上野恩賜公園|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

上野恩賜公園は、東京都の中心に位置する歴史ある公園で、開園から140年以上が経過しています。都内では有数の桜の名所で、早春から春にかけて多種多様な桜が楽しめます。夏には不忍池の美しい蓮が咲き、水辺の景観を華やかに演出します。
上野動物園や東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館など、文化施設が豊富に点在しています。これらの施設は、大半が600円前後の手頃な入場料で楽しめ、月曜日が多くの施設の休館日です。
アクセスは至便で、JR上野駅から徒歩約2分、または東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、JR山手線の鶯谷駅、京成線の京成上野駅からも徒歩圏内です。
公園内には歴史的な建造物も多く、西郷隆盛の銅像や上野東照宮、不忍弁天堂などがあり、それぞれが独自の背景と美学を持っています。
上野恩賜公園は都市のオアシスとして、カップルや家族、観光客に広く愛されています。美術館巡りから自然散策、歴史探訪まで、多彩な楽しみ方ができるこの公園は、東京観光の際にはぜひ訪れたいスポットです。

基本情報

名称
上野恩賜公園 (うえのおんしこうえん)
所在地
〒110-0007 東京都台東区上野公園5-20
アクセス
JR山手線・JR京浜東北線・JR高崎線・JR宇都宮線・東京メトロ銀座線・東京メトロ日比谷線「上野」(G16・H17)下車 徒歩2分
京成本線「京成上野」下車 徒歩1分
駐車場
周辺の有料駐車場をご利用ください。
営業時間
午前5時~午後11時(時間外は立入禁止)
定休日
<12月29日~1月3日 管理所業務休止します。>
連絡先
電話番号:03-3828-5644
公式サイト

マップ

詳細情報

上野恩賜公園は、東京都台東区に位置する日本でも最も歴史ある都市公園の一つです。明治6年(1873年)に、日本初の都市公園の一つとして指定されて以来、140年以上にわたり多くの人々に親しまれてきました。1924年には大正天皇より東京市に下賜され、「恩賜(おんし)」の名が加わり、現在の名称となりました。公園は東京の下町、上野の中心に広がり、文化、自然、歴史が美しく融合した場所です。

四季折々の自然と風景
春の桜
上野恩賜公園は、全国でも有数の桜の名所として知られています。園内の中央園路には約800本のソメイヨシノが植えられており、例年3月下旬から4月上旬にかけて満開を迎えます。桜の季節には、連日多くの花見客でにぎわい、公園主催の「うえの桜まつり」では、約1,000個のぼんぼりが吊るされ、夜桜を楽しむ幻想的な雰囲気を醸し出します。青空骨董市などのイベントも開催され、春の訪れを盛大に祝います。

夏の蓮と不忍池
夏には不忍池(しのばずのいけ)で蓮の花が美しく咲き誇り、水面を鮮やかに彩ります。池の周囲には遊歩道やボート乗り場が整備されており、のんびりと水辺の風景を楽しむことができます。不忍池の中には八角堂の形をした不忍弁天堂があり、弁財天を祀る神聖な場所としても知られています。

アクセスの良さ
上野恩賜公園へのアクセスは非常に便利です。JR上野駅の「公園口」改札を出てすぐ、公園の入り口が目の前にあります。また、東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅、京成線の京成上野駅、JR山手線の鶯谷駅からも徒歩圏内です。多くの路線が乗り入れる上野駅は、新幹線の停車駅でもあり、地方からの観光客にもアクセスしやすい立地です。

文化・芸術の中心地
上野恩賜公園は、日本屈指の文化施設が集結する地域としても有名です。以下のような美術館・博物館が点在しており、国内外から多くの観光客や研究者が訪れます。

東京国立博物館
日本最古かつ最大規模を誇る博物館で、日本および東洋の文化財や美術品が数多く展示されています。複数の展示館を有し、テーマごとに分類された展示室では、刀剣、仏像、陶磁器など多様な文化遺産が紹介されています。

国立科学博物館
自然科学と技術に関する展示が中心で、恐竜の化石や動植物の標本、日本の科学技術史などが学べます。子どもから大人まで楽しめる体験型展示も豊富です。

国立西洋美術館
フランスの建築家ル・コルビュジエが設計した美術館で、西洋絵画や彫刻を中心に展示が行われています。常設展ではルネサンスから近代に至る名作を鑑賞できるほか、特別展では世界の著名な美術館からの貸出作品も見ることができます。

下町風俗資料館
上野の地が育んできた庶民の暮らしと文化を紹介する資料館です。明治から昭和初期にかけての生活用品や街並みの再現展示があり、当時の暮らしに触れることができます。

これらの文化施設は、入館料が多くの場合600円前後と手ごろで、開館時間は9:00〜9:30から、16:00〜17:30に閉館するところが一般的です。多くの施設は月曜日が休館日となっています。

上野動物園
「東京都恩賜上野動物園」は1882年に開園した日本最古の動物園で、公園の北側に位置します。園内は「東園」と「西園」の二つのエリアに分かれ、橋で連絡されています。約350種、2,500点以上の動物が飼育されており、その多様性は非常に高いです。

特に有名なのはジャイアントパンダの飼育と繁殖の成功で、訪れる人々に大きな人気を誇っています。その他にもスマトラトラ、ゴリラ、アメリカバク、ホッキョクグマなど、世界中の珍しい動物が展示されています。

西園には「子ども動物園すてっぷ」や、サイ、カバ、キリンなどの大型動物、さらに小獣館や両生爬虫類館もあり、子どもから大人まで幅広く楽しめます。東園には五重の塔や江戸時代の茶室があり、和の雰囲気も感じられます。

歴史と信仰の面影
上野恩賜公園は、もともと徳川将軍家の菩提寺である「東叡山寛永寺」の境内の一部でした。明治時代の内戦によって多くが焼失しましたが、寛永寺の一部やその歴史を今に伝える建造物が園内に点在しています。

上野東照宮
徳川家康を祀る神社で、1627年に建立されました。金箔を施した豪華な装飾や精緻な彫刻が特徴で、国の重要文化財にも指定されています。戦火や地震にも耐え、今日まで美しい姿を保ち続けています。

不忍池弁天堂
不忍池の中央に建つ八角形の堂宇で、音楽や芸能、財運の神である弁財天を祀っています。水辺の景観と相まって、風情ある癒しのスポットとなっています。

西郷隆盛像
明治維新の立役者・西郷隆盛の銅像は公園のシンボルのひとつです。犬を連れて散歩する姿で描かれており、多くの観光客が記念写真を撮る名所となっています。

公園の利用案内
上野恩賜公園は年中無休で、入園は無料です。開園時間は朝5:00から夜23:00までで、早朝の散歩や夜桜見物にも適しています。園内にはベンチや芝生広場が多く、ピクニックや読書、休憩にぴったりの環境が整っています。

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