
東京都美術館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 東京都美術館 (とうきょうとびじゅつかん)
- 所在地
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
- アクセス
- JR上野駅公園口より徒歩7分、
京成電鉄京成上野駅池の端口より徒歩10分、
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩10分 - 駐車場
- 駐車場 なし
- 営業時間
- 開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)
※特別展開催中の金曜日:9:30~20:00 - 定休日
- 休館日 : 第1・3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)
- 料金
- 収蔵展無料 特別展有料
- 連絡先
- 電話番号: 03-3823-6921
- 公式サイト
マップ
詳細情報
東京都美術館は、1926年(大正15年)に日本で初めての公立美術館として開館しました。なお、開館当時は大正15年の末期で、翌1927年(昭和2年)にかけての開館でした。以来、上野の森にレンガ色のタイル貼りの建物が特徴的な美術館として、美術の殿堂の役割を果たしています。
展覧会と事業内容
東京都美術館では、国内外の名品を楽しめる特別展をはじめ、多彩な自主企画展や美術団体による公募展など、年間を通じて数多くの展覧会を開催しています。特に、世界的に著名な作品を紹介する大型の特別展は多くの来館者を集めています。
さらに、美術館は単に作品を鑑賞する場所にとどまらず、「アート・コミュニケーション事業」を通じて人と作品、人と人、人と場所をつなぎ、アートを介したコミュニティづくりにも力を入れています。子どもや障害のある方を対象とした特別鑑賞会など、多様なプログラムを実施し、誰もが気軽にアートに触れられる環境を提供しています。
建築と施設
現在の東京都美術館の建物は、1975年(昭和50年)に日本のモダニズム建築の巨匠である前川國男によって設計されました。これは開館当初の建物とは異なり、上野公園の自然環境と調和した都市空間の中に美しく建てられたモダニズム建築です。来館者にとっての大きな魅力の一つとなっています。
館内には、無料で利用できる常設スペースのほか、ミュージアムショップ、カフェ、レストランなども併設されており、展覧会を観た後のひとときをゆったりと過ごせます(一部の特別展は有料です)。
東京都美術館の使命と4つの役割
2012年のリニューアルに合わせて、東京都美術館は「都民のための美術の振興」を使命とし、以下の4つの役割を掲げています。
世界と日本の名品に出会える美術館
伝統を重視しながら新しい息吹を融合させる美術館
人々の交流の場となり、新しい価値観を生み出す美術館
芸術活動を活性化し、鑑賞体験を深める美術館
これらを具現化するために、展覧会事業、公募展事業、アート・コミュニケーション事業、アメニティ事業の4つの柱で運営されています。
主な10の事業内容
特別展
報道機関と共催し、世界と日本の名品に出会える大型展覧会を開催しています。
企画展
「アーツ&ライフ展」「現代作家展」「アーツ&ケア展」などのテーマに沿った展覧会を毎年実施しています。
コレクション展
東京都美術館の所蔵品や都立美術館・博物館のコレクションを紹介する展覧会を開催しています。
公募団体展
絵画、彫刻、工芸、書などの公募団体による展覧会を年間約40会期、約250団体が開催しています。
学校教育展
教育機関の支援として児童・生徒・学生の作品発表の場を提供しています。
公募展活性化事業
・「上野アーティストプロジェクト」では優れた現代作家を選定し紹介。
・「都美セレクション グループ展」では新しい発想の作家グループを支援しています。
アート・コミュニケーション事業
東京藝術大学との連携事業「とびらプロジェクト」や上野公園の文化施設連携による「Museum Start あいうえの」など、幅広いプログラムを展開。障害のある方やシニア世代を対象とした参加型プログラムも充実しています。
佐藤慶太郎記念 アートラウンジ
東京都美術館創設に寄与した佐藤慶太郎氏の名を冠したラウンジを運営し、展覧会情報やアーカイブ資料の展示を行っています。
美術情報室・アーカイブズ
約5万冊の図書や雑誌、約6,000件のアーカイブ資料を収蔵し、閲覧室として提供しています。
ミュージアムショップ・レストラン・カフェ
生活を豊かにするグッズを扱うショップや、館内でくつろげるレストランやカフェを運営しています。
東京都美術館は、開館以来「アートへの入口」として、すべての人に開かれた美術館を目指してきました。豊かな歴史と名品を楽しめる展覧会、多彩な企画と教育プログラム、心地よい建築空間、そして来館者の交流を育む多様な事業によって、多くの人々の「心のゆたかさの拠り所」となっています。