明月院 |観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

明月院は、鎌倉にある臨済宗建長寺派の寺院で、本尊に聖観音菩薩坐像を祀ります。6月には約2500株のヒメアジサイが境内を青一色に染め、「明月院ブルー」として親しまれます。奥の菖蒲園では花しょうぶも鑑賞できます。本堂の丸窓「悟りの窓」からは美しい後庭園を望め、鎌倉最大級のやぐらも見どころです。四季折々の花が境内を彩り、「花の寺」として一年を通して楽しめます。

基本情報

名称
明月院  (めいげついん)
所在地
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
アクセス
JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩10分
駐車場
周辺の有料駐車場をご利用ください。
営業時間
9:00-16:00
6月は8:30-17:00(受付終了16:30)
定休日
無休
料金
高校生以上:500円
小中学生:300円
連絡先
電話番号: 0467-24-3437
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

明月院は、鎌倉市山ノ内に位置する臨済宗建長寺派の寺院で、本尊に聖観音菩薩坐像を祀ります。谷戸地形の豊かな自然に包まれた境内は「アジサイ寺」として全国的に知られ、特に6月には約2,500株のヒメアジサイが淡い青から深い藍色へと変化し、“明月院ブルー”として多くの参拝者を魅了します。しかしその魅力は紫陽花にとどまらず、長い歴史、四季を彩る花々、禅の思想を感じる建造物、そして鎌倉最大級のやぐらなど、多彩な見どころを備えた寺院です。

【歴史】— 1159年の創建に始まり、鎌倉仏教の発展を支えた寺
明月院の起源は、平安末期の1159年(平治元年)にさかのぼります。平治の乱で戦死した武将・首藤俊通(しゅとうとしみち)を弔うため、子の山ノ内経俊がこの地に「明月庵」を建立したのが始まりです。
その後、この地は鎌倉幕府と深く関わりながら発展していきます。
• 1256年(康元元年)
五代執権・北条時頼が出家のために最明寺を建立し、晩年をここで過ごしました。
• 時頼没後、時宗が禅興寺を創建
八代執権・北条時宗が最明寺跡に禅興寺(ぜんこうじ)を創建し、開山には高僧・蘭渓道隆を迎えました。
• 1380年(康暦2年)
鎌倉公方・足利氏満の命を受け、関東管領・上杉憲方が禅興寺を中興。寺領は大きく拡大され、この際に明月庵は「明月院」と改称され、塔頭の筆頭とされました。
憲方の法名「明月院殿」は、この寺名に由来します。
室町時代、禅興寺は関東十刹の第一位に選ばれるほどの名刹となりましたが、明治初期に廃絶。現在は、塔頭であった明月院のみが残り、その歴史を現在まで伝えています。

【庭園・伽藍の見どころ】— 禅の精神と自然美が織りなす空間
● ◎ 本堂の丸窓「悟りの窓」(通称)
本堂にある大きな円窓は、一般に「悟りの窓」と呼ばれています(正式名称ではなく通称です)。円形は悟り・真理・宇宙の象徴とされ、見る人の心の状態によって感じ方が変わるとも言われます。
この窓から望む後庭園は、まるで絵画の一場面のように整えられています。後庭園は通常非公開ですが、初夏のハナショウブ開花期と秋の紅葉期にのみ公開され、多くの参拝者を魅了します。

● ◎ 鎌倉最大級の「明月院やぐら」
境内奥に位置する「明月院やぐら」は、鎌倉でも最大級の規模を誇る横穴式の墓所です。
間口約7m・奥行約6m・高さ約3mとされ、鎌倉期のやぐらでは類を見ない大きさです(寸法は文献により若干差があります)。
内部には上杉憲方の墓と伝わる宝篋印塔が安置され、さらに壁面には釈迦如来・多宝如来、十六羅漢の浮き彫りが施されていることから「羅漢洞」とも呼ばれています。芸術性・歴史性ともに非常に高い貴重な史跡です。

● ◎ 枯山水庭園・瓶ノ井・北条時頼の墓
境内には、禅の精神を象徴する枯山水庭園や、鎌倉十井のひとつ「瓶ノ井(かめのい)」、北条時頼の墓など、鎌倉中世の歴史を感じさせる遺構が点在しています。

【季節の花】— 明月院は“四季の花寺”としても魅力的
■ 春
• 枝垂れ桜(参道周辺は特に見事)
• 梅、ユキヤナギ、ボケ、ハクモクレン
• 新緑が美しい苔庭
春の明月院は意外にも静かで、ゆったりと散策が楽しめる穴場の季節です。
■ 初夏(5〜6月)— 明月院ブルーの季節
• 約2,500株のヒメアジサイ
• 時期により淡青 → 濃藍へ変化
• ハート型の紫陽花に出会えることも
• 菖蒲園が特別公開
混雑しますが、16時以降は比較的落ち着いて鑑賞できます。
■ 夏
• ハナショウブ
• ナツツバキ
• イワタバコ(岩肌に咲く珍しい紫の花)
■ 秋
• カエデの紅葉、イチョウの黄葉
• ハギ、シュウメイギク、キンモクセイ
• 後庭園が紅葉期に特別公開
特に丸窓越しの紅葉は、息をのむ美しさです。
■ 冬
• ロウバイ、ウメ
• クリスマスローズ
• 冬ならではの静寂に満ちた景観
一年を通じて花が絶えないことから「花の寺」とも呼ばれています。

【明月院の“うさぎ”】— 月と縁のある癒やしの存在
寺名の「月」から「月うさぎ」が連想され、境内には多くの“うさぎスポット”があります。
• 入口付近の「ウサギとカメ」の像
• 「ウサギの宇宙ステーション」と名付けられたうさぎ小屋
• 愛らしい姿が楽しめるフォトスポット
季節の花とともにうさぎたちの姿に癒やされる、人気のスポットです。

【花想い地蔵】— 四季の花を抱く優しいお地蔵さま
開山堂前に立つ「花想い地蔵」は、季節の花を優しく抱き、参拝者の心を和ませる存在です。紫陽花の時期には手に持つ花もアジサイとなり、アクセサリーを身につけた姿も話題です。
そばの立札には
「花は別れの悲しみを癒すもの」
と記され、訪れる人々に静かな慰めを与えています。

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