花見山公園 |観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

花見山公園は、写真家・故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称えた福島市渡利地区の花の名所です。花木農家の阿部伊勢次郎氏が生活のために植えた木々が見事に咲き誇り、1959年に畑を一般開放したことから始まりました。春にはウメ、トウカイザクラ、ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウ、ハナモモなど約70種類の花々が次々と咲き競い、山全体が色鮮やかに染まる様子は圧巻です。山頂からは吾妻連峰や福島市街地を望む絶景も楽しめ、今では国内外から多くの観光客が訪れる福島を代表する観光スポットとなっています。

基本情報

名称
花見山公園  (はなみやまこうえん)
所在地
〒960-8141 福島県福島市渡利地内
アクセス
福島駅東口⑧番のりばより乗車、花見山入口バス停で下車、徒歩約25分。
※桜のシーズンは、花見山公園臨時バス「花見山号」が運行されます。
駐車場
駐車場 あり
営業時間
散策自由
定休日
年中無休
料金
入園無料
連絡先
電話番号:024-531-6428
公式サイト

マップ

詳細情報

花見山公園は、福島市渡利地区にある全国的にも名高い花の名所です。日本を代表する写真家・故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称え、毎年のように訪れて撮影を重ね、全国に紹介したことで広く知られるようになりました。園内と周辺は花木農家が代々大切に育ててきた花木畑や小川、里山の原風景が広がり、訪れる人々を魅了します。

公園の始まりは、大正時代から昭和初期にかけて、養蚕から花木栽培へと転じた阿部家が自宅前の雑木林を開墾し花を植えたことでした。その美しさを多くの人に楽しんでもらいたいとの想いから、1959年(昭和34年)に畑を一般開放し、以来福島を代表する観光名所として親しまれています。

春になると、ウメ、トウカイザクラ、ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、ハナモモ、モクレンなど約70種類もの花々が時期を少しずつずらして咲き競い、山全体が淡いピンクや黄色に染まる様子はまさに百花繚乱の光景です。種類が多いため、見頃は3月下旬から4月下旬にかけて続き、訪れる時期ごとに異なる表情を楽しめます。ふもとでは地元の小学生が植えたナノハナも彩りを添えています。

山頂からは福島市街地を眼下に望めるほか、吾妻連峰や安達太良連峰の雄大な姿を背景に花々を楽しむことができます。春先には吾妻小富士の残雪が「吾妻の雪うさぎ」と呼ばれる形を描き、花々とのコントラストが訪れる人々を喜ばせます。

園内には30分・45分・60分と選べる散策コースが整備されており、体力や予定に合わせて花見山の景観を楽しむことができます。また、ボランティアガイド「ふくしま花案内人」による解説を聞きながら散策することもでき、花々の魅力をより深く知ることができます。

福島の春を象徴する花見山公園の風景は、まさに「桃源郷」。色とりどりの花のパッチワークに包まれて、夢のようなひとときを過ごすことができます。今では国内外から多くの観光客が訪れ、福島市が全国に誇る観光スポットとなっています。