黒い天守が個性的
白い城とは違う存在感があり、外観を見るだけでも印象に残ります。
AI要約
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黒い天守が印象的な岡山の名城。歴史展示と後楽園周辺の散策を一度に楽しめます。
岡山城は、黒い外観から「烏城」と呼ばれる岡山市のランドマークです。再建天守の見学に加え、展示や体験、カフェもあり、歴史を気軽に学べます。後楽園とあわせて回ると満足度が高い一方、城歩きなので天候や体力は少し意識したい場所です。
白い城とは違う存在感があり、外観を見るだけでも印象に残ります。
改修後は映像や体験型展示が充実し、岡山の歴史をつかみやすいです。
春・夏・秋の烏城灯源郷では、昼とは違う雰囲気を楽しめます。
岡山駅から城へ向かい、天守見学のあと後楽園まで足をのばすと、岡山らしい定番コースになります。
岡山城は、岡山県岡山市にある日本を代表する近世城郭の一つです。黒漆塗りの下見板張りによる美しい黒色の外観から、「烏城(うじょう)」という別名で親しまれています。また、金箔瓦や金の鯱(しゃちほこ)が用いられていたことから、「金烏城(きんうじょう)」とも呼ばれています。現在では岡山市を象徴するランドマークとして、多くの観光客が訪れる名城です。
岡山城の築城と宇喜多秀家
岡山城は、豊臣政権の五大老の一人であった宇喜多秀家によって築かれ、慶長2年(1597年)に天守が完成したとされています。秀家の父・宇喜多直家は備前の戦国武将として勢力を築き、岡山の城下町の基礎を築いた人物です。秀家は豊臣秀吉に才能を認められ、厚く重用されました。
築城にあたっては、旭川の流れを大規模に整備し、本丸の北側から東側にかけて川を巡らせ、天然の堀として活用しました。このような大規模土木工事を伴う築城は、当時としては最先端の技術を集めた一大事業でした。岡山城は、豊臣秀吉の大坂城、毛利輝元の広島城と並び、近世城郭の先駆けとして高く評価されています。
天守の特徴
岡山城天守は三層六階の構造を持つ堂々たる建築で、織田信長の安土城天守を模して築かれたと伝えられています。特に注目されるのが、全国的にも珍しい「不等辺五角形」の天守台です。石垣の構造上、東西幅が南北より大きく、見る方向によって姿が異なって見える優雅で安定感のある天守となっています。
また、関ヶ原の戦い以前の古式を残す貴重な天守であり、戦国時代から近世城郭へ移行する過渡期の特徴を今に伝えています。
黒漆塗りの板張りの外壁に、金箔瓦や金の鯱が映える姿は非常に美しく、白漆喰で知られる姫路城が「白鷺城」と呼ばれるのに対し、岡山城は「烏城」として独特の存在感を放っています。
関ヶ原合戦と城主の変遷
宇喜多秀家は関ヶ原の戦いで西軍の主力として戦いましたが敗北し、八丈島へ流罪となりました。その後、岡山城には小早川秀秋が入城します。しかし秀秋は入城からわずか2年で病没しました。
その後、姫路城を築いたことで知られる池田輝政の子であり、徳川家康の外孫でもある池田忠継が、わずか5歳で岡山城主となりました。以降、江戸時代を通して池田家が岡山藩主を務め、岡山城と城下町は大きく発展しました。
池田家の時代には、岡山藩主・池田綱政が家臣の津田永忠に命じて、旭川の対岸に大名庭園「後楽園」を造営しました。後楽園は現在、日本三名園の一つとして全国的に知られています。岡山城と後楽園が川を挟んで並ぶ景観は、岡山を代表する美しい風景となっています。
戦災による焼失と再建
岡山城天守は戦前には国宝に指定されていました。しかし、昭和20年(1945年)の岡山空襲によって焼失してしまいます。
現在の天守は昭和41年(1966年)に鉄筋コンクリート造で外観復元されたものです。再建後は博物館として利用され、岡山の歴史や宇喜多氏・池田氏に関する資料が展示されています。
さらに2022年11月には「令和の大改修」を終え、展示内容が大幅にリニューアルされました。歴史学者・磯田道史氏の監修により、映像や体験型展示を取り入れた分かりやすい歴史紹介が行われています。
現在の岡山城の見どころ
現在の岡山城には、歴史を学べる展示だけでなく、観光スポットとして楽しめる施設も充実しています。
烏城カフェ
天守内には「烏城カフェ」があり、岡山ならではのスイーツや飲み物を楽しみながら休憩できます。
備前焼体験工房
岡山の伝統工芸である備前焼の体験工房もあり、観光客が実際に陶芸体験を楽しめます。
映像展示
天守内部では映像演出や最新技術を用いた展示が行われ、歴史を視覚的に学ぶことができます。
体験・記念撮影コーナー
戦国・江戸時代をテーマにした体験や記念撮影コーナーもあり、甲冑や和装の雰囲気を楽しみながら城内見学ができます。
現存する重要文化財
岡山城には、戦災を免れた貴重な現存建造物も存在しています。
• 月見櫓
• 西の丸西手櫓
これらは国の重要文化財に指定されています。
特に月見櫓は、外から見ると二重櫓ですが内部は三階構造となっており、防御施設でありながら月見を楽しむ場としても利用された、多機能な建築でした。
城郭構造と石垣
岡山城は上段・中段・下段に分かれた大規模な縄張りを持っています。本壇と呼ばれる最上部には天守と御殿が配置されていました。
また、鉄門や不明門などの堅固な城門、長大な多聞櫓、高石垣など、防御性に優れた構造が数多く見られます。戦時には門の前に土砂を積んで開閉を防ぐ工夫まで施されていました。
さらに、非常用食料を保管する「穴倉」や、石造りの流しなど、当時の生活や防衛体制を知ることができる遺構も残されています。
烏城灯源郷(うじょうとうげんきょう)
春・夏・秋には、岡山城一帯でライトアップイベント「烏城灯源郷」が開催されます。幻想的に照らされた黒い天守は非常に美しく、昼間とは異なる魅力を楽しむことができます。
旭川の水面に映るライトアップされた岡山城は特に人気が高く、岡山を代表する夜景スポットとなっています。
岡山城の魅力
岡山城は、戦国時代から江戸時代への歴史の流れを感じられる貴重な城です。黒と金を基調とした独特の美しい外観、不等辺五角形の珍しい天守、後楽園との調和した景観など、多くの見どころがあります。
歴史好きの人はもちろん、家族連れや観光客でも楽しめる工夫が多く、昼と夜で異なる表情を見せてくれる魅力的な名城です。
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岡山県岡山市北区丸の内2-3-1 周辺
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