袋田の滝

袋田の滝|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

袋田の滝は、日本三名瀑のひとつで、茨城県大子町に位置する観光名所です。高さ約120m、幅約73mを誇り、四段にわたって水が流れ落ちる姿から「四度(よど)の滝」とも呼ばれます。紅葉の時期には、第一観瀑台から迫力ある滝、第二観瀑台からは紅葉と滝の競演を楽しめ、11月10日前後が見頃です。冬には滝が凍結し、氷瀑となる姿も見事です。平安時代の歌僧・西行法師も絶賛し、その魅力は四季折々に変化します。袋田の滝トンネルを通り、観瀑台からの絶景を堪能してください。

基本情報

名称
袋田の滝 (ふくろだのたき)
所在地
〒319-352 茨城県久慈郡大子町袋田3-19
アクセス
JR水郡線袋田駅から茨城交通滝本(袋田の滝)行きバスで7分、終点下車、徒歩10分
駐車場
駐車場 あり
営業時間
9:00~17:00(閉門)、5~10月は8:00~18:00(閉門)
定休日
無休
料金
観瀑施設(袋田の滝トンネル)利用料
大人300円 子供150円
連絡先
電話番号:0295-72-4036
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

袋田の滝は、茨城県久慈郡大子町(だいごまち)に位置し、栃木県の「華厳の滝」、和歌山県の「那智の滝」と並ぶ日本三名瀑のひとつに数えられています。
高さ約120メートル、幅約73メートルという壮大なスケールを誇り、茨城県を代表する景勝地として、古くから多くの人々を魅了してきました。

🏞️ 滝の特徴と呼び名の由来
袋田の滝は、久慈川の支流・滝川にかかる大瀑布で、巨大な岩壁を四段に分かれて流れ落ちる姿が特徴です。
この形状から古くは「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、「四度」と書いて「よど」と読むのは、滝が四段に流れ落ちることに由来しています。
また、平安時代の歌僧・西行法師がこの地を訪れた際、
「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」
と称賛したと伝えられています。
この逸話から、袋田の滝は「四季折々に美しさを変える滝」として広く知られるようになりました。

🍃 四季折々の魅力
袋田の滝は、春夏秋冬それぞれに全く異なる姿を見せる名瀑です。
🌸 春
厳しい冬の寒さを越え、凍った滝が解けはじめる頃、勢いよく水が流れ出します。
芽吹いた若葉の緑と清らかな水音が響き合い、春の訪れを感じさせます。
☀️ 夏
新緑に包まれた滝は、真夏の避暑地として人気があります。
太陽の光を受けて輝く水しぶきが虹を描き、幻想的な美しさを演出します。
🍁 秋
紅葉の名所として特に知られ、山々が赤や黄金に染まる季節には、滝との見事なコントラストが広がります。
第一観瀑台からは滝の迫力を間近に、第二観瀑台からは紅葉と滝の調和を一望できます。
見頃は例年11月10日前後です。
❄️ 冬
厳冬期には滝全体が凍結し、白銀の氷壁となる「氷瀑(ひょうばく)」が現れます。
まるで時間が止まったかのような神秘的な光景は、訪れる人々を圧倒します。
天候条件によっては滝の全体が完全に凍ることもあり、その壮観は息をのむほどです。

💡 夜の幻想「大子来人(ダイゴライト)」
秋から冬にかけて開催されるライトアップイベント「大子来人(ダイゴライト)」では、光と水が織りなす幻想的な空間が広がります。
高さ120メートル、幅73メートルの大瀑布がライトに照らされ、自然と光がつくり出す神秘的な輝きを放ちます。
昼間とはまったく異なる幻想的な袋田の滝の姿を堪能できる人気イベントです。

🏔️ 観瀑トンネルと観瀑台
滝を鑑賞するには、専用の「袋田の滝トンネル」を通ります。
全長約276メートルのトンネル内には、季節ごとの展示や、大子町の鳥「オシドリ」をモチーフにしたモニュメントなどが設置されています。
トンネルを抜けると、滝を間近に望める第一観瀑台があり、轟音とともに落ちる水流の迫力を体感できます。
さらに、平成20年(2008年)に新設された第二観瀑台では、エレベーターで上昇した先に三層のデッキがあり、四段に落ちる滝の全景を一望できます。
また、滝の下流には吊り橋があり、滝と渓谷を見上げながらの散策も楽しめます。

🌿 周辺スポット:生瀬滝(なませたき)
袋田の滝の上流には、もう一つの名瀑「生瀬滝(なませたき)」があります。
袋田の滝を仰ぎ見る吊り橋を渡り、月居山(つきおれさん)ハイキングコースを登ると、落差約15メートルの美しい滝に出会えます。
木々の間から流れ落ちる清らかな水流と、鳥のさえずりが響く静かな自然空間は、散策や撮影スポットとしても人気です。

🏅 名勝・恋人の聖地の指定
袋田の滝と生瀬滝は、平成27年(2015年)3月10日に「国の名勝」に指定されました。
さらに同年10月には、NPO法人地域活性化支援センターによって「恋人の聖地」にも選定されています。
滝を背景にしたロマンチックな風景は、デートスポットとしても人気を集め、多くのカップルや観光客が訪れます。

🌸 詩歌に詠まれた名瀑
平安時代の歌僧・西行法師は、袋田の滝を見て次のように詠みました。
花もみち 経緯(たてぬき)にして 山姫の
錦織り出す 袋田の滝
紅葉に彩られた滝の美しさを「山の女神が錦を織り出すかのよう」と表現したこの歌は、袋田の滝の風雅な魅力を今に伝えています。

袋田の滝は、日本三名瀑の名にふさわしい雄大さと四季の変化を併せ持つ、茨城県屈指の名勝です。春の新緑、夏の清涼、秋の紅葉、冬の氷瀑と、訪れるたびに異なる美しさを見せてくれます。観瀑トンネルや観瀑台、ライトアップイベント「大子来人」、そして周辺の自然散策など、見どころも多彩です。訪れる人々は、自然がつくり出した壮大な芸術と静寂の中に、心の癒しと感動を見出すことでしょう。

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