
さっぽろ羊ヶ丘展望台|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- さっぽろ羊ヶ丘展望台 (さっぽろひつじがおかてんぼうだい)
- 所在地
- 〒062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
- アクセス
- 札幌市営地下鉄福住駅から北海道中央バス(福84)羊ケ丘展望台行きで約10分、終点下車徒歩すぐ
- 駐車場
- 100台
- 営業時間
- 9:00~18:00(季節により、営業時間を変更する場合があります。)
- 定休日
- 無し
- 料金
- 入場料大人600円、子供300円
- 連絡先
- 電話番号:011-851-3080
- 公式サイト
マップ
詳細情報
さっぽろ羊ヶ丘展望台は、北海道札幌市の中心部から車でわずか約30分というアクセスの良さでありながら、広大な牧草地に羊たちが草を食むのどかな風景が広がる、北海道らしい景勝地です。眼下には石狩平野の雄大な景色が広がり、都市と自然が調和する観光地として、多くの人々に親しまれています。
クラーク博士像と「大志の誓い」
展望台のシンボルである「クラーク博士像」は、北海道開拓の父・ウィリアム・スミス・クラーク博士をモデルにした立像で、「Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」の名言でも広く知られています。右手を掲げた姿は、「遥か彼方の永遠の真理」を指しており、大志を抱く心を象徴するものとされています。
もともとクラーク博士の像は北海道大学構内にある胸像のみでしたが、観光客の増加による観光公害を受け、昭和48年(1973年)に大学構内への観光バス乗り入れが制限されました。これを受けて札幌観光協会は、フロンティアスピリットを全国に伝えようと、羊ヶ丘展望台に新たな像を設置することを計画。坂 坦道(さか たんどう)氏が「丘の上のクラーク」をテーマに制作し、昭和51年(1976年)4月16日に除幕されました。
この日は、博士が北海道に来訪してちょうど100周年、さらに別れの地・島松で「大志を抱け」と叫んだ日でもあり、記念すべき日にふさわしい式典となりました。
来場者は、クラーク博士と同じく右手を掲げる「クラークポーズ」での記念撮影が定番となっており、像の台座に設置されたポストには、自身の夢や目標を書いた「大志の誓い」を投函することができます。投函された誓いは展望台事務所で大切に保管され、再訪時に対面できる仕組みになっています。
四季折々の風景とイベント
さっぽろ羊ヶ丘展望台では、北海道らしい四季の変化を感じられるだけでなく、各季節に応じたイベントや体験が用意されています。
春(4〜5月):長い冬が終わり、羊の毛刈りショーや連凧揚げイベントが行われ、春の訪れを祝います。
夏(6〜8月):約1,000株のラベンダーが見ごろを迎え、紫色の畑が彩りを添えます。香り豊かなラベンダーの刈り取り体験も人気です。
秋(9〜11月):周囲の木々が紅葉し、石狩平野を背景にした美しい秋の風景が広がります。道産食材を活かしたグルメイベントも開催されます。
冬(12〜3月):敷地内に「スノーパーク」が登場し、雪遊びやミニ雪だるま作り、ソリ滑りなど、大人も子どもも楽しめるアクティビティが充実しています。
このように、1年を通して自然に触れられる体験ができ、リピーターも多い人気スポットです。
観光・学びの施設
敷地内には、「さっぽろ雪まつり資料館」があり、1950年から続く「さっぽろ雪まつり」の歴史を紹介しています。過去のポスター、写真パネル、歴代雪像の精巧な模型などが展示されており、札幌の冬の文化を深く学べる施設です。
また、展望台周辺には札幌ゆかりのモニュメントも複数あり、風景だけでなく歴史的背景にも触れられる貴重な観光スポットとなっています。
北海道グルメも堪能
観光の合間には、北海道ならではのグルメも楽しめます。敷地内の「羊ヶ丘レストハウス」では、北海道のソウルフードである「ジンギスカン」を提供しており、札幌式(生ラムを焼いてタレを後付けする方式)と、滝川市発祥の味付けジンギスカン(タレ漬け)の2種類を食べ比べることができます。
また、「オーストリア館」では、「白い恋人ソフトクリーム」などのスイーツも人気を集めており、旅のひとときをさらに楽しいものにしてくれます。
札幌市街地から車で約30分という便利な立地でありながら、展望台からは石狩平野や札幌ドームの屋根などを遠望できる開放的な景色が広がります。都市部とは思えない広大な空と緑のコントラストは、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。
季節ごとに変化する風景はフォトスポットとしても人気で、SNS映えする美しい写真を撮影することができます。
さっぽろ羊ヶ丘展望台は、北海道の雄大な自然、歴史、文化、そしてグルメが一度に楽しめる魅力的な観光スポットです。札幌市中心部から近く、家族連れ、カップル、一人旅まで幅広い層が訪れる人気の場所となっています。
四季折々の美しい風景の中で、クラーク博士の言葉に思いを馳せながら、北海道の魅力を存分に体感してみてはいかがでしょうか。