
ファーム富田|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!
基本情報
- 名称
- ファーム富田 (ふぁーむとみた)
- 所在地
- 〒071-0704 中富良野町基線北15号
- アクセス
- JR中富良野駅から2.0km クルマ5分 徒歩25分
JRラベンダー畑駅から徒歩約7分(ラベンダー畑駅は夏季のみの営業)
車:道央道三笠ICから国道452号経由で72km 約1時間30分 - 駐車場
- あり(500台)
- 営業時間
- 9:00~17:00(基本営業時間となります。詳しくは公式ホームページをご覧ください)
8:30~18:00(6月下旬~8月中旬) - 定休日
- 無休
- 料金
- 入場無料
- 連絡先
- 電話番号:0167-39-3939
- 公式サイト
マップ
詳細情報
ファーム富田は、北海道中富良野町に位置する、日本で最も歴史のある観光ラベンダー園です。紫色に染まる美しいラベンダー畑をはじめ、春から秋にかけて約80種類以上の花々が咲き誇り、富良野を代表する絶景スポットとして、国内外から多くの観光客を魅了しています。
歴史と創設者
ラベンダー栽培の始まりは1958年、初代代表・富田忠雄(とみたただお)氏によってスタートしました。当時は化粧品用の精油を採取するための産業的な栽培でしたが、やがてその風景美に注目が集まり、観光花畑としての発展を遂げました。
1990年には、ラベンダーの保護と普及に尽力した功績が認められ、南フランスのラベンダー生産組織から「オードプロバンス・ラベンダー修道騎士」の称号が富田氏に授与されました。ファーム富田は、ラベンダー観光の先駆けとして、今なお多くの花人(はなびと)を迎え入れています。
花畑と見どころ
園内には季節ごとに異なる表情を見せる13の花畑が整備されており、春から秋まで訪れるたびに新たな感動に出会えます。とくに以下の花畑は、見逃せない名所です。
トラディショナルラベンダー畑
1958年に造られた、ファーム富田の原点とも言える畑です。紫のラベンダーが斜面いっぱいに咲き誇り、緑の針葉樹や青空とのコントラストが、北海道ならではの雄大な風景をつくり出します。
彩(いろどり)の畑
ラベンダーをはじめ、7色の花々が丘に広がる様子はまさに絵画のよう。丘の上から見下ろすと、