伏見稲荷大社

伏見稲荷大社|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

伏見稲荷大社は京都市にある、全国約3万社の稲荷神社の総本宮です。和銅4年(711年)に稲荷大神が祀られたとされ、農業神としてだけでなく、商売繁盛や家内安全の神としても広く信仰されています。この神社の最も有名な観光名所は「千本鳥居」です。その鮮やかな朱色の鳥居が連なる光景は幻想的で、多くの観光客や信者が訪れます。
伏見稲荷大社では年中多くの祭りや行事が行われています。特に2月初午の日はご鎮座の記念日として、多くの参拝者で賑わいます。また、4月から5月にかけての「稲荷祭」は平安時代から続く大きな祭りで、多くの神輿が京都市内を練り歩きます。
重要文化財に指定されている本殿や権殿、摂末社も見逃せないポイントです。これらの建物は日本の伝統的な建築美を体感できる場所としても評価されています。さらに、境内には多くの狐の像があり、狐が稲荷大神の使いとされているため、参拝者はこれらの像にも注目します。
最近では、日本国内外から多くの観光客が訪れるようになり、伏見稲荷大社は世界的にも有名な観光地となっています。独特の魅力と歴史的背景を持つこの神社は、多くの人々にとって心の拠り所となっています。

基本情報

名称
伏見稲荷大社 (ふしみいなりたいしゃ)
所在地
〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
アクセス
JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ
京阪本線「伏見稲荷駅」下車、徒歩約5分
駐車場
駐車場 あり
営業時間
閉門なし
祈祷・対応時間 8:30~16:30
授与所 8:30~16:30
定休日
年中無休
連絡先
電話番号:075-641-7331
公式サイト

マップ

詳細情報

伏見稲荷大社は、京都市伏見区に鎮座する、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮です。「お稲荷さん」の名で広く親しまれており、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、学業成就など、さまざまな御利益を授けてくれる神社として、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。特に初詣の時期には、全国から数百万人が詰めかける、国内屈指の人気を誇る神社です。

創建と歴史
伏見稲荷大社の創建は奈良時代の和銅4年(711年)と伝えられており、稲荷山の三ヶ峰に稲荷大神が御鎮座されたことが起源とされています。この創建に関わったのは、渡来系の豪族・秦氏であり、もともとは農耕の神として稲荷大神をお祀りしたとされています。

その後、時代とともに信仰の対象は拡大し、中世から近世にかけては「商売繁盛の神様」としても信仰されるようになりました。平成23年(2011年)には、御鎮座1300年を迎え、その長い歴史と厚い信仰を今に伝えています。

千本鳥居とお山巡り
伏見稲荷大社の象徴ともいえるのが、「千本鳥居」と呼ばれる朱塗りの鳥居群です。本殿の背後から奥社奉拝所まで、無数の鳥居が並び、まるで朱色のトンネルのような幻想的な景観を作り出しています。この鳥居は、江戸時代以降、「願いが通るように」「願いが通ったお礼」として、個人や企業によって奉納されてきたものです。現在では、境内全体でおよそ1万基にのぼるといわれています。

千本鳥居を抜けると「奥社奉拝所」があり、そこからは稲荷山全体を巡る「お山巡り」の参道が続いています。全長約4km、所要時間はおよそ2時間で、山頂に向かう道中には多くの末社や景観スポットが点在し、信仰と自然が調和した静謐な空気を感じることができます。

狐像と「おもかる石」
境内では、稲荷大神の神使(しんし)である狐(きつね)の像を至るところで見ることができます。それぞれの狐は、「玉」や「鍵」、「巻物」、「稲穂」などの象徴物をくわえており、稲荷信仰における多様な神徳を表現しています。表情や姿勢もさまざまで、境内を巡りながら観察するのも楽しいポイントです。

奥社奉拝所の近くには、伏見稲荷大社屈指のパワースポット「おもかる石」があります。これは、石灯籠の上にある宝珠石を持ち上げたときの重さで願いの成就を占うものです。願いごとを念じながら石を持ち上げ、思ったより軽く感じれば願いが叶うとされています。

建築美と見どころ
本殿は、雄大な曲線を特徴とする「五間社流造(ごけんしゃながれづくり)」という建築様式で、応仁の乱後の1499年に再建されたものです。朱塗りの柱と美しい屋根が印象的で、国の重要文化財にも指定されています。また、楼門は豊臣秀吉が母・大政所の病気平癒を祈願して寄進したと伝えられており、その豪壮な造りも見ごたえがあります。境内の随所に見られる歴史的建造物は、訪れる人々を魅了してやみません。

ご当地グルメと周辺の楽しみ
伏見稲荷大社の周辺には、土産物店や飲食店が立ち並び、参拝後の散策も楽しめます。代表的なご当地グルメとして知られるのが「いなり寿司」です。甘辛く味付けされた油揚げに、酢飯を詰めた素朴な味わいが人気で、稲荷神の使いである狐が油揚げを好むとされる伝承に由来します。

また、伏見稲荷ならではの珍味として「スズメの姿焼き」も一部店舗で提供されています。かつては農作物を荒らす害鳥としてスズメが忌避されていたことから、五穀豊穣を祈って食されるようになったといわれています。香ばしく焼き上げられた姿焼きは、京都ならではのユニークな味覚体験として話題を呼んでいます。

伏見稲荷大社は、1300年以上の歴史と厚い信仰を背景に、日本を代表する神社としての風格を備えています。朱塗りの鳥居が織りなす幻想的な風景、稲荷山をめぐる自然と信仰の空間、由緒ある建築美、さらにはグルメや文化的な楽しみまで、多彩な魅力が詰まっています。

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