岩手県立美術館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

岩手県立美術館は、2001年に盛岡市中央公園、新文化ゾーン内に開館しました。館のコレクションは、郷土の美術家、萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武らの作品を中心としています。また、これらの常設展示に加えて、国内外の企画展や講演会、ワークショップなど、美術愛好者を対象とした様々なイベントが盛りだくさんです。特筆すべきは、グラフィックデザイナー福田繁雄によるロゴマークです。IWATEの「I」、MUSEUMの「M」、ARTの「A」を用い、緋色の「I」は東北の情熱を象徴しています。館内にはミュージアムショップや岩手の食材を使用したレストランもあります。この美術館は、歴史と現代の融合を体験できる場所として、多くの人々に愛されています。

基本情報

名称
岩手県立美術館 (いわてけんりつびじゅつかん)
所在地
〒020-0866 岩手県盛岡市本宮松幅12-3
アクセス
JR盛岡駅から岩手県交通盛南ループ200下川原先回りバスで13分、県立美術館前下車すぐ
駐車場
駐車場 あり 131台
営業時間
9:30~17:30(閉館18:00)
定休日
月曜日休館(祝休日の場合開館、直後の平日休館)、12月29日~1月3日 
料金
大人450円/学生340円/高校生以下無料
連絡先
電話番号:019-658-1711
公式サイト
キーワード

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詳細情報

岩手県立美術館は、2001年10月6日に盛岡市中央公園の「新文化ゾーン」に開館しました。盛岡駅西側に位置し、豊かな自然環境と都市空間が調和した文化拠点として、多くの人々に親しまれています。博物館法に基づく登録博物館でもあり、地域における芸術文化の核を担っています。

建築と施設の特色
設計は岩手県教育委員会美術館整備室および株式会社日本設計によるもので、延床面積は約13,000㎡を誇ります。施設の中心には南北に長く広がる大空間「グランドギャラリー」が配置され、周辺の地形や都市軸に呼応しつつ、公園の広がりを取り込み、雄大な岩手山へと開かれた構造になっています。
展示室はシンプルな造りで、鑑賞に集中できるよう余計な装飾を排し、自然光を制御して作品保存に最適な環境を整えています。収蔵庫は外気と直接接しない設計となっており、温湿度管理にも十分に配慮されています。館内にはミュージアムショップや岩手の食材を活かしたレストランも備え、来館者がゆったりと過ごせる空間が広がっています。

コレクションと展示
同館のコレクションは、岩手ゆかりの美術家である萬鐵五郎(洋画家)、松本竣介(画家・文筆家)、舟越保武(彫刻家)の三人を柱としています。彼らの作品はそれぞれの個人展示室に収蔵されており、近代から現代に至る岩手の美術の流れをたどることができます。
常設展示は年間4回の入れ替えで行われ、学芸員による解説プログラム「コレクショントーク」(毎月第2・第4土曜開催)も好評を博しています。企画展示室では、国内外の優れた近・現代美術をテーマごとに紹介し、地域を超えた多彩な美の世界に触れることができます。

活動とイベント
岩手県立美術館は、単に作品を展示する場にとどまらず、参加体験型の活動を積極的に展開しています。講演会、ワークショップ、シネマ上映、コンサートなど、多彩なイベントが年間を通じて催され、幅広い世代がアートに親しめる環境を提供しています。企画展の観覧券でコレクション展も鑑賞できる仕組みもあり、来館者にとってより魅力的な体験となっています。

ロゴマークについて
岩手県立美術館のシンボルマークは、世界的に活躍したグラフィックデザイナー・福田繁雄氏によって制作されました。
「IWATE」の“I」、「MUSEUM」の“M」、「ART」の“A”を主要要素とし、「IMA」の形を基盤に調和と力強さを表現しています。IからMへのひねりは歴史と伝統の流れを象徴し、Aの右に伸びる線は未来への希望と夢の広がりをイメージしています。Iの色彩には、日本古代色の緋色(ひいろ)が用いられ、漆の強さとともに東北の情熱を象徴しています。

岩手県立美術館は、郷土の美術家の作品を継承・発展させながら、国内外の多彩な企画展や体験プログラムを通じて美術文化を広める場として機能しています。自然と都市の調和を意識した建築、充実したコレクション、そして地域文化を未来へつなぐ活動の数々により、開館以来、多くの人々に愛され続けています。

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