白山公園

白山公園

白山公園は新潟市の市街地中心部にあり、日本で最初の都市公園の一つとして1873年(明治6年)に認可されました。平成30年10月には、その歴史的・学術的価値が評価されて国の名勝に指定されました。平安時代から続く白山神社に隣接しており、かつては神社の境内地だったこの公園は、水の都・新潟市を代表する公園として親しまれています。
楠本正隆県令の指導によって明治5年に造営が開始され、その後も築山や池が追加され、さまざまな文化施設も整備されました。特に注目すべきは、オランダ風の回遊式庭園であり、瓢箪池と蓮池の間には美由岐賀岡という築山が配置されています。この公園は景石や石燈籠、多くの石碑が点在し、マツ、ウメ、ツツジ、フジなど多種多様な樹木が植えられています。
平成10年には、新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」などの文化施設を取り巻くように公園が拡張されました。6つの空中庭園と空中回廊が整備され、かつての白山公園のように信濃川へも歩いて行けるようになりました。
白山公園は、新潟市民はもちろん、観光客にとっても癒しと教養、歴史を感じられる場所となっています。このような多面的な魅力が詰まった白山公園は、新潟観光の際にはぜひ訪れたいスポットです。

基本情報

名称
白山公園 (はくさんこうえん)
所在地
新潟県新潟市中央区一番堀通町1-2
アクセス
【鉄道】JR越後線「白山」駅下車徒歩約20分
【バス】新潟交通バス停「市役所前」下車徒歩約3分
新潟駅前から「新潟市観光循環バス」白山公園先回り 所要時間約10分
駐車場
白山公園駐車場A、B、C、D 合計601台(有料)
普通車:30分100円
営業時間
見学自由
連絡先
電話番号:025-223-7403(中央区役所建設課)
公式サイト

マップ

詳細情報

白山公園は新潟市の市街地中心部に位置しています。新潟総鎮守白山神社に隣接し、元々は白山神社の境内地でした。
 明治5年(1872)に県令として着任した楠本正隆によって造営が開始されたこの地は、信濃川越しに弥彦山や角田山、越後山脈を望む景勝地であり、以前から白山祭などでにぎわう新潟町民の行楽の場でもありました。明治6年(1873)に国内最初の都市公園の一つとして認可され、人々の憩いの場、集会等の場として利用されてきました。
東に「瓢箪池」、西に「蓮池」が造られ、瓢箪池と蓮池の間には明治11年(1878)に明治天皇の新潟巡幸に合わせて造られた「美由岐賀岡」という築山があります。随所に景石や石燈籠を設置しているほか、造営の由来を示す「新潟遊園碑」をはじめ、多くの石碑が建っています。また、マツ類、ウメを中心に、ツツジ類、フジ類の樹木が植えられています。
 白山公園は明治初期に造られ、その後空間構成を大きく変えることなく、現在まで維持されており、日本公園史における学術上の価値、鑑賞上の価値が高いことから、平成30年10月に国の名勝に指定されました。

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