浜松城

浜松城|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

浜松城は、静岡県浜松市にある歴史深い城で、徳川家康が1570年に入城し約17年間を拠点として過ごしたことで知られています。家康の出世の足掛かりとなったことに加え、歴代城主から幕府の要職に就く人物が多かったことから、「出世城」とも呼ばれ親しまれています。城は三方原台地の斜面に沿って曲輪が階段状に配置される「梯郭式」の縄張りが特徴です。現在の天守閣は1959年に市民の寄付などによって建てられた模擬天守で、内部では家康や浜松の歴史に関する展示が行われています。展望台からは浜松市街を一望でき、史跡散策も楽しめる観光スポットです。

基本情報

名称
浜松城 (はままつじょう)
所在地
〒430-0946 静岡県浜松市中区元城町100-2
アクセス
JR東海道新幹線浜松駅から遠鉄バス浜松市役所方面行きで5分、市役所前下車、徒歩3分
駐車場
駐車場 あり
営業時間
8時30分~16時30分
定休日
12月29日~12月31日
料金
大人(高校生以上)150円、中学生以下無料
連絡先
電話番号:053-453-3872
公式サイト
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詳細情報

浜松城は、静岡県浜松市にある歴史ある城で、徳川家康が天下統一へ向かう重要な拠点となったことから「出世城」として知られています。家康は元亀元年(1570)に岡崎城を長男・信康に譲り、三方原台地の東南端に浜松城を築き、駿遠(遠江・駿河)経営の拠点としました。遠州一帯を見渡せる地形に着目し、武田信玄の侵攻に備える意味でも重要な場所だったとされています。

浜松城の縄張りは、三方原台地の斜面に沿って曲輪(くるわ)が階段状に並ぶ「梯郭式(ていかくしき)」が特徴です。城郭は南北約500m、東西約450mの規模を持ち、西北の最高所に天守曲輪、その東に本丸・二の丸、さらに東南に三の丸がほぼ一直線に配置されています。曲輪が隣接しながら段状に連なる構造のため、防御面でも優れた城づくりになっています。

家康は29歳から45歳までの約17年間を浜松城で過ごし、この時期に姉川の戦い、長篠の戦い、小牧・長久手の戦いなど、後の天下取りにつながる数々の戦いを経験しました。中でも元亀3年(1572)の「三方ヶ原の合戦」は、武田信玄率いる武田軍と徳川・織田連合軍が激突した戦いで、家康にとって生涯最大の敗戦といわれています。軍勢の人数については諸説ありますが、一般的には武田軍が大軍で、家康軍が少数であったとされ、家康が敗走して浜松城へ逃げ帰ったという話が伝わっています。また、敗戦直後の自分の顔を描かせて戒めとし、生涯大切にしたという逸話も残っており、浜松在城の17年間は徳川300年の礎を築くための試練の時代だったといえるでしょう。

三方ヶ原の合戦にまつわる伝承は、浜松市内の地名にも残っています。例えば「小豆餅(あずきもち)」や「銭取(ぜにとり)」は、敗走中の家康が餅を食べた、あるいは代金を払わず逃げたといった逸話に由来するとされています。さらに、合戦後に家康が反撃を試みたと伝わる「犀ヶ崖(さいががけ)」では、武田軍を奇襲した話や「布橋(ぬのばし)」という地名の由来が語り継がれています。これらは郷土史として親しまれている伝承でもあり、現在も地域の歴史を感じられる要素の一つです。犀ヶ崖では、毎年7月15日に合戦の死者供養として郷土芸能「遠州大念仏」が奉納され、浜松市の無形文化財にも指定されています。

家康が駿府へ移った後の浜松城は、徳川家とゆかりの深い譜代大名が代々城主を務めました。歴代城主の中には老中や大坂城代、京都所司代、寺社奉行など幕府の要職に就く人物が多く、こうした背景から浜松城はのちに「出世城」と呼ばれるようになりました。藩政260年の間に多くの城主が誕生したとされ、代数については数え方によって前後する可能性があるものの、出世に縁のある城として現在も語られています。特に天保の改革を行った水野忠邦が浜松城主を務めたことでも知られています。

明治維新後、浜松城の建物は壊されて荒廃しましたが、昭和33年(1958)に旧天守台の上へ新たな天守閣が再建され、翌年(1959)に完成しました。現在の天守閣は当時の姿を完全に復元したものではなく、観光・展示施設としての模擬天守ですが、内部では家康や浜松の歴史に関する資料、武具などが展示され、歴史を学べる場となっています。展望台からは浜松市街を一望でき、城跡の石垣や曲輪の名残をたどりながら史跡散策も楽しめます。

このように浜松城は、徳川家康が若き日に苦難と成長を重ねた場所であり、戦国時代の緊張感と歴史の転換点を感じられる貴重な史跡です。城の構造や合戦の逸話、出世城としての由来など見どころも多く、歴史好きはもちろん観光で訪れる方にも魅力あふれるスポットとなっています。

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