今治城

今治城|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

今治城は、築城の名手藤堂高虎が関ヶ原の戦い後に築いた平城で、「日本三大海城」の一つです。瀬戸内海に面し、海水を引き入れた堀や船入が設けられ、当時の海上交通の要所として機能しました。現在も幅広い内堀と石垣が残り、昭和以降に再建された天守や櫓が城郭の姿を再現しています。夜間には照明デザイナー海藤春樹氏によるライトアップが行われ、幻想的な光景が楽しめます。城内の博物館では地域の歴史や文化を学ぶことができます。

基本情報

名称
今治城 (いまばりじょう)
所在地
〒794-0036 愛媛県今治市通町3丁目1-3
アクセス
JR今治駅から徒歩で約20分
瀬戸内しまなみ海道今治ICから車で約10分
駐車場
約66台
営業時間
9:00~17:00(閉館)
定休日
年末の3日間(12月29日~12月31日)/別に定める日
料金
一般520円、学生260円、高校生以下または18歳未満無料
連絡先
電話番号:0898-31-9233
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

今治城は、愛媛県今治市通町にある平城で、築城の名手として知られる藤堂高虎(とうどうたかとら)によって築かれた名城です。瀬戸内海に面した海岸部に造られ、海水を引き入れた広大な堀や国内最大級の船入(ふないり)を備えていたことから、日本を代表する海城・水城の一つとして知られています。
香川県の高松城、大分県の中津城とともに「日本三大水城」に数えられ、「吹揚城(ふきあげじょう)」の別名でも親しまれています。現在も幅広い内堀と石垣がよく残り、再建された天守や櫓、城門が水面に映る美しい城郭景観を楽しむことができます。

今治城の歴史
今治城は、関ヶ原の戦いで東軍として功績をあげた藤堂高虎が、伊予半国20万石を与えられた後に築いた城です。
築城は慶長7年(1602年)に始まり、慶長9年(1604年)頃に主要部が完成し、建造物を含めた城郭全体は慶長13年(1608年)頃に整ったと考えられています。
藤堂高虎は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、宇和島城、今治城、伊賀上野城、津城など、多くの城の築城や改修に関わった名築城家として知られています。今治城にも、高虎らしい合理的で実用的な設計思想が随所に見られます。
藤堂高虎が伊勢・伊賀へ転封された後は、養子の藤堂高吉が城代として入りました。その後、寛永12年(1635年)からは松平定房(まつだいらさだふさ)が入城し、以後、久松松平家が今治藩主として明治維新までこの地を治めました。

日本三大水城の一つ
今治城の大きな特徴は、瀬戸内海に面した立地を生かした海城であることです。
築城当時の今治城は、三重の堀を持つ広大な城郭で、堀には瀬戸内海の海水が引き込まれていました。城内には船を出入りさせるための船入が設けられ、海上交通や軍事、物流の拠点として重要な役割を担っていました。
このような構造から、今治城は高松城、中津城とともに「日本三大水城」と呼ばれています。海と城が一体となった構造は、瀬戸内海の交通・物流・軍事の要所であった今治の性格をよく表しています。

吹揚城の別名
今治城は「吹揚城」とも呼ばれています。
これは、城が築かれた場所が海風によって砂が吹き上げられてできた「吹揚の浜」であったことに由来するといわれています。
海辺の砂地に大規模な城を築くことは容易ではありませんでしたが、藤堂高虎は石垣や堀の構造を工夫し、軟弱な地盤の上に堅固な城郭を築きました。この点からも、高虎の築城技術の高さを感じることができます。

海水を引き入れた内堀
今治城の見どころの一つが、現在も残る広大な内堀です。
内堀は幅約50メートルもあり、現在も海水が出入りしています。そのため、堀の中にはボラやチヌ、時にはエイなど、海の魚が泳ぐこともあります。一般的な淡水の堀とは異なり、海とつながる今治城ならではの珍しい景観です。
水面に映る石垣や天守、櫓の姿は美しく、昼夜を問わず多くの観光客を楽しませています。

