
金森赤レンガ倉庫|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 金森赤レンガ倉庫 (かねもりあかれんがそうこ)
- 所在地
- 〒040-0053 北海道函館市末広町14-12
- アクセス
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩5分
- 駐車場
- ■1時間440円 以降30分毎に220円
■1,000円以上施設ご利用の方2時間まで無料 - 営業時間
- 9:30~19:00(閉館、時期により異なる)
- 定休日
- 年中無休
- 連絡先
- 電話番号:0138-27-5530
- 公式サイト
マップ
詳細情報
金森赤レンガ倉庫は、北海道函館市のベイエリアに位置する歴史的建造物群で、異国情緒あふれるレトロな雰囲気と、ショッピング・グルメ・イベントを楽しめる複合施設として全国的に人気を集めています。倉庫群の風格ある姿は、映画やテレビCMなどにも登場し、函館を代表するランドマークのひとつです。
歴史と沿革
金森赤レンガ倉庫の起源は、1887年(明治20年)。初代・渡邉熊四郎が既存の建物を買い取り、函館で最初の営業倉庫として「金森洋物店」を開業したのが始まりです。当時の函館は国際貿易港として発展しており、物流需要の増加に伴って倉庫も増築されていきました。
しかし、1907年(明治40年)の大火により、倉庫6棟が焼失。その後、1909年(明治42年)に耐火性に優れたレンガ造りで再建され、現在の赤レンガ倉庫群が誕生しました。
昭和期に入り、物流拠点としての役割が変化する中、1988年(昭和63年)に「函館ヒストリープラザ」が開業。以降、歴史的建造物を活かした商業施設群として再活用され、観光・文化・ショッピングが融合する複合エリアとして進化を遂げました。現在も一部の倉庫は現役の営業倉庫として使用されています。
主な施設と見どころ
金森赤レンガ倉庫は、以下の4つのエリアに分かれており、約50の多彩な店舗が入居しています。
1. BAYはこだて
かつて日本郵船が所有していた倉庫をリノベーションした施設で、運河を挟んだ2棟が橋で結ばれています。ファッションや雑貨、カフェ、レストランが立ち並び、オルゴール作りや革細工といったクラフト体験も楽しめます。
また、隣接する岸壁からは**「金森ベイクルーズ」**が出航し、函館湾を約15分で周遊できます。クルーズ中にくぐる「七財橋」は、スリルとユーモアを感じられる名物スポットです。
2. 金森洋物館
創業当時の「金森洋品店」にちなんで名付けられたこのエリアには、レンガ造りの倉庫を活かした雑貨・アクセサリー・キャラクターグッズ・ジュエリーショップなどが並びます。
無料で遊べる**「ブリックラボ」や、クリスマスシーズンに特設される「サンタ郵便局」**など、ファミリー向けコンテンツも充実しています。
3. 函館ヒストリープラザ
ここでは、明治時代のビアホールの雰囲気を再現した「函館ビヤホール」が名物です。サッポロビールの工場直送樽生ビールや、道南産の旬の食材を使った地産地消メニューが堪能できます。
レトロな木柱や梁、レンガ壁など、当時の建築美を残した内装も見どころの一つです。
4. 金森ホール
音楽ライブ、演劇、映画上映などが行われる多目的ホールで、地元文化の発信拠点となっています。結婚式やパーティ会場としても利用され、多彩なイベントが開催されています。
季節のイベント
特に注目されるのが、冬の風物詩「はこだてクリスマスファンタジー」です。赤レンガ倉庫の海側に、カナダから運ばれた巨大クリスマスツリーが海上に浮かべられ、約15万球の電飾で幻想的にライトアップされます。
夕方18時の点灯に合わせて行われる打ち上げ花火や、会場限定のスープバーも人気。さらに「プレミアムレッドツリー」と呼ばれる赤色点灯日は、特別な雰囲気に包まれ、SNS映えスポットとしても注目を集めています。
金森赤レンガ倉庫は、JR函館駅から徒歩約15分の好立地にあります。函館朝市から七財橋を渡ると、港と山に囲まれた美しい風景の中に、赤レンガの倉庫群が姿を現します。
背後には函館山、目の前には函館港という絶景に囲まれたこのエリアは、函館の歴史と自然を同時に味わえる絶好のロケーションです。
金森赤レンガ倉庫は、函館の港町としての歴史と文化、そして現代的な魅力を同時に体感できる貴重なスポットです。レンガ造りの重厚な建物に宿る歴史の面影を活かしながら、買い物、食事、体験、アートなど、多彩な楽しみを提供してくれます。