ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、県内最大級の自然環境保全地域「菅生沼」のほとりに広がる、日本最大級の自然体験型博物館です。約15.8ヘクタールの広大な敷地に、館内展示と野外施設の2つのエリアがあり、「過去に学び、現在を識り、未来を測る」をテーマに自然と人との関わりを楽しく学べます。館内では松花江マンモスの全身骨格標本や羽毛をまとったティラノサウルスの復元模型など迫力ある展示が並び、野外施設ではバードウォッチングや水辺の生物観察など、多彩な自然体験が楽しめます。科学と自然の魅力を五感で感じられる博物館です。

基本情報

名称
ミュージアムパーク茨城県自然博物館  (みゅーじあむぱーくいばらきけんしぜんはくぶつかん)
所在地
〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
アクセス
つくばエクスプレス「守谷駅」より
関東鉄道バス岩井バスターミナル行き「自然博物館入口」下車
駐車場
駐車場 あり 約1,000台
営業時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日以降)及び年末年始(12月29日~1月1日)
料金
通常時 
一般610円、 満70歳以上300円
高校生380円、 小中学生110円
連絡先
電話番号: 0297-38-2000
公式サイト

マップ

詳細情報

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、茨城県最大級の自然環境保全地域「菅生沼(すがおぬま)」のほとりに位置する、日本最大級の自然体験型博物館です。約15.8ヘクタール(東京ドーム約3.5個分)の広大な敷地を有し、「過去に学び、現在を識り、未来を測る」を基本理念に、自然と人との関わりを楽しみながら学ぶことができます。1994(平成6)年に「茨城の風土に根ざした自然に関する総合的な社会教育機関」として開館しました。

館内は、5つの常設展示室と企画展示室の計6つの展示室で構成されており、宇宙や地球の成り立ちから生命の進化、人と自然の関係までを総合的に紹介しています。エントランスでは、姉妹館である中国・内蒙古博物院の協力により展示された、世界最大級のステップマンモス「松花江マンモス」やアジア最大級の竜脚類「ヌオエロサウルス」、そして“生きている化石”と呼ばれる「メタセコイア」が来館者を出迎えます。これらは「過去」を象徴するシンボルとして展示され、壮大なスケールで地球の歴史を感じることができます。

第1展示室「進化する宇宙」では、銀河や惑星、隕石などを通して宇宙の神秘を紹介し、太陽系や火星の地形を体感的に学べます。第2展示室「地球の生いたち」では、岩石・鉱物・化石を通じて地球誕生から生命の進化の過程をたどります。第3展示室「自然のしくみ」では、森林や湖沼、海など多様な環境で生きる生物の生態をジオラマや生体展示で紹介しています。第4展示室「生命のしくみ」では、骨格や昆虫標本を通じて生命のメカニズムや繁殖の仕組みを解説し、第5展示室「人間と環境」では、人間活動による環境変化や絶滅危惧種の問題、環境保全の取り組みなどを学ぶことができます。

野外施設は、自然そのものを活用した体験の場となっており、雑木林や谷津田、樹木見本園などが広がっています。湿地に生息する植物や水中生物を観察できる「とんぼの池」や、古代の暮らしを体験できる「古代の広場」など、多様なフィールドワークを楽しむことができます。また、明治期に建設された貴重な土木遺産「反町閘門橋(そりまちこうもんきょう)」も見どころのひとつです。さらに、菅生沼に架かる歩行者専用の「菅生沼ふれあい橋」を渡ると、体験学習施設「水海道あすなろの里」へも行くことができます。

年間3〜4回開催される企画展も人気で、ダイオウイカの生態や恐竜研究など、独創的なテーマが毎回注目を集めています。館内外を通じて、自然と共生し、市民と協働する「学びと発見の場」として、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている博物館です。