
六本木ヒルズ|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
この街は「参加する街」を掲げ、多様な人々が集い、対話を交わし、新しいアイディアやビジョンを生み出します。特に森ビルが推進する「タウンマネジメント」のもと、人々との絆を深め、街全体が一体となって動きます。開業から約20年が経過しても、依然として4,000万人を超える年間来街者数を誇り、そのダイナミズムは衰えを知りません。
経済だけでなく、文化や人々の「豊かさ」に焦点を当てた21世紀の都市モデルとして、六本木ヒルズは世界からも注目されています。200以上のショップとレストラン、TOHOシネマズ、グランドハイアット東京など、多様な施設で「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」といった人々の様々なニーズに応えるこの街は、東京の未来を切り開く重要な拠点として、今後もその発展を続けるでしょう。
基本情報
- 名称
- 六本木ヒルズ (ろっぽんぎひるず)
- 所在地
- 〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1
- アクセス
- 東京メトロ H日比谷線H04「六本木駅」1C出口徒歩0分(コンコースにて直結)
都営地下鉄 E大江戸線E23「六本木駅」3出口徒歩4分
都営地下鉄 E大江戸線E22「麻布十番駅」7出口徒歩5分
東京メトロ N南北線 N04「麻布十番駅」4出口徒歩8分 - 駐車場
- 有料駐車場あり
六本木ヒルズ内の駐車場利用可 - 営業時間
- 施設によって異なる
- 連絡先
- 電話番号:03-6406-6000
- 公式サイト
マップ
詳細情報
六本木ヒルズは、東京都港区六本木に位置する大規模複合施設です。2003年に開業して以来、「文化都心」というコンセプトのもと、ショッピング、食、アート、ビジネス、居住空間など、多彩な機能を一体的に備えた都市の象徴として発展を続けています。森ビルが主導したこの再開発プロジェクトは、「ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)」という都市づくりのビジョンを体現する場となっています。
主な施設と見どころ
1. ショップ・レストラン
六本木ヒルズには、約200のショップやレストランが集まっており、ラグジュアリーブランドからカジュアルなカフェまで幅広い選択肢があります。けやき坂通りやウェストウォークには、ルイ・ヴィトン、グッチ、カルティエ、ロレックスといったハイブランドの店舗が立ち並び、過去にはフランス料理の巨匠ジョエル・ロブション氏のレストランも営業しており、洗練されたショッピングとダイニング体験を提供していました。
2. 森美術館・森アーツセンターギャラリー
六本木ヒルズ森タワーの最上階53階には現代アートの美術館「森美術館」があり、国内外の先鋭的なアーティストによる企画展を中心に、ファッション、建築、写真、映像など多ジャンルのアートを紹介しています。
52階には「森アーツセンターギャラリー」があり、世界的美術館の名作展からアニメ・映画・デザイン関連の企画展まで、幅広く高品質な展示が開催されています。両施設は展望台「東京シティビュー」と連携し、アートと眺望を一体で楽しめる文化空間を形成しています。
3. 東京シティビュー(展望台)
52階にある屋内展望台「東京シティビュー」は、海抜250メートルに位置し、360度ガラス張りの大パノラマを楽しめます。天気の良い日には、東京のビル群や東京タワー、スカイツリー、さらには富士山まで一望できます。展望空間ではアート展示も行われており、訪れる人々に視覚的刺激と新たな発想をもたらします。
4. 六本木ヒルズ森タワー(オフィス)
六本木ヒルズの中心にそびえる森タワーは、地上54階建て・高さ238メートルの超高層ビルです。7階から48階には国内最大級の規模を誇るオフィススペースがあり、多くの国際的企業やメディアが拠点を構えています。最上層には、文化施設や会員制クラブなどが入っています。
5. 六本木ヒルズクラブ
51階にある会員制の「六本木ヒルズクラブ」は、世界中のインフルエンサーやクリエイターが集う社交の場です。眺望の良さと洗練されたインテリアが特徴で、7つのレストランと2つのバーが提供する最高級のもてなしが魅力です。
6. 毛利庭園
六本木ヒルズの中心に位置する毛利庭園は、日本庭園の様式で設計されており、都会の喧騒を忘れさせてくれる静かな空間です。春には梅や桜が咲き、秋には紅葉が美しく、四季折々の風景を楽しむことができます。
7. TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
六本木地区初のシネマコンプレックスとして開業したTOHOシネマズは、最新鋭の映像・音響設備を備えた映画館です。話題の邦画・洋画に加え、舞台挨拶や特別上映、試写会などのイベントも多く開催されています。
再開発の背景と経緯
六本木ヒルズの位置する六本木六丁目地区は、かつて木造住宅や狭い道路が入り組む、老朽化が進んだエリアでした。1986年に再開発誘導地区に指定され、森ビルとテレビ朝日を中心に再開発が本格化しました。約15年にわたる準備と調整を経て、2000年に工事が着工、2003年に六本木ヒルズが開業しました。
この再開発には、権利者約400件が参加しており、都市再開発事業としては日本でも稀に見る規模と合意形成の成功例となっています。
デザインとコンセプト
建築と空間設計
森タワーの建築デザインは、ニューヨークの著名な建築事務所KPF(コーン・ペダーセン・フォックス)が担当しました。日本の「甲冑」や「折り紙」をイメージしたデザインで、重厚感と軽やかさを兼ね備えた外観が特徴です。
商業エリアの空間設計は、森ビルの設計チームと国内外の建築家によって手がけられ、「歩きたくなる街」を実現するために、「間(ま)」を意識した動線設計が採用されています。歩くごとに景色が変化し、自然の要素が随所に取り入れられているため、訪れる人々が街全体を楽しむことができます。
六本木ヒルズが目指す都市のあり方
六本木ヒルズは、「アイディアが生まれる都市」、「open-mindな人を育てる街」として、人と人との対話や交流、新たな価値の創造を促す都市を目指しています。住む人、働く人、訪れる人が皆、参加し合い、都市の成長をともに担うという思想が根幹にあります。
文化、経済、国際性の融合により、開業から20年以上経った今も、グローバルに活躍する人々や年間4,000万人以上の来街者を引きつけています。
六本木ヒルズは、単なる商業施設ではなく、「都市の未来像」を描き出す試みの結晶です。買い物や食事、芸術鑑賞といった日常的な体験から、ビジネスや国際交流、創造的な出会いまで、多層的な都市体験が可能な場となっています。東京という世界都市において、六本木ヒルズは今後も先進的な都市モデルとして注目され続けるでしょう。
訪れるたびに新しい発見があり、世界と対話を続けながら、東京の未来を形作っていく街。それが六本木ヒルズです。