聖地」に認定されたスポット「幸せの鐘」があります。カップルで鐘を鳴らしたり、想いを込めた「愛の南京錠」を手すりに取り付けたりすることで、特別な記念を残せます。南京錠は中腹駅の「Mt. MOIWA SOUVENIR SHOP」や山頂のレストラン「ザ・ジュエルズ」で購入可能です。

さらに、藻岩山は「日本百名月」にも選ばれており、展望台から眺める月は、夜景とあいまって格別の風情を感じさせてくれます。

レストラン「ザ・ジュエルズ」
山頂には、ガラス張りの創作フレンチレストラン「ザ・ジュエルズ」があります。北海道産の旬の食材を使用した料理が楽しめ、約270度の展望を楽しめる店内は、まるで空に浮かんでいるかのような非日常のひとときを演出してくれます。記念日や特別な日のお食事にもぴったりです。

自然と登山も楽しめる
藻岩山は登山者にも人気があり、山頂へは5つの登山道(最短2.4km、最長4.5km)が整備されています。春から秋にかけては、軽装で登山を楽しむ市民や観光客でにぎわいます。

山の北側に広がる森林は、「藻岩山原始林」として国の天然記念物に指定されており、450種以上の植物が生息する自然の宝庫です。また、この森林は環境保全にも貢献しており、年間約600トンの二酸化炭素を吸収しているとされ、これは一般家庭約200世帯分の年間排出量に相当します。

藻岩山ロープウェイは、札幌市中心部から気軽に訪れることができ、自然・歴史・絶景・文化を一度に楽しめる貴重な観光スポットです。空中からの眺望や幻想的な夜景、「恋人の聖地」や登山ルート、豊かな原始林など、多彩な魅力が満載です。札幌を訪れる際は、ぜひ藻岩山を訪れて、心に残るひとときをお楽しみください。