長谷寺 |観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 長谷寺 (はせでら)
- 所在地
- 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
- アクセス
- 江ノ電「長谷駅」から徒歩5分
JR「鎌倉駅」東口バス停から「長谷観音」下車、徒歩5分 - 駐車場
- 駐車場 あり 普通車30台
- 営業時間
- 拝観時間/入館時間
【通常期間(7月~3月)】
8時00分〜16時30分(閉山17時00分)
【延長期間(4月〜6月)】
8時00分〜17時00分(閉山17時30分) - 料金
- 拝観料/入館料
大人(中学生以上):400円
小学生:200円 - 連絡先
- 電話番号:0467-22-6300
- 公式サイト
- キーワード
マップ
詳細情報
長谷寺は、奈良時代・天平8年(736)に徳道上人の発願により開かれたと伝えられる古刹で、正式名称を「海光山慈照院長谷寺」といいます。鎌倉では杉本寺に次ぐ歴史を持ち、聖武天皇の治世下に勅願所として定められたとも伝わる由緒深い寺院です。古くから「長谷観音」として広く親しまれ、坂東三十三所観音霊場の第四番札所として多くの参詣者を迎えてきました。
◆本尊・十一面観音菩薩像
本尊の十一面観音菩薩立像は、高さ9.18メートルを誇る日本最大級の木彫仏で、奈良・長谷寺の観音像と同じクスノキから「一木二体」として彫られたと伝えられています。観音堂に安置され、2021年には造立1300年を迎えました。東国における観音信仰の中心として長く厚い信仰を集める尊像で、堂内は撮影禁止とされています。
◆境内構成と風景
境内は観音山の裾野から中腹に広がり、下境内と上境内に分かれます。
●下境内
• 2つの池を中心とした回遊式庭園
• 弁財天・十六童子が彫られた「弁天窟」
• 絵馬殿、寺務所、参拝受付
弁天窟は弘法大師がこもったと伝わる洞窟で、薄暗い通路に彫られた像が神秘的な雰囲気を醸し出します。
●上境内
• 観音堂
• 良縁地蔵(境内3ヶ所に点在)
• 見晴台
• 観音ミュージアム
• 食事処「海光庵」
見晴台からは鎌倉の街並み、由比ヶ浜、三浦半島、天候によっては富士山まで見渡せる絶景が広がります。
◆「花の寺」と呼ばれる理由
長谷寺は四季折々の花が咲き誇る「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれる名所です。
• 春:梅・桜・ボタン
• 初夏:40種2500株のアジサイ(あじさい路)
• 夏:蓮・萩
• 秋:紅葉・彼岸花
• 冬:山茶花・ロウバイ
特に梅雨の「あじさい路」は人気で、相模湾と鎌倉の景色を背景に彩るアジサイは鎌倉随一の美しさです。
◆観音ミュージアム
境内にある「観音ミュージアム」には、寺に伝わる宝物が多数展示されています。
• 御前立・十一面観音菩薩立像
• 三十三応現身像
• 鎌倉時代の懸仏
• 文永元年(1264)の歴史ある梵鐘
• 観音信仰の歴史資料
信仰・歴史・文化を深く理解できる貴重な施設です。
◆体験・見どころ
• 写経・写仏(書院):延命十句観音経・般若心経・写仏が体験可能
• 経蔵(輪蔵):特定日(毎月18日など)に回すことができ、功徳があるとされる
• 良縁地蔵:3体を見つけて写真を撮ると良縁に恵まれると人気
◆食事・参拝の楽しみ
見晴台近くの「海光庵」では、相模湾の絶景とともに精進カレーや長谷ぜんざいを味わえます。「てらやカフェ」では軽食や甘味が楽しめ、お土産は「なごみショップ」で購入できます。
◆年中行事と信仰
長谷寺では毎月18日の観音縁日に参拝者が集まり、12月18日の「歳の市」には縁起物の露店が並びます。この日は観音さまの足に直接触れる「御足参り祈願」も行われる特別な日です。