馬籠宿|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 馬籠宿 (まごめじゅく)
- 所在地
- 岐阜県中津川市馬籠
- アクセス
- R中津川駅から北恵那交通バス馬籠線 約25分「馬籠」下車
中央自動車道中津川ICより約20分。 国道19号松本・木曽方面へ「沖田」交差点を右折。県道7号を直進、案内看板を左折。 - 駐車場
- 駐車場 あり
- 営業時間
- 見学自由
- 定休日
- なし
- 連絡先
- 電話番号:0573-69-2336
- 公式サイト
- キーワード
マップ
詳細情報
馬籠宿は、岐阜県中津川市の山あいにある、中山道の宿場町として栄えた歴史ある町です。斜面地に石畳の道と木造家屋がぎっしりと並び、江戸時代の面影を色濃く残した町並みが大きな魅力です。
1. 馬籠宿の場所と景観の特徴
馬籠宿は、岐阜県中津川市馬籠地域にあり、日本のほぼ中央、中央アルプス南端の山あいに位置しています。傾斜のある地形の中に、水田や山林が広がる里山の風景が楽しめるエリアです。
町の中心部を、江戸初期に開通した中山道が通っており、斜面に沿って続く石畳の道が最大の特徴です。宿場内には、約600m余りにわたって石畳の坂道が続き、その両側には伝統的な木造建築の宿や飲食店、カフェ、雑貨店などが軒を連ねています。
歩いていると、水のせせらぎや小鳥のさえずり、山から吹き抜ける風が心地よく、日常から少し離れた、どこか懐かしい時間を過ごすことができます。
2. 中山道と「木曽路」における馬籠宿
中山道は、江戸時代の五街道のひとつとして整備された、江戸(現在の東京)と京都を結ぶ街道です。その道中には69の宿場町が置かれ、馬籠宿は江戸から京都までの43番目の宿場町にあたります。
馬籠宿から先の中山道は、「木曽路」と呼ばれる木曽谷の山深い区間へと続いていきます。この木曽路には「木曽11宿」と呼ばれる宿場町が点在しており、馬籠宿はその中で最も南に位置し、唯一岐阜県に属する宿場町です。
険しい山々に囲まれたこの地は、かつて交通の難所でありながら、物資や情報、人々が行き交う重要な中継地点として機能していました。現在も江戸時代の街道の雰囲気を色濃く残しており、歴史と自然を同時に味わえる貴重な場所となっています。
3. 江戸の面影を感じる町歩き
石畳の坂道と町並み
馬籠宿のハイライトは、何といっても石畳の坂道です。坂の下から見上げる眺めは特に美しく、石畳と両側に並ぶ古い建物、そして遠くに連なる山並みが一体となった景観は、まるで時代劇のワンシーンのようです。
坂道沿いには、宿屋風の建物や昔ながらの茶屋、カフェやお土産屋が並びます。都会ではなかなか見かけない雑貨屋を覗いたり、古民家を改装したカフェで一息ついたりと、昔の旅人や木曽路を歩く歴史好きになった気分で散策を楽しむことができます。
フォトスポット
• 水車
馬籠宿の象徴ともいえる大きな水車は、宿場を流れる水路の水を利用して回っています。現在も小水力発電として稼働しており、街灯などの電力にも利用されています。水の音を聞きながら撮影できる、癒しのフォトスポットです。
• 石畳の坂道
坂の下から見上げる構図がおすすめで、石畳と木造家屋が織りなす古風で温かみのある情景を写真に収めることができます。
• 馬籠見晴台・馬籠陣馬上展望広場
宿場の入口のひとつである馬籠見晴台や、高台にある馬籠陣馬上展望広場からは、恵那山を正面に望む大パノラマが広がります。木曽谷や中央アルプスの山並みも一望でき、四季折々に表情を変える絶景スポットです。ベンチも設置されており、散策途中の休憩にも適しています。
4. 島崎藤村と文学の息づく町
文豪・島崎藤村の生誕地
馬籠宿は、日本近代文学を代表する作家・島崎藤村の生誕地としても知られています。藤村は馬籠宿本陣の四男として生まれ、『破戒』『夜明け前』などの名作を世に送り出しました。
代表作『夜明け前』は、幕末から明治維新期の激動の時代を、馬籠宿を舞台に描いた歴史小説で、実父の生涯をモデルにしていることでも知られています。冒頭の「木曽路はすべて山の中である」という一文は、日本文学史に残る有名な書き出しです。
