日比谷公園

日比谷公園|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

日比谷公園は、1903年に日本初の洋風を基調としつつ和の要素も取り入れた近代的都市公園として開園しました。かつては大名屋敷や陸軍練兵場があった地に、本多静六博士によって設計され、誕生しました。四季折々の花々や大噴水、日本で三番目に古い雲形池など見どころも豊富です。霞ヶ関や銀座に隣接し、都心の緑のオアシスとして親しまれ、音楽堂や公会堂では多彩なイベントが開かれています。

基本情報

名称
日比谷公園 (ひびやこうえん)
所在地
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-6
アクセス
東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」下車(B2)出口すぐ
東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷」下車(A10・A14)出口すぐ
東京メトロ有楽町線「桜田門」下車(出口5) 徒歩5分
JR「有楽町」下車 徒歩8分
駐車場
地下公共駐車場
営業時間
入園自由(草地広場は~16:30<閉園>)
定休日
年中無休
料金
見学自由
連絡先
電話番号:03-3501-6428
公式サイト

マップ

詳細情報

日比谷公園は、1903年(明治36年)に開園した日本初の「西洋風」都市公園で、東京都千代田区の日比谷エリアに位置しています。霞ヶ関や銀座といった政治・経済・文化の中心地に隣接しており、都心にありながら自然と歴史を感じられる「緑のオアシス」として多くの人々に親しまれています。

もともとこの地には、江戸時代に松平肥前守(まつだいらひぜんのかみ)などの大名屋敷があり、明治時代には陸軍の練兵場として使用されていました。その後、東京の市区改正設計(都市計画)の一環として公園の整備が求められ、本多静六(ほんだせいろく)博士の設計により誕生しました。

日比谷公園は、西洋庭園の要素を積極的に取り入れながらも、随所に日本的な景観を残すなど、和洋折衷の美しさを特徴としています。四季折々の花々、大噴水や雲形池など、多彩な見どころが来園者を楽しませています。

主な見どころ
大噴水・噴水広場(※現在は工事中)
日比谷公園の象徴ともいえる大噴水は、午前8時から午後9時まで稼働しており(※定期清掃日などを除く)、28分間周期で24種類の噴水パターンを楽しめます。噴水池は上段・中段・下段の三層構造で、池の直径は約30メートル、主噴水の吹き上げ高さは約12メートルです。夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。

第一花壇・ペリカン噴水
開園当初からある「第一花壇」は、日本で初めて西洋式の花壇デザインを採用した場所で、チューリップやパンジーなど、当時の日本人にとって珍しかった洋花が多数植えられました。現在も季節ごとの花々が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませています。花壇内にある「ペリカン噴水」は、昭和28年にセメント会社の協賛により寄贈されたもので、そのユニークなデザインが印象的です。

日比谷見附跡・心字池
園内には、江戸時代の遺構である「日比谷見附」の石垣が残されています。ここはかつて江戸城の外郭門のひとつで、登城する大名が通る要所でした。石垣は「野面積み(のづらづみ)」と呼ばれる工法で築かれており、江戸初期の石垣技術を今に伝えています。その一帯は「心字池」として整備され、池の形が「心」の字に似ていることから名づけられました。日本庭園風の風情ある景観が楽しめます。

首賭けイチョウ
園内でもひときわ目を引く「首賭けイチョウ」は、推定樹齢400〜500年、幹周りは約7メートルに及ぶ巨木です。もともと現在の日比谷交差点付近にありましたが、道路拡張工事に伴い伐採される寸前、本多静六博士が「自分の首を賭けても移植すべきだ」と訴え、明治35年に約450メートルの距離を25日間かけて移植されたという逸話があります。現在は日比谷公園のシンボルツリーとして親しまれています。

鶴の噴水と雲形池
開園当初からの象徴的存在である「鶴の噴水」は、戦時中に一時撤去され、池も埋め立てられましたが、戦後に再設置され現在も来園者を迎えています。噴水が設置されている「雲形池」は、日本で三番目に古いとされる人工池で、秋には紅葉が水面に映り込む美しい風景が広がります。

イベント・施設
日比谷公園には、「日比谷野外音楽堂」や「日比谷公会堂」などの文化施設が整備されており、音楽イベント、講演会、フェスティバルなどが年間を通じて開催されています。また、園内にはカフェやレストランも点在し、都心にいながらゆったりとした時間を過ごせる空間が広がっています。

日比谷公園の魅力
日比谷公園は、自然・歴史・文化が調和する都市型公園として、日本の近代的な都市公園の先駆けとなった場所です。季節ごとに移ろう草花や紅葉、池や噴水のある景観、そして都心とは思えない静寂な空間が、多くの人々に癒しと憩いをもたらしています。

近隣に官庁街やビジネス街があることから、平日は働く人々の休憩スポットとして、週末には家族連れや観光客が散策に訪れるなど、幅広い層から支持されています。

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