竜神大吊橋

竜神大吊橋|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

竜神大吊橋は、茨城県常陸太田市の奥久慈県立自然公園・竜神峡に架かる歩行者専用の吊り橋です。長さ375メートル、高さ100メートルを誇り、日本最大級の規模を誇ります。V字形の美しい渓谷と竜神ダムの湖面を一望でき、四季折々の絶景を楽しめます。平成6(1994)年に開通し、2025年には鮮やかなブルーに塗り替えられました。橋の中ほどにはアクリル板の「のぞき窓」が設けられ、足元に広がる湖面の眺めは迫力満点です。春には約1000匹の鯉のぼりが空を舞い、夏や秋にもイベントが開催される人気の観光スポットです。

基本情報

名称
竜神大吊橋 (りゅうじんおおつりばし)
所在地
〒313-0351 茨城県常陸太田市天下野2133-6
アクセス
JR水郡線「常陸太田駅」よりバスで竜神大吊橋下車 40分
駐車場
駐車場 あり  250台
営業時間
8:30~17:00(閉場)
定休日
無休
料金
大人320円 小人210円
連絡先
電話番号: 0294-87-0375
公式サイト

マップ

詳細情報

竜神大吊橋は、茨城県常陸太田市の奥久慈県立自然公園・竜神峡に架かる歩行者専用の吊り橋です。竜神川をせき止めて造られた竜神ダムの上に位置し、橋長446メートル(アンカレイジ間距離)、中央支間375メートルと、歩行者専用としては日本最大級の規模を誇ります。湖面からの高さはおよそ100メートルあり、八溝山系や阿武隈山系の雄大な山並み、四季折々に表情を変える渓谷美を一望できる絶景スポットです。平成6(1994)年に開通し、2025年にはおよそ12年ぶりとなる塗装工事が行われ、鮮やかなブルーの外観に生まれ変わりました。

橋の設計には、安全性と景観の調和が重視されています。強風にも耐えるトラス補剛型式が採用され、主塔は竜神峡の名にちなみ「竜」をかたどった意匠が施されています。ケーブルは、直径約19センチの大径ケーブルを使用し、内部には直径5ミリのピアノ線を1,159本束ねた構造で、1本あたり約1,000トンもの張力に耐えるといわれています。さらに、ケーブルを固定するアンカレイジには約5,000立方メートルのコンクリートが用いられ、一度に3,500人が渡っても安全な設計がなされています。

橋の中ほどには3か所のアクリル製「のぞき窓」が設置され、足元に広がる竜神ダムの湖面を真下に見ることができます。橋上では高さ100メートルのブリッジバンジージャンプも体験でき、世界でも希少な規模を誇るこのアクティビティには、毎年1万人以上が挑戦します。吊り橋を渡った先には、「木精の鐘(竜神カリヨン)」があり、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色を響かせます。特に「愛の鐘」は2人同時に押す仕組みになっており、カップルや家族、友人同士に人気のスポットです。

また、竜神峡では季節ごとに多彩なイベントが開催されます。春には約1,000匹の鯉のぼりが峡谷を舞う「竜神峡鯉のぼりまつり」、夏には約1,000個の風鈴が清涼な音色を奏でる「風鈴まつり」、秋には峡谷全体が紅葉に包まれる「紅葉まつり」などが行われ、四季を通じて訪れる人々を楽しませています。周辺には土産店やレストランのほか、亀ヶ淵や自然散策を楽しめるハイキングコースも整備されており、自然・文化・体験が一体となった茨城県を代表する観光スポットです。