藤村記念館(島崎藤村宅跡・馬籠宿本陣跡)
宿場の中央部には、島崎藤村の生家跡(馬籠宿本陣跡)に建てられた「藤村記念館」があります。ここは岐阜県指定史跡であり、2020年には日本遺産「木曽路はすべて山の中~山を守り 山に生きる~」の構成文化財として追加認定されました。
館内には、藤村の直筆原稿や書簡、初版本、遺愛品など約6,000点の資料が収蔵されています。また、藤村の終焉の地である神奈川県大磯町の書斎も復元されており、館内を巡ることで藤村の生涯と作品世界をたどることができます。『夜明け前』に登場する永昌寺や大黒屋などの実在する場所と合わせて巡るのも、馬籠ならではの楽しみ方です。
5. 歴史を学べるスポット
馬籠宿には、町の歴史や当時の暮らしを体感できる施設が点在しています。
馬籠脇本陣史料館
「馬籠脇本陣史料館」は、江戸時代に実際に使われていた脇本陣を復元した施設です。畳敷きの部屋や土間、板の間など、当時の生活空間が再現されており、宿場町の役割を具体的に感じることができます。
特に格式の高い「上段の間」は、大名や重要な客人を迎えた部屋で、脇本陣の威厳を今に伝えています。
清水屋資料館
「清水屋資料館」は、江戸時代から続く宿屋の姿を今に伝える建物です。旅人が使っていた道具や家具が展示され、客間や台所、土間なども当時のまま保存されています。
また、全国各地の陶磁器や、島崎家と親交の深かった原家に伝わる藤村ゆかりの資料も見どころです。
枡形と水車小屋
宿場入口近くにある「枡形(ますがた)」は、防御のために設けられたL字型の道で、宿場町の構造を知るうえで貴重な遺構です。
その近くにある水車小屋では、現在も水車が稼働しており、馬籠宿の象徴的な風景として親しまれています。
6. 馬籠宿のグルメと食べ歩き
馬籠宿の楽しみのひとつが、坂道沿いで味わう食べ歩きグルメです。
定番グルメ
• 五平餅
木曽谷や中部山間地域発祥の郷土料理で、馬籠宿には複数の五平餅店があります。店ごとにタレや焼き方が異なり、食べ比べも楽しめます。
• 煎餅・おやき
焼きたての煎餅や素朴なおやきは、歩きながら気軽に味わえる人気の品です。
• 栗きんとん味のソフトクリーム
夏場には、中津川名物の栗きんとんをイメージしたソフトクリームも好評です。
カフェ文化
水車のそばにある自家焙煎カフェをはじめ、古民家を活かしたカフェやレトロな喫茶店も点在しており、散策の合間の休憩に最適です。
7. 体験・イベントと文化に触れる楽しみ
馬籠宿では、宿場町文化や地域の暮らしに触れられる体験プログラムや、季節ごとのイベントが行われています。内容は時期によって異なるため、訪問前に最新情報を確認することで、より充実した滞在が楽しめます。
8. おすすめのシーズンと風景の楽しみ方
春(4月初旬頃)
桜が見頃を迎える春は、石畳の坂道と古民家、桜が調和した美しい景色を楽しめる季節です。気候も穏やかで、散策に最適です。
秋(10月下旬~11月中旬)
秋には周囲の山々が紅葉に染まり、馬籠宿は特に多くの観光客でにぎわいます。時期によっては、紅葉に合わせたライトアップが実施されることもあり、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を味わうことができます(実施状況は事前確認がおすすめです)。
9. 馬籠宿と妻籠宿を結ぶ「サムライロード」
馬籠宿から次の宿場町・妻籠宿までは、約7.3~8kmの距離があり、徒歩でおよそ2時間のハイキングコースとして整備されています。この区間は、通称「サムライロード」や「サムライトレイル」と呼ばれ、海外からの観光客にも人気があります。
昔ながらの山道や林間の小径、田畑の風景が続き、かつての旅人の足跡をたどるような体験ができます。アップダウンがあるため、歩きやすい服装と靴での散策がおすすめです。
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