皆生温泉|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 皆生温泉 (かいけおんせん)
- 所在地
- 〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉ほか
- アクセス
- JR山陰本線米子駅から日本交通・日ノ丸バス皆生温泉方面行きで19分、皆生観光センター下車すぐ
- 駐車場
- 周辺の有料駐車場をご利用ください。
- 営業時間
- 各スポットにより異なります。
- 連絡先
- 電話番号: 0859-34-2888
- 公式サイト
- キーワード
マップ
詳細情報
皆生温泉は、鳥取県米子市の北側、日本海・美保湾に面した山陰を代表する海辺の温泉地です。弓ヶ浜半島の付け根に位置し、白砂青松の美しい海岸線と、中国地方最高峰の大山を望むことができる風光明媚な温泉地として知られています。
海を見渡す露天風呂を備えた宿も多く、潮風を感じながら温泉を楽しめるのが大きな魅力です。夏には海水浴、年間を通して温泉や海辺の散策を楽しむことができ、山陰観光の拠点としても人気があります。
皆生温泉の歴史
皆生という地名は、天正年間(1573年〜1592年)にこの地にあった「海池(かいけ)」と呼ばれる大きな池に由来するといわれています。その後、慶応3年(1867年)に「皆生」という表記になったと伝えられています。
温泉は明治時代に沖合で確認されていましたが、1900年(明治33年)に海岸の浅瀬で温泉が発見されたことをきっかけに、本格的な温泉地としての発展が始まりました。当時、皆生海岸はイワシやアジなどの好漁場として知られ、漁業が盛んな地域でした。浜辺で漁をしていた地元の漁師が、海中から泡が吹き出している場所を偶然見つけたことが発見のきっかけとされています。
海中から湧き出す珍しい温泉は、発見から100年以上を経た現在も山陰屈指の名湯として親しまれています。現在では、旅館やホテル、公共の宿など約30軒の宿泊施設があり、約4,000人を収容できる山陰最大級の温泉地として発展しています。
泉質と効能
皆生温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉です。塩分を多く含むことから「塩の湯」とも呼ばれています。源泉数は19か所、源泉温度は63〜83℃と高温で、豊富な湯量を誇ります。
塩化物泉は、入浴後に肌の表面に塩分が薄い膜を作るため、湯冷めしにくく、保温効果が高いとされています。そのため、体の芯まで温まりやすく、冷え性の人にも人気があります。
主な効能としては、神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病などが挙げられます。また、近年は美肌効果にも注目されており、「健康と美肌をつくる温泉」として女性にも人気があります。
海に面した温泉地であることから、海水を利用した自然療法「タラソテラピー」を連想させる癒やしの温泉地として紹介されることもあります。海風、海景色、塩の湯が一体となったリラクゼーションを楽しめるのが皆生温泉の魅力です。
海辺の温泉リゾート
皆生温泉の大きな特徴は、温泉と海水浴を同時に楽しめることです。旅館やホテルを一歩出ると目の前に海が広がり、夏には皆生温泉海水浴場が多くの海水浴客でにぎわいます。
水着のまま海へ出かけ、海水浴を楽しんだ後に温泉で体を温めるという、海辺の温泉地ならではの過ごし方ができます。皆生温泉海水浴場は「日本の水浴場88選」にも選ばれており、安全で快適な海水浴場として知られています。
また、海岸沿いからは日本海や大山、島根半島方面の景色を眺めることができ、朝日や夕景の美しさも魅力です。
数々の100選に選ばれた景観
皆生温泉周辺は、自然景観の美しさでも高く評価されています。
皆生温泉の街並みは、日本海や大山と調和した景観が評価され「都市景観100選」に選ばれています。また、弓ヶ浜の海岸線は「日本の渚100選」や「日本の白砂青松100選」に選定されています。
さらに、海沿いから眺める大山の朝日や夕景は「日本の夕陽・朝日100選」にも選ばれており、皆生温泉は温泉だけでなく、海・山・空が織りなす絶景を楽しめる場所でもあります。
潮風の足湯
