秋田犬会館｜観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真＆動画でチェック！
基本情報
- 名称
- 秋田犬会館 （あきたいぬかいかん）
- 所在地
- 〒017-8691 大館市三の丸13-1
- アクセス
- JR大館駅よりバスで15分
- 駐車場
- 無料駐車場あり
- 営業時間
- 9:00～16:00
- 定休日
- 8月13日の午後、年末年始
- 料金
- 入館料/大人 200円、子供 100円
- 連絡先
- 電話番号：0186-42-2502
- 公式サイト
マップ
詳細情報
秋田犬会館は、秋田県大館市に位置する、秋田犬の保存と普及、そしてその魅力を広く伝えるための拠点となっている施設です。秋田犬のふるさとである大館市にふさわしく、秋田犬をこよなく愛する人々や、犬に関心を持つ観光客から多くの支持を集めています。
この会館は、公益社団法人秋田犬保存会の本部事務局が入る建物でもあり、世界中の秋田犬に関する犬籍の登録や血統書の発行、さらには秋田犬の保存を目的とした展覧会なども開催しています。建物は3階建てで、それぞれのフロアに秋田犬にまつわる特色ある展示が施されています。
見どころと施設構成
1階：看板犬とのふれあいとグッズ販売
1階の事務所では、平日（月・水・金）に秋田犬保存会が管理する秋田犬が出迎えてくれることがあります（※体調や都合により不在の場合もございます）。間近で見る秋田犬のふさふさの毛並みや堂々たる体格は、多くの来館者を魅了しています。
また、秋田犬に関連するさまざまなグッズや保存会オリジナル商品を購入することができ、お土産にも最適です。
2階：忠犬ハチ公資料と読書コーナー
2階には、大館市で生まれた忠犬ハチ公に関する資料が展示されています。ハチ公は渋谷駅前に建つ銅像で有名ですが、その故郷であるこの地では、彼の生涯を振り返る貴重な資料や写真、文献などに触れることができます。また、犬に関する漫画や書籍が楽しめる読書スペースも併設されています。
3階：秋田犬博物室（日本唯一の犬種博物館）
3階には「秋田犬博物室」があり、日本で唯一、特定の犬種に特化した博物館です。ここでは、秋田犬の起源、進化の過程、飼育方法、生態、伝記など、学術的にも貴重な資料が多数展示されています。
秋田犬は、およそ400年前に大館地方でマタギ（狩猟民）が使っていた猟犬と土着の犬を交配させて生まれたとされ、藩主による闘犬奨励の歴史も背景にあります。展示室では、古代の狩猟道具、マタギ文化との関係、老犬神社に関するパノラマなど、秋田犬にまつわる幅広いテーマを取り上げています。
「望郷のハチ公像」
秋田犬会館の前には、「望郷のハチ公像」と呼ばれる銅像が建てられています。この像は、晩年（12歳）のハチ公をモデルに、左耳が垂れたリアルな姿で再現されています。
昭和19年の金属回収令により、初代の大館駅前ハチ公像が供出されましたが、その台座を再利用して約60年ぶりに建立されたのがこの像です。ハチ公が生まれた大館市大子内の方向を静かに見つめており、訪れる人々に深い感動を与えています。
秋田犬の魅力にふれる
秋田犬は、日本犬の中でも最も大型の犬種で、国の天然記念物にも指定されています。その特徴は、引き締まった体つき、立ち耳、大きな頭、巻き尾、そして忠誠心の強さです。外見の愛らしさとは裏腹に、とても賢く勇敢で、家族に対しては深い愛情と忠誠を示します。
近年では、ロシアのフィギュアスケーターに贈られたことで、世界的にも注目を集めました。
おすすめの訪問時期
4月下旬から11月中旬にかけては、屋外の犬舎にも秋田犬が入っており、外で元気に過ごす姿を見ることができます。また、平日（月・水・金）は1階事務所内でも秋田犬と出会える可能性が高いため、犬好きの方には特におすすめの時期です。
秋田犬のふるさと、大館市で、その魅力を肌で感じられる秋田犬会館。秋田犬ファンはもちろん、日本犬や文化、歴史に関心のある方にとっても、大変意義深い訪問先となることでしょう。旅の思い出に、ぜひ立ち寄ってみてください。
