抱返り渓谷

抱返り渓谷|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

抱返り渓谷は、田沢湖と角館を流れる玉川中流に連なる全長10kmの美しい渓谷です。昔、人々が通行する際に狭くて険しく、相手を抱きかかえるようにしてしか進めなかったことから「抱返り」と名付けられました。新緑の時期や紅葉が美しい10月上旬~11月上旬には「抱返り紅葉祭」が開催され、数多くの観光客で賑わいます。整備された遊歩道を歩くことで、神秘的な碧い渓流や「神の岩橋」、「誓願橋」、「回顧の滝」などの絶景を楽しむことができます。特に「回顧の滝」はその美しさから、何度も振り返って見たくなると言われるスポットです。遊歩道は冬期間、11月下旬~4月下旬は通行止めとなるため、訪問の際は注意が必要です。この渓谷は、その美しい風景と共に、東北の耶馬渓とも称されるほどの名勝地として多くの人々に愛されています。

基本情報

名称
抱返り渓谷 (だきがえりけいこく)
所在地
〒014-1113 秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内
アクセス
JR角館駅より車で15分 (紅葉期間には無料バス運行あり)
JR神代駅より車で約5分
駐車場
駐車場 あり
定休日
11月下旬~4月中旬までは冬期通行止め
連絡先
電話番号: 0187-43-2111
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

抱返り渓谷は、秋田県仙北市を流れる玉川の中流域に位置する、全長約10kmにわたる美しい渓谷です。角館と田沢湖を結ぶルートの中間にあるためアクセスが良く、豊かな自然と景観美から、多くの観光客に親しまれています。

渓谷の名は、かつて道幅が非常に狭く、すれ違う際に人々が互いに体を抱え合って通ったことに由来し、「抱返り」と呼ばれるようになったと伝えられています。

新緑と紅葉の名所
抱返り渓谷は、特に新緑(6月中旬〜8月下旬)と紅葉(10月上旬〜11月上旬)の時期に絶景が広がることで知られ、「東北の耶馬渓(やばけい)」とも称されるほどの景観美を誇ります。

春から初夏には青く澄んだ渓流と鮮やかな緑が鮮烈なコントラストを描き、秋には渓谷全体が赤や黄色に染まり、まるで絵画のような風景に。紅葉シーズンには「抱返り紅葉祭」も開催され、芸能披露や茶席などの催しで賑わいます。

渓谷の楽しみ方:遊歩道と絶景スポット
渓谷沿いには「抱返り渓谷遊歩道」が整備されており、片道約1.5km(所要時間:30〜40分)と、アップダウンが少ないため子どもから大人まで気軽に散策できます。歩道沿いには多くの見どころが点在し、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。

主な見どころ
● 抱返神社
遊歩道の入り口近くに佇む神社で、老杉に囲まれた荘厳な雰囲気が漂います。寛文13年(1673年)、大干害から村を救った水神に感謝して祀られ、現在は水波能売神(みずはのめのかみ)を祭神としています。雨乞いや水分神、養蚕守護の神徳が信仰されています。

● 神の岩橋
全長約80mの赤いつり橋で、大正15年に森林鉄道用として架けられました。秋田県内最古の吊り橋とされ、赤い橋とエメラルドグリーンの渓流、両岸の原生林が織りなす風景は、抱返り渓谷を代表する絶景スポットです。

● 巫女石
神の岩橋近くにある巨岩で、岩の上には松が生えています。伝説では、薬師参詣に訪れた巫女が増水により渡れなくなったところ、神の加護によって助けられ、感謝と敬虔の思いを込めてこの岩となったとされています。

● 茣蓙(ござ)の石
急流に浮かぶように鎮座する、広く平滑な岩。かつては上に茣蓙を何枚も敷けるほどの広さだったといわれ、信州・木曽川上流の名勝「寝覚の床」に似た景観です。流れの音は「獣の雄叫び」とも形容されましたが、現在はダムの影響で水位が下がり、「老虎のささやき」とも称されています。

● 誓願橋と「香の煙」
さらに進むともう一つの吊り橋「誓願橋」が現れます。周囲の岩壁が迫り、渓流の泡沫が香を焚く煙のようにたなびく様子が美しく、「寺」とも呼ばれる景勝地の中心となっています。この橋は、かつて崩落した旧道の代替として新たに架けられました。

● 回顧(みかえり)の滝
高さ約30mの飛瀑で、抱返り渓谷のハイライトとも言える存在。白い布のように流れ落ちるその姿が、まるで女性が着物を着替えるようにも見えるとされ、あまりの美しさに思わず何度も振り返ってしまうことから「回顧の滝」と名付けられました。

● 飯村少年弔魂碑
遊歩道の終点近くには、昭和10年に妹を助けようとして崖から転落し命を落とした角館小学校の飯村秀二少年を偲ぶ碑があります。兄弟愛の象徴として、多くの人々に語り継がれています。

ミシュラングリーンガイドにも掲載
抱返り渓谷は、その自然美と観光価値の高さから、フランスの「ミシュラングリーンガイド・ジャポン」にも掲載されています。渓流の透明度、原生林の彩り、迫力ある岩壁と滝の調和が、国内外の旅行者に高く評価されています。

散策の際の注意点
遊歩道は毎年11月下旬から4月下旬まで通行止めとなります。訪問前に最新の通行情報をご確認ください。

滑りやすい箇所があるため、スニーカーやトレッキングシューズなど、歩きやすい靴での散策をおすすめします。

渓谷内には売店やトイレが少ないため、事前の準備をしておくと安心です。

抱返り渓谷は、四季折々に異なる表情を見せる秋田県屈指の名勝地です。整備された遊歩道を歩きながら、原生林と清流、渓谷が織りなす美しい風景を満喫できます。田沢湖や角館の観光と併せて、ぜひ訪れてみてください。

【抱返り渓谷】関連動画

#13【Vlog】秋田県の抱返り渓谷と角館にドライブして、稲庭うどんを食べたよん。
抱返り渓谷~神の岩橋~【4K】秋田県仙北市2019
【秋田県 抱返り渓谷&角館町歩き】犬連れ車中泊の旅 [Akita Prefecture: Walking in Kakunodate Town Dakigaeri Canyon]
2021.7 抱返り渓谷の新緑と青い清流 in秋田県 仙北市
東北田舎道ドライブ 作業用動画 抱返り渓谷 秋田県立自然公園 マイナスイオンチャージの旅
【秋田】ハプニングに足止めを食らう2人。それでも絶景に癒された秋田観光
抱返り渓谷の紅葉 秋田県仙北市 Autumn leaves Dakigaeri Valley Senboku City,Akita Prefecture
観光案内 秋田県仙北市「抱返り渓谷」With English tourist information Scenic view of Senboku, Akita Japan
秋田県の観光スポット
秋田県の観光スポット一覧を見る
道の駅あきた港 ポートタワー・セリオン

道の駅あきた港 ポートタワーセリオンは秋田市の象徴とも言えるスポットです。全高143mの秋田市ポートタワーセリオンから、地上100mの展望台を利用して、360度の大パノラマで壮...

寒風山

寒風山は、秋田県男鹿半島に位置する標高355メートルの山です。その美しい緑の芝生が山全体を覆い、頂上からは360°の大パノラマが広がる絶景スポットとして知られています。一度...

田沢湖

秋田県に位置する田沢湖は、日本で最も深い湖として知られ、水深はなんと423.4メートル。その湖面は瑠璃色、碧、藍と多彩な色に変わり、訪れる人々を魅了します。湖上では遊覧船...

角館武家屋敷

角館は秋田県仙北市に位置する、江戸時代の城下町としての美しい街並みが今も残る観光地です。通称「みちのくの小京都」として親しまれ、その歴史的風情は日本人のみならず、多...

なまはげ館

「なまはげ館」は、秋田県男鹿市にある施設で、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「男鹿のナマハゲ」に焦点を当てています。ここでは、男鹿60地区以上から集められた多種多様...

乳頭温泉郷

秋田県仙北市に位置する「乳頭温泉郷」は、350年以上の歴史を誇る温泉地です。十和田・八幡平国立公園内の乳頭山の麓に位置し、美しいブナの原生林に囲まれた7つの温泉宿が点在...

雲昌寺のアジサイ

雲昌寺は秋田県男鹿市にある歴史ある寺院で、1624年の開創以来多くの人々に愛されてきました。しかし、最近の注目はその歴史よりも、寺の境内を一面青色に染め上げる美しいアジ...

千秋公園

千秋公園は秋田駅から徒歩約10分、四季折々の美しい景観と秋田藩の歴史を持つ場所です。元々は初代秋田藩主・佐竹義宣によって築かれた久保田城の跡地で、現在は日本庭園として...

周辺のホテル・旅館・宿泊施設