石垣と犬走り
今治城には、藤堂高虎の築城技術を感じられる石垣が残されています。
砂地の上に築かれた城でありながら、主郭部には高さ10メートルを超える石垣が築かれています。石垣の基部には「犬走り」と呼ばれる平坦な部分が設けられており、軟弱な地盤に対応するための工夫がうかがえます。
また、城内には巨大な石材も使われており、普請奉行を務めた渡辺勘兵衛にちなむ「勘兵衛石」も知られています。

再建された天守と櫓
明治維新後、今治城の建造物の多くは取り壊され、内堀と主郭部の石垣を残すのみとなりました。
その後、1953年(昭和28年)に主郭部跡と内堀が愛媛県指定史跡となり、1980年(昭和55年)には天守、武具櫓、多聞櫓が再建されました。その後も御金櫓、山里櫓、鉄御門などの再建・復元が進められ、現在では往時の城郭の雰囲気を感じられる姿となっています。

天守と博物館
現在の今治城天守は、1980年に再建された五重六階の建物です。
なお、現在の天守は史実上の天守を完全に復元したものではなく、往時の姿については諸説がありますが、今治城のシンボルとして広く親しまれています。
天守内部は博物館として利用されており、今治城の歴史や今治藩に関する資料、武具、古文書、地域の歴史資料などが展示されています。
最上階は展望台になっており、今治市街地、瀬戸内海、しまなみ海道、来島海峡方面を一望できます。天気の良い日には、瀬戸内海に浮かぶ島々の美しい景色を楽しむことができます。

城内の展示施設
今治城内には、天守のほかにも複数の展示施設があります。
武具櫓では甲冑や刀剣など武具に関する展示があり、御金櫓などでは郷土美術や地域ゆかりの資料・作品を鑑賞できます。また、山里櫓などでは今治の自然や文化に関する展示も行われています。
共通券で複数の施設を見学できるため、城郭だけでなく今治の歴史・文化・芸術を幅広く学ぶことができます。

鉄御門
今治城の見どころの一つが、2007年(平成19年)に再建された鉄御門(くろがねごもん)です。
鉄御門は、かつて今治城の重要な防御施設であった門で、再建により城郭らしい重厚な雰囲気がよみがえりました。門や櫓と石垣、内堀が一体となった景観は、今治城らしい美しさを感じられる撮影スポットです。

吹揚神社
天守の近くには吹揚神社があります。
この神社は、明治時代に城内や城下町にあった複数の神社を合祀して創建されたもので、現在も地元の人々に親しまれています。正月には初詣客でにぎわい、今治城散策とあわせて参拝する人も多く見られます。

夜のライトアップ
今治城は夜のライトアップも人気です。
日没後には天守や櫓、石垣が照明で照らされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。水面に映る光と城郭の姿は美しく、まるで海に浮かぶ城のような景観を楽しめます。
ライトアップは照明デザイナー・海藤春樹氏によるもので、約100基の照明によって城全体が立体的に浮かび上がるよう演出されています。夜の今治観光にもおすすめです。

日本100名城
今治城は、公益財団法人日本城郭協会が選定する「日本100名城」にも選ばれています。
築城の名手・藤堂高虎の代表的な城であり、海水を取り入れた水城としての独自性、残された内堀や石垣、復元された城郭景観などが高く評価されています。
城好きはもちろん、歴史や建築、瀬戸内海の景色を楽しみたい人にも見ごたえのある城です。

まとめ
今治城は、藤堂高虎が築いた日本屈指の海城であり、高松城・中津城とともに「日本三大水城」に数えられる名城です。瀬戸内海に面した立地を生かし、海水を引き入れた堀や国内最大級の船入を備えた構造は、今治が海上交通の要所であったことを物語っています。
現在も広大な内堀と石垣が残り、再建された天守や櫓、鉄御門が往時の城郭の雰囲気を伝えています。天守内部では今治城や地域の歴史を学ぶことができ、最上階からは瀬戸内海やしまなみ海道の絶景を一望できます。
昼は水面に映える美しい城郭、夜は幻想的なライトアップが楽しめる今治城は、愛媛県今治市を代表する観光スポットであり、しまなみ海道観光とあわせて訪れたい名城です。

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