道後温泉本館

道後温泉本館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

道後温泉本館は、日本最古の温泉とされ、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場する愛媛県松山市の象徴です。古事記や万葉集にも記される歴史を持つこの温泉は、平成6年に国の重要文化財に指定されました。本館は城郭式の木造三層楼で、独特の風情が漂い、訪れる人々を魅了します。保存修理工事を経て、令和6年7月には全館営業が再開されました。湯上がりには周辺の街並みを浴衣で散策し、風情あるひとときを楽しむことができます。

基本情報

名称
道後温泉本館 (どうごおんせんほんかん)
所在地
〒790-0842  愛媛県松山市道後湯之町、道後鷺谷町ほか
アクセス
JR松山駅から伊予鉄道松山市内線道後温泉行きで25分、終点下車すぐ
駐車場
[道後温泉駐車場]100台
[道後温泉祝谷東町駐車場]43台
営業時間
6:00~23:00(札止め22:30) ※コースにより異なる
定休日
無休(12月上旬に年末大掃除のため臨時休業あり)
料金
[霊の湯3階個室]大人2500円/小人(2~11歳)1250円
[霊の湯2階席]大人2000円/小人(2~11歳)1000円
[神の湯2階]大人1300円/小人(2~11歳)650円
[神の湯階下]大人700円/小人(2~11歳)350円
[又新殿観覧料]大人500円/小人(6~11歳)250円
連絡先
電話番号:089-921-5141
公式サイト
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マップ

詳細情報

道後温泉本館は、愛媛県松山市の道後温泉街の中心に位置する公衆浴場で、日本最古の温泉の一つと伝えられる道後温泉の象徴的存在です。約3000年の歴史を持つと伝えられる道後温泉は、『日本書紀』や『万葉集』などの古典にも登場する名湯として知られ、古代から多くの人々に親しまれてきました。
現在の道後温泉本館は1894年(明治27年)に建築されたもので、重厚感あふれる木造三層楼の建物が特徴です。その歴史的・建築的価値が高く評価され、1994年(平成6年)には公衆浴場として全国で初めて国の重要文化財に指定されました。さらに、2019年(平成31年)から実施された保存修理工事を経て、2024年(令和6年)7月に全館営業を再開し、同年12月には保存修理工事が完了しました。現在は往時の姿を保ちながら、多くの観光客を迎えています。

日本最古の温泉の一つと伝わる道後温泉
道後温泉は日本三古湯の一つに数えられ、古代から皇族や貴族、武将たちにも愛されてきました。
道後温泉には白鷺伝説が残されています。足に傷を負った白鷺が岩の間から湧き出る温泉で傷を癒していたことから、人々が温泉の存在を知ったという伝説です。この白鷺は現在も道後温泉のシンボルとなっており、本館の屋上に建つ「振鷺閣(しんろかく)」にも白鷺の像が飾られています。
また、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場し、文学作品や映画、ドラマなど数多くの作品の舞台として描かれてきました。近年では、スタジオジブリ映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルの一つではないかともいわれ、国内外から注目を集めています。

道後温泉本館の建築美
道後温泉本館は、城郭を思わせる独特の木造三層楼建築で知られています。
設計を手掛けたのは松山の城大工・坂本又八郎で、当時としては非常に珍しかった木造三層構造を採用しました。明治時代から昭和初期にかけて増築や改築が繰り返されたため、館内には細い廊下や急な階段が複雑に入り組み、まるで迷路のような趣があります。
昼間は白壁と木造建築の美しい調和が楽しめますが、夜になるとガス灯や周辺の照明に照らされ、より一層風情ある景観を楽しめます。

振鷺閣と刻太鼓
本館の屋上には振鷺閣と呼ばれる塔屋があります。
振鷺閣には白鷺の像が設置されており、道後温泉のシンボルとして親しまれています。また、一日に三回、午前6時・正午・午後6時になると「刻太鼓(ときだいこ)」が打ち鳴らされ、温泉街に時を告げます。
この太鼓の音は道後温泉の風物詩として多くの観光客に親しまれています。

源泉かけ流しの名湯
道後温泉本館の大きな魅力は、基本的に加温・加水を行わない源泉かけ流しの温泉です。
泉質はアルカリ性単純温泉で、刺激が少なく肌にやさしいことから「美人の湯」とも呼ばれています。無色透明でやわらかな湯ざわりが特徴で、湯上がりには肌がしっとりとなめらかになると評判です。
浴槽だけでなく、洗い場の蛇口から出るお湯も温泉であり、道後温泉の恵みを存分に味わうことができます。

神の湯
道後温泉本館の代表的な浴場が「神の湯(かみのゆ)」です。
神の湯は地元の人々にも親しまれている大浴場で、広々とした空間の中でゆったりと入浴できます。浴室内には、道後温泉に伝わる白鷺伝説や神話を題材とした砥部焼の陶板が飾られており、愛媛らしい文化も感じられます。
観光客だけでなく地元の利用者も多く、昔ながらの公衆浴場の雰囲気を味わえる人気の浴場です。

霊の湯
もう一つの浴場が「霊の湯(たまのゆ)」です。
霊の湯は神の湯よりも格式が高く、かつて皇族や政府要人などが利用した浴場として整備されました。浴槽には香川県産の庵治石や愛媛県大島産の大島石など高級石材が使用され、壁面には大理石が配されています。
落ち着いた雰囲気の中で、より上質な入浴体験を楽しむことができます。

又新殿(ゆうしんでん)
道後温泉本館には、日本で唯一現存する皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」があります。
1899年(明治32年)に皇室専用施設として建設され、歴代皇族が利用してきました。御成門や御玉座など格式高い設備が残されており、現在は見学コースで内部を見学することができます。
又新殿は皇室専用浴室として建設された日本で唯一現存する施設であり、重要文化財の中でも特に貴重な存在として高く評価されています。

湯上がりを楽しむ休憩室
道後温泉本館では入浴後に利用できる休憩室も人気です。

神の湯二階席
本館を代表する大広間で、開放感のある和室空間が広がります。浴衣姿でくつろぎながら、お茶とお菓子のお接待を受けることができます。

霊の湯二階席
白鷺をモチーフにした照明が特徴で、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり過ごせます。

霊の湯三階個室
数寄屋造りの趣ある個室で、夏目漱石も道後温泉本館をたびたび利用したと伝えられています。静かな空間で特別な時間を楽しめます。

貸切室「しらさぎの間」「飛翔の間」
2024年の全館営業再開に合わせて利用できるようになった貸切室です。窓からは振鷺閣の白鷺像を眺めることができ、より贅沢な滞在を楽しめます。

道後温泉街の散策
道後温泉本館を訪れたら、周辺の温泉街散策も欠かせません。
本館周辺には浴衣姿で歩く観光客が多く、レトロな商店街や土産物店、カフェ、和菓子店などが軒を連ねています。道後ハイカラ通りでは愛媛名物のみかんスイーツや坊っちゃん団子なども味わえます。
また、道後温泉別館「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」や「椿の湯」も近くにあり、湯めぐりを楽しむこともできます。

夜の道後温泉本館
日が暮れると、道後温泉本館は昼間とは異なる幻想的な姿を見せます。
ガス灯や周辺照明の柔らかな光に照らされた木造建築は非常に美しく、明治時代へタイムスリップしたような気分を味わえます。夜の散策や写真撮影にも最適で、多くの観光客が訪れます。

まとめ
道後温泉本館は、日本最古の温泉の一つと伝えられる道後温泉の象徴であり、国の重要文化財にも指定された歴史的建造物です。1894年に建築された木造三層楼の美しい建物は、道後温泉街のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
源泉かけ流しの「神の湯」と「霊の湯」、皇室専用浴室だった又新殿、趣ある休憩室など見どころも豊富で、温泉文化と建築美を同時に楽しむことができます。
2024年には保存修理工事を終えて全館営業が再開され、さらに魅力を増した道後温泉本館。温泉に浸かり、浴衣で温泉街を散策しながら、長い歴史を持つ名湯が育んできた文化と風情を存分に味わえる、愛媛県を代表する観光スポットです。

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