丸亀城

丸亀城|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

築城400年を誇る丸亀城は、香川県丸亀市にそびえる「石垣の名城」です。標高約66メートルの亀山に築かれたこの城は、全国に12しかない現存木造天守の一つで、最も小さい三層三階の天守を持ちます。城全体を取り囲む「扇の勾配」と呼ばれる石垣の美しさは圧巻で、特に四季折々の情景と調和した姿が魅力です。日本百名城にも選ばれ、丸亀市のシンボルとして、歴史を感じながら散策や観光が楽しめます。

基本情報

名称
丸亀城 (まるがめじょう)
所在地
〒763-0025 香川県丸亀市一番丁
アクセス
JR予讃線丸亀駅から徒歩10分
善通寺ICより車で約10分
坂出ICより車で約12分
駐車場
50台
営業時間
入園自由(天守は9:00~16:00)
定休日
天守:無休 大手一の門:雨天時
料金
天守のみ
大人400円、小人(小・中学生)無料
連絡先
電話番号:0877-22-0331
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

丸亀城は、香川県丸亀市の中心部、標高約66メートルの亀山(かめやま)に築かれた平山城で、別名「亀山城(かめやまじょう)」とも呼ばれています。築城から400年以上の歴史を誇り、全国に12しか現存しない木造天守の一つを有する貴重な城として知られています。また、日本城郭協会が選定する「日本100名城」にも選ばれており、香川県を代表する歴史観光スポットとして多くの人々に親しまれています。
丸亀城最大の特徴は、「石垣の名城」と称される壮大な石垣群です。内堀から本丸まで積み重ねられた石垣の総高は約60メートルにも達し、総高として日本一の高さを誇る石垣の城として知られています。特に高石垣に見られる「扇の勾配(おうぎのこうばい)」と呼ばれる美しい曲線は、下部が緩やかで上部に向かうにつれて急になる優美な反りが特徴です。白い天守と巨大な石垣が織りなす景観は圧巻で、春の桜や秋の紅葉など四季折々の風景と調和する美しさでも高く評価されています。

丸亀城の歴史
丸亀城の歴史は室町時代までさかのぼるとされますが、本格的な城郭として整備されたのは戦国時代末期です。1597年(慶長2年)、讃岐国を治めていた生駒親正(いこまちかまさ)とその子・生駒一正(いこまかずまさ)が、高松城の支城として築城を開始しました。当時の丸亀城は、城だけでなく城下町全体を堀や土塁で囲む「総構え」を採用した大規模な城郭でした。
しかし1615年(元和元年)、江戸幕府が発令した「一国一城令」により、生駒氏は本城である高松城を残し、丸亀城は廃城となります。その後、生駒氏はお家騒動によって改易となり、1641年(寛永18年)に山崎家治(やまざきいえはる)が丸亀藩主として入封しました。
山崎家治は幕府の許可を得て1643年(寛永20年)から丸亀城の再築に着手します。山崎家治は大阪城や江戸城の工事にも携わった築城の名手として知られ、丸亀城でも高度な石垣技術を駆使しました。しかし工事半ばの1648年(慶安元年)に死去し、完成を見ることはできませんでした。
その後、1658年(万治元年)に京極高和(きょうごくたかかず)が丸亀藩主として入封し、築城工事を引き継ぎます。現在残る天守は京極氏の時代に完成したもので、以後明治維新まで約200年にわたり京極氏が丸亀藩を治めました。
明治維新後、1873年(明治6年)の廃城令を契機として城の役割は失われ、櫓や多聞など多くの建物が取り壊されました。しかし、天守や大手門などの主要な建造物は保存され、現在では城跡全体が史跡公園として整備され、市民や観光客の憩いの場となっています。

現存十二天守の中で最も小さな天守
丸亀城天守は、現存十二天守の一つであり、国の重要文化財に指定されています。三層三階構造の木造天守で、高さは約15メートルです。
現存天守の中では最も小さい天守ですが、その姿は非常に美しく、均整の取れた外観を誇ります。屋根には優雅な曲線を描く「唐破風(からはふ)」や三角形の「千鳥破風(ちどりはふ)」が設けられ、小規模ながらも格式ある意匠が施されています。
天守は1643年(寛永20年)から始まった再築工事の中で建設され、1660年(万治3年)頃に完成したと考えられています。内部には急な階段や防御設備が残されており、江戸時代の城郭建築を今に伝えています。最上階からは丸亀市街地や瀬戸内海、讃岐平野を一望でき、絶景スポットとしても人気があります。

日本一の高さを誇る石垣
丸亀城を語るうえで欠かせないのが石垣です。亀山の地形を活かしながら、本丸・二の丸・三の丸へと段階的に築かれた石垣は壮観で、総高約60メートルに達します。
石垣には様々な築石技術が用いられており、時代ごとの技術の変遷を見ることができます。
・自然石をそのまま積む「野面積み(のづらづみ)」
・加工した石を組み合わせる「打込接ぎ(うちこみはぎ)」
・隙間なく精密に積む「切込接ぎ(きりこみはぎ)」
・隅角部を強固にする「算木積み(さんぎづみ)」
特に三の丸北側の高石垣は高さ20メートル以上あり、江戸時代初期の石垣技術の最高傑作の一つと評価されています。
また、本丸には石垣を補強するために築かれた「ハバキ石垣」と呼ばれる珍しい構造も残されています。

大手門
丸亀城には国の重要文化財に指定されている大手一の門(太鼓門)と大手二の門が現存しています。

大手一の門(太鼓門)
櫓門形式の重厚な門で、かつては櫓内の太鼓によって時刻を知らせていました。このことから「太鼓門」とも呼ばれています。2006年(平成18年)に「時太鼓」が復活し、現在も正午に打ち鳴らされており、観光客にも人気です。

大手二の門
高麗門形式の門で、大手一の門との間には敵の侵入を防ぐための「枡形(ますがた)」が設けられています。城郭防御の工夫を間近に見ることができる貴重な遺構です。

二の丸と三の丸
二の丸は本丸を守る最後の防御拠点であり、現在は広場として整備されています。春には桜が咲き誇り、丸亀城は香川県有数の花見スポットとしても知られています。
二の丸には水深30メートル以上とされる深井戸が残っており、日本有数の深さを誇る城内井戸として有名です。
三の丸は本丸と二の丸を囲む広大な曲輪で、かつては月見櫓・坤櫓・戌亥櫓などの櫓が建ち並んでいました。現在も壮大な石垣が残り、丸亀城の防御力の高さを感じることができます。

羽坂重三郎伝説
丸亀城には石工・羽坂重三郎(はさかじゅうざぶろう)にまつわる伝説が伝わっています。
城主が完成した石垣を賞賛した際、重三郎は「鉄棒一本あれば簡単に登れる」と言い、自ら石垣を登ってみせたといわれます。これを見た城主は、敵方に利用されることを恐れ、井戸工事を命じて重三郎を井戸の中で殺害したという悲話が残されています。
史実かどうかは定かではありませんが、難工事の末に完成した丸亀城の歴史を物語る伝説として現在も語り継がれています。

現在の丸亀城
現在の丸亀城は、歴史的価値の高い城郭遺構として保存される一方、市民の憩いの場としても親しまれています。春には桜、夏には青葉、秋には紅葉、冬には澄んだ空気の中に映える天守と石垣が美しく、多くの観光客を魅了しています。
日本一の高さを誇る石垣群、現存十二天守の中で最も小さな木造天守、そして400年以上受け継がれてきた歴史と文化を体感できる丸亀城は、香川県を訪れるならぜひ足を運びたい名城の一つです。

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