白金青い池

白金青い池|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

「白金青い池」は、まるで異世界のような美しさを持つ、美瑛を代表する観光スポットです。この池は、十勝岳の防災工事中に美瑛川に作られた人造湖で、夢幻的な青色が人々を魅了しています。四季折々の表情が楽しめ、特に風のない晴れた午前中がおすすめです。この青さの秘密は、白金温泉街の「白ひげの滝」から流れるアルミニウム含有水と美瑛川の水が混ざり、コロイドが形成されることにあります。このコロイドが太陽の光を散乱させ、青く見えるのです。また、白金温泉水が川底を白くし、青さを際立たせています。遊歩道からの眺めも絶景で、静かに時間を過ごせます。美瑛に泊まり、この神秘的な風景をぜひ楽しんでください。

基本情報

名称
白金青い池 (しろがねあおいいけ)
所在地
〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金
アクセス
JR美瑛駅より車で約20分 道北バスで約20分
駐車場
有/普通車 270台 バス27台
営業時間
駐車場利用時間
5月・10月 AM 7:00~PM 6:00
6月~9月 AM 7:00~PM 7:00
11月~4月 AM 8:00~PM 9:30
定休日
無休
料金
無料
連絡先
電話番号: 0166-94-3355
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

北海道美瑛町にある「白金青い池」は、まるで異世界に迷い込んだかのような幻想的な風景が広がる、国内外で人気の観光スポットです。水面が青く輝くその美しさは「BIEI BLUE(ビエイブルー)」と称され、訪れる人々の心を魅了しています。

池の成り立ちと背景
白金青い池は、1988年の十勝岳噴火による土石流災害を防ぐために、美瑛川に設けられた防災用のブロック堰堤(えんてい)に水が偶然溜まったことで誕生した人造湖です。青い池を造る目的で作られたわけではありませんが、その不思議なまでに美しい青色が話題となり、今では美瑛町を代表する景勝地のひとつとなっています。

池の周囲には立ち枯れたカラマツが並び、水面に映るその姿と青い水の色が相まって、非常に幻想的な景観を生み出しています。

青く見える理由
白金青い池の水が青く見えるのは、白金温泉街の上流にある硫黄沢川などから流れ出るアルミニウム成分を含む水と、美瑛川の水が合流することで、目に見えない微粒子「コロイド」が発生するためと考えられています。

このコロイドに太陽光がぶつかることで、波長の短い青い光が特に強く散乱し、私たちの目には池の水が青く見えるのです。また、池底に広がる白い火山性の土壌が光を反射することで、青さがより際立っているとも言われています。

この神秘的な青色は、天候や時間帯、季節によって微妙に変化します。特に晴れて風のない午前中は、水面が静かに澄み、最も美しい青を見ることができるため、おすすめの時間帯です。

四季折々の魅力
白金青い池は、一年を通じてさまざまな表情を見せてくれることでも知られています。どの季節に訪れても異なる魅力を感じられるのが大きな特徴です。

春(4月〜5月)
春は雪解け水が流れ込み、池の水がやや緑がかった「グリーンブルー」になるのが特徴です。新緑の芽吹きとのコントラストが美しく、清らかな春の息吹を感じられます。まだ寒さが残る時期なので、防寒対策と足元の滑り止め対策も忘れずに。

夏(6月〜8月)
夏は一年の中でも最も水面の青さが鮮やかに見える季節です。晴れた日にはライトブルーの水面が広がり、周囲の深い緑とのコントラストが際立ちます。特に5月中旬から6月下旬にかけての初夏は水も澄んでおり、多くの観光客が訪れる人気の時期です。

秋(9月〜11月)
秋には周囲の木々が美しく色づき、紅葉と青い池のコラボレーションが楽しめます。紅葉の見頃は例年10月下旬から11月上旬にかけてで、色鮮やかな風景が池の青と見事に調和し、絶景を生み出します。

冬(12月〜4月)
冬になると池は完全に凍結し、辺り一面が雪に覆われた白銀の世界となります。立ち枯れたカラマツと雪景色が織りなす光景は、まるで静寂に包まれた別世界のようです。

また、例年11月から4月には夜間のライトアップも実施され、凍った池と周囲の雪景色がライトに照らされて幻想的な雰囲気を醸し出します。ライトアップには複数の照明パターンがあり、約10分ごとに切り替わる「光のストーリー」を楽しむことができます。空気の澄んだ夜空に輝く星々とともに、幻想的な時間を過ごすことができます。

周辺の観光情報
白金青い池の近くには、もうひとつの人気スポット「白ひげの滝」があります。白金温泉のすぐそばに位置し、岩の間から湧き出た地下水が高さ約30メートルの崖を流れ落ちる姿は迫力満点です。

この滝も四季折々の姿が美しく、特に冬には氷柱が垂れ下がり、滝全体が雪化粧することで、まるで氷の彫刻のような光景が広がります。こちらも冬季にライトアップが行われ、夜間にはより一層幻想的な雰囲気に包まれます。

現地での注意点と駐車場利用税
白金青い池はその美しさから多くの観光客が訪れるようになり、美瑛町ではオーバーツーリズムへの対応策として、2025年に「青い池駐車場利用税」制度を導入しました。

この制度は北海道内で初めて導入されたもので、駐車場を利用する観光客から税金を徴収し、その収益を自然環境の保全や観光施設の維持管理に活用することを目的としています。

訪問時にはこの制度の存在を理解し、ルールやマナーを守って観光を楽しみましょう。

白金青い池は、自然の偶然が生んだ神秘的な絶景です。春の新緑、夏の澄んだブルー、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとにまったく異なる表情を楽しめます。青く輝く水面の仕組みには科学的な興味もあり、その美しさは一度見ると忘れられないほどの魅力を持っています。

近隣には温泉や滝などの観光名所も点在しており、日帰りはもちろん、美瑛町に泊まってゆったりと自然を満喫する旅もおすすめです。四季折々の美しさを感じながら、「BIEI BLUE」の世界をぜひ体感してみてください。

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