鋸山|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- 鋸山 (のこぎりやま)
- 所在地
- 〒299-1861 千葉県富津市金谷4052-1
- アクセス
- JR内房線「浜金谷駅」から徒歩10分
- 駐車場
- 駐車場 あり
- 営業時間
- 散策自由
日本寺<拝観時間>午前9:00 ~ 午後16:00 (最終入場 15:00)
ロープウェー<営業時間>
通常(2月16日〜11月15日)9:00〜17:00
冬季(11月16日~2月15日)9:00〜16:00 - 定休日
- なし
- 料金
- 日本寺拝観:大人700円、小人(4~12歳)400円
ロープウェー:往復:大人(中学生以上) 1,200円、子供(小学生) 600円、片道:大人(中学生以上) 650円、子供(小学生) 320円 - 連絡先
- 電話番号:0439 - 69 - 2314
- 公式サイト
- キーワード
マップ
詳細情報
鋸山は、千葉県房総半島に位置する標高約330メートルの山で、切り立った岩肌が鋸の歯のように連なる独特の山容をしています。江戸時代から昭和60年まで良質な房州石の産地として栄え、最盛期には金谷地区の人口の約8割が石材業に従事していたといわれています。房州石は加工しやすく耐火性にも優れ、横浜港や靖国神社、早稲田大学など全国の近代建築に用いられ、日本の都市発展に大きく貢献しました。採石によって露出した岩壁や石切跡は現在も山中に残り、鋸山ならではの迫力ある景観をつくり出しています。
山の南斜面には、約1300年前に行基菩薩が開いた関東最古の勅願所である日本寺が広がっています。境内は東京ドーム約7個分にも及ぶ広大な敷地を有し、数多くの見どころが点在します。高さ31.05メートルを誇る磨崖大仏(薬師瑠璃光如来)は、日本最大の磨崖仏として知られ、天明3年(1783年)に大野甚五郎英令と弟子たちが岩山を3年かけて彫刻しました。また、かつての石切場跡に彫られた高さ30.3メートルの百尺観音や、江戸時代後期に21年をかけて建立された1553体の千五百羅漢など、多彩な仏像群が訪れる人々を迎えます。
鋸山を代表する名所の一つ「地獄のぞき」は、断崖の先端に突き出した狭い岩場から約100メートル下を覗き込むことができ、スリル満点の体験が楽しめます。東京湾・房総半島・三浦半島、さらに条件が良ければ富士山まで見渡せる大パノラマが広がり、絶景スポットとして特に人気です。
登山ルートも多様で、石材を麓へ運んだ女性たちが通った「車力道(しゃりきみち)」には、ネコ車(荷車)の轍や石畳がそのまま残り、当時の労働の様子を今に伝えています。また、JR浜金谷駅から保田駅へ続く「関東ふれあいの道」では、観月台、ラピュタの壁、石切場跡、地球が丸く見える展望台、鋸山山頂(三角点)など、変化に富んだ景観を満喫できます。石切場には荷下ろし場や機械化時代の重機も残され、産業遺産として近年注目を集めています。さらに、石切職人の遊び心が感じられる猫の彫刻が施された「猫丁場(ねこちょうば)」が令和3年に公開され、新たな人気スポットとなっています。
ロープウェーを利用すれば山頂駅まで約4分で到達でき、ゴンドラの大きな窓からは東京湾と山々の美しいコントラストを一望できます。山頂駅周辺には「ヤッホー!!」の看板や、房州石を用いたポスト「シャロン・ポストーン」が設置されており、ここから投函すると鋸山とロープウェーが描かれた風景日付印が押され、旅の記念としても人気です。山頂展望台からは三浦半島や富士山、晴れた日には伊豆大島まで望める壮大な景観が広がり、千葉県を代表する絶景スポットとなっています。
鋸山は南房総国定公園に指定され、温暖な気候に恵まれているため一年を通して登山や観光を楽しむことができます。車・電車・フェリーなどアクセスも良く、歴史・自然・絶景・産業遺産など多彩な魅力が凝縮された人気の観光地です。山全体に数多くの見どころが散在しており、じっくり巡れば丸一日、すべてを鑑賞するには二日を要するといわれるほど見応えがあります。
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