皆生温泉街にある皆生海浜公園の一角には、「潮風の足湯」があります。2010年8月、皆生温泉開湯110周年を記念して米子市によって整備されました。
足湯からは海を眺めることができ、潮風を感じながら気軽に温泉気分を楽しめます。足湯部分はL字型で、一度に15人程度が利用できる造りになっています。源泉温度は高温のため、水で湯温を調整して利用されています。
周辺には米子市のイメージキャラクター「ヨネギーズ」のベンチも設置されており、散策途中の休憩スポットとしても人気です。天気の良い日には、海を眺めながらのんびり過ごすことができます。
皆生温泉神社
皆生温泉街の一角には、皆生温泉神社があります。二条通りの中ほど、細い道を入った場所にひっそりと鎮座しており、松の木立に守られた静かな雰囲気の神社です。
皆生温泉の氏神様として親しまれており、「皆、生きる」と書く地名にちなみ、長寿の神様として信仰されています。ご祭神は大国主命で、長寿や家庭円満、夫婦円満を願って参拝する人もいます。
温泉街を散策しながら立ち寄れる、皆生温泉ならではの隠れた名所です。
国内トライアスロン発祥の地
皆生温泉は、日本におけるトライアスロン発祥の地としても知られています。1981年(昭和56年)、日本で初めて本格的なトライアスロン大会が開催されたのが皆生温泉でした。
現在も例年7月に「全日本トライアスロン皆生大会」が開催され、全国から多くの選手が集まります。皆生温泉は、トライアスリートにとって聖地のような存在です。
温泉街には「トライアスロン通り」と名付けられた道や記念像もあり、温泉地としてだけでなく、スポーツの歴史を感じられる場所でもあります。
渚のさんぽ・ジョギングコース
皆生温泉には、海沿いを歩いたり走ったりできる散策・ジョギングコースがあります。旅館の若女将や若旦那がおすすめするコースとしても知られ、観光客にも人気です。
日野川の河口方面へ向かうと、雄大な大山を眺めることができます。天気が良い日には島根半島の先端まで見渡せることもあり、海と山の景色を楽しみながらウォーキングやランニングができます。
朝の散歩や夕方の海辺散策にもぴったりのコースです。
皆生の浜とトンボロ現象
皆生温泉の海岸には、お椀のような形をした砂浜がいくつも連なる独特の景観があります。これは、沖合に設置された離岸堤によって波や水流の動きが変化し、陸地との間に砂洲が形成される「トンボロ現象」によるものです。
この特徴的な浜の形状により、皆生海岸ならではの景観が生まれています。海岸沿いを歩くと、自然と人の手による海岸保全が作り出した独特の風景を見ることができます。
生田春月顕彰碑
皆生海浜公園には、詩人・翻訳家・小説家・評論家として活躍した生田春月(いくた しゅんげつ)の顕彰碑があります。
生田春月は明治末期から昭和初期にかけて活躍した人物で、詩集『霊魂の秋』や『感傷の春』などで知られています。また、ドイツの詩人ハイネの紹介や研究にも大きな功績を残しました。
萩原朔太郎から「日本詩壇の燈台」と称賛された人物でもあり、皆生温泉周辺の文化的な見どころの一つとなっています。
周辺観光にも便利な立地
皆生温泉は、鳥取県西部と島根県東部を巡る山陰観光の拠点としても便利な立地にあります。
米子市街地から近く、境港や大山方面へのアクセスもしやすいのが特徴です。境港までは車で約30分ほどで、水木しげるロードや水木しげる記念館などの観光スポットと合わせて楽しむことができます。
また、大山観光や松江、出雲方面への旅行にも組み込みやすく、「山陰のど真ん中」とも呼ばれる立地を活かした観光拠点として多くの旅行者に利用されています。
まとめ
皆生温泉は、鳥取県米子市の日本海沿いに広がる山陰を代表する海辺の温泉地です。1900年に海岸の浅瀬で温泉が発見され、現在では山陰最大級の温泉地として多くの旅館やホテルが建ち並んでいます。
「塩の湯」と呼ばれるナトリウム・カルシウム塩化物泉は、保温効果が高く、神経痛や慢性皮膚病、慢性婦人病、美肌などへの効果が期待されています。海を眺める露天風呂、夏の海水浴、足湯、温泉街散策、トライアスロンの歴史、皆生温泉神社など、楽しみ方も豊富です。
日本海と大山を望む美しい景観に包まれながら、温泉と海辺のリゾート気分を同時に味わえる皆生温泉は、山陰旅行でぜひ訪れたい人気の温泉地です。
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