釧路湿原

釧路湿原|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

釧路湿原は、北海道東部に広がる28,788haの日本最大の湿原で、7,863haはラムサール条約に登録。野生のタンチョウやオジロワシ等、絶滅危機に近い動植物が生息し、美しい原風景が広がります。6つの展望台からは、季節ごとに変化する豊かな景観や生態系を観察できます。また、春から秋にかけては、「くしろ湿原ノロッコ号」で湿原の絶景を楽しむことができ、四季折々の風景を満喫できます。釧路川のカヌーツアーでは、手つかずの自然を間近で感じられます。約700種の植物と1,300種の動物が暮らす釧路湿原は、大自然と一体になれる魅力的な観光地です。

基本情報

名称
釧路湿原 (くしろしつげん)
所在地
北海道釧路市北斗6-11 (釧路市湿原展望台)
アクセス
JR釧路駅から阿寒バス鶴居方面行きで約30分、「湿原展望台」下車徒歩すぐ
車:道東道阿寒ICから国道240号・38号、道道53号経由30km
駐車場
100台
営業時間
8:00~18:00(10~3月は9:00~17:00)
定休日
無休
料金
【入館】大人480円、高校生250円、小・中学生120円
連絡先
電話番号:0154-56-2424
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

釧路湿原は、北海道東部に広がる日本最大の湿原で、総面積は28,788ヘクタールに及びます。そのうち7,863ヘクタールは、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録されており、世界的にもその自然環境の価値が高く評価されています。1987年には、湿原を主題とする日本で初めての国立公園「釧路湿原国立公園」に指定されました。

この湿原は、かつて「役に立たない土地」と見なされていましたが、戦後の食糧不足に伴う農地開発や市街地開発により自然が失われるなかで、その豊かな生態系の価値が見直され、保護活動が本格化しました。その結果、現在では日本を代表する自然観光地の一つとなっています。

成り立ちと特徴
釧路湿原は、今から約4,000〜6,000年前までは海の一部でした。海水が引いた後、長い年月をかけて泥炭や土砂が堆積し、広大な湿原が形成されました。約3,000年前には、湿原の東側にある塘路湖、シラルトロ湖、達古武湖などの海跡湖(かいせきこ)を残して、現在の地形が整いました。

湿原は「ヨシ・スゲ湿原」「ミズゴケ湿原」「中間湿原」の3つのタイプに分類されますが、その大部分はヨシやスゲが広がる「ヨシ・スゲ湿原」で占められています。これらの植生は、日本の原風景を思わせる雄大な景色をつくり出しています。

生態系と野生動植物
釧路湿原には、約700種の植物と約1,300種の動物が生息しています。代表的な動物には、国の特別天然記念物であり、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されるタンチョウがいます。ほかにも、オジロワシ、キタサンショウウオ、日本最大の淡水魚イトウなど、絶滅の危機にある貴重な種が多く確認されています。

また、エゾシカ、キタキツネ、エゾフクロウ、アオサギなど、多様な哺乳類や鳥類も生息しており、鳥類は約200種、昆虫類は約1,100種、哺乳類は約39種にのぼります。釧路湿原は、日本でも屈指の生物多様性を誇る地域です。

展望台と遊歩道
釧路湿原の魅力を間近で感じるには、展望台や遊歩道の利用がおすすめです。6つの主要な展望台からは、広大な湿原の風景や生き物たちの様子を、季節や時間ごとの表情とともに観察することができます。

主な展望台
釧路市湿原展望台:ヨーロッパの城を思わせる外観が特徴で、1984年に開設されました。館内には湿原に関する展示コーナーがあり、2.5kmのバリアフリー対応木道も併設されています。

細岡展望台(釧路町):釧路川の蛇行と湿原全体を一望できる絶景スポットで、特に夕日の美しさで知られています。隣接のビジターラウンジでは軽食や写真展示なども楽しめます。

夢ヶ丘展望台:釧路町の達古武地区に位置し、270度の大パノラマが広がる展望台です。道中では湿原の植物や「ヤチボウズ」なども観察できます。

コッタロ湿原展望台:国立公園の特別保護地区に指定されたエリアにあり、キタヨシ・ミドリグサなど、恐竜時代を彷彿とさせるような景色が広がります。野鳥観察にも最適です。

サルボ展望台/サルルン展望台:塘路湖や周囲の湖沼群、阿寒岳や斜里岳などの山並みを一望でき、観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」や「SL冬の湿原号」の撮影スポットとしても人気です。

遊歩道
湿原周辺には複数の遊歩道が整備されており、自然とのふれあいを体感できます。特に「温根内木道」は、温根内ビジターセンターを起点とした約1時間のルートで、ハンノキ林やワタスゲの群生など、季節ごとの植生や野鳥を楽しめます。7~8月にはホタルの鑑賞、冬にはスノーシューでの散策も可能です。

自然体験と観光列車
くしろ湿原ノロッコ号
JR北海道が運行する臨時観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、4月下旬から10月にかけて釧路駅~塘路駅間を結びます。所要時間は約50分で、釧路湿原の景色をパノラマのように楽しめる人気列車です。野生動物に遭遇した際には、減速や停車して観察することもあります。

カヌーツアー
釧路川では、カヌーに乗って静かな水面から湿原を眺めることができます。エゾシカやタンチョウなどを目にしながら、自然の中で過ごすひとときは、訪れる人々に深い感動を与えてくれるでしょう。

釧路湿原は、雄大な自然、美しい原風景、そして貴重な動植物が共存する北海道を代表する自然観光地です。かつて「不毛の地」とされていたこの場所は、多くの人々の努力により守られ、その価値が国内外で認められるようになりました。

展望台や遊歩道、観光列車、カヌーツアーなど、さまざまな方法で湿原の魅力を満喫できる釧路湿原では、四季折々の変化や多様な生態系に触れることができます。北海道を訪れる際には、ぜひこの豊かな自然との一体感を味わってみてください。

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