浅草寺|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

浅草寺は、東京都内で最も古い歴史を持つ寺院で、年間3000万人以上の参拝者が訪れる日本を代表する観光地です。628年の創建以来、多くの人々が平和や健康、商売繁盛を願い参拝しています。雷門の赤い大提灯は特に有名で、この門をくぐると仲見世通りが広がります。ここでは約90店舗が和菓子や工芸品、お土産を販売。特に、芋羊羮や抹茶風味のお菓子は試してみる価値ありです。
境内には常香炉という線香の煙が絶えず立ち上る場所があり、その煙を体に浴びると病気予防や健康増進に効果があるとされています。本堂には観世音菩薩が祀られており、その慈悲深い力で多くの人々の願いをかなえてくれると信じられています。
浅草寺の起源は、かつて隅田川で観音像が漁師の網にかかった伝説に始まります。その後、この地で観音像を祀る寺が建てられました。また、戦国時代の名将・徳川家康も関ヶ原の戦い前にここで祈願したと言われています。
季節によってはほおずき市や羽子板市など、様々なイベントが開催されます。浅草寺は、歴史、文化、グルメ、ショッピングを一度に楽しめるスポットとして、国内外の観光客に愛され続けています。

基本情報

名称
浅草寺 (せんそうじ)
所在地
〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
アクセス
東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分
都営バス
京成タウンバス
台東区循環バスめぐりん
駐車場
※浅草寺に駐車場はございません。台東区雷門地下駐車場ほか、
周辺の駐車場をご利用ください。
営業時間
本堂の開堂時間は、午前6時~午後5時となっております。(10月~3月の開堂時間は午前6時30分)
その他の諸堂の開堂時間はお問い合わせ下さい。
料金
拝観無料
連絡先
電話番号: 03-3842-0181
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

概要と現代の魅力
浅草寺は、東京都台東区浅草にある東京都内最古の寺院で、創建は飛鳥時代の628年と伝えられています。ご本尊は聖観世音菩薩で、「浅草の観音様」として広く親しまれています。年間3,000万人以上が訪れる日本屈指の観光・信仰の名所であり、国内外から多くの参拝者が訪れます。

浅草寺の象徴ともいえる「雷門」は、朱塗りの大門で、中央に吊るされた巨大な赤い提灯が特に有名です。雷門をくぐると、「仲見世通り」が続き、約90軒の店が軒を連ね、和菓子や土産物、伝統工芸品を販売しています。芋ようかんや抹茶のお菓子など、和の風味が楽しめる名物も豊富です。

本堂前には「常香炉(じょうこうろ)」と呼ばれる線香を焚く場所があり、その煙を体に浴びると、病気平癒や健康増進のご利益があると信じられています。

創建の由来と伝説
浅草寺の歴史は、推古天皇36年(628年)3月18日、隅田川(当時の宮戸川)で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟が、網の中から一体の仏像を引き上げたことに始まります。その仏像が聖観世音菩薩であるとわかり、近隣の人々とともに信仰の対象として祀られるようになりました。

この観音様の出現により、地元の長であった土師中知(はじのなかとも)は自宅を寺として改め、以後生涯をかけて観音菩薩の供養に尽くしたとされています。

また、この奇跡の出現時には一夜にして千本の松が生え、3日後には金の鱗を持つ龍が舞い降りたと伝わっており、この伝説から浅草寺の山号は「金龍山(きんりゅうざん)」と名付けられました。現在でも「金龍の舞」としてこの伝説は舞踊により表現されています。

歴史的発展
奈良〜平安時代
浅草寺は、奈良時代から平安時代にかけて信仰を集め、特に天台宗の高僧・慈覚大師円仁が参詣し、ご本尊の前に「御前立(おまえだち)」の観音像を造立したと伝えられています。

平安中期には、平公雅が浅草寺に籠って国守就任を祈願し、その願いが叶ったことから七堂伽藍を建立し、寺の規模と霊験がさらに高まりました。

鎌倉〜室町時代
源頼朝は平家討伐の戦いに臨む前に浅草寺で勝利を祈願し、その後の戦勝を報告して田地を寄進しました。また、浅草寺は鎌倉時代に坂東三十三観音霊場の第十三番札所に選ばれ、関東における観音信仰の中心となります。

室町時代には足利尊氏、足利持氏らが浅草寺を保護し、伽藍の修復・寄進を行うなど、武家からの厚い信仰を受けました。

戦国〜江戸時代
戦国時代には北条氏綱が浅草寺を祈願所と定め、大規模な再建を実施しました。江戸時代になると、徳川家康が江戸入府後、浅草寺を幕府の祈願所とし、幕府からの庇護を受けます。

特に家康は関ヶ原の戦いの前に浅草寺で戦勝祈願をし、勝利したことで浅草寺の霊験は全国に知られるようになりました。また、この時代には絵馬の奉納も盛んとなり、多くの著名な絵師たちによって描かれた絵馬が奉納されました。

明治〜現代
明治維新後、浅草寺の寺領は国有化され、境内は公園として整備されるなど、大きな変化を迎えました。旧奥山には興行小屋が立ち並び、やがて映画館が建てられて東京屈指の歓楽街へと発展していきました。大正時代には日本初のエレベーター付き映画館「電気館」も登場しています。

昭和20年(1945年)の東京大空襲では本堂などが被災しましたが、戦後の再建により、再
び信仰と観光の中心地として栄えています。

年中行事と文化
浅草寺では、四季を通じて多くの行事が催されます。7月の「ほおずき市」、12月の「羽子板市」などは特に有名で、地域の風物詩となっています。これらの行事では、訪れる人々が季節の風情を楽しみつつ、観音様に願いを託します。
また、絵馬や縁起物の販売も盛んで、信仰と文化、商業が融合した独特の空間を形成しています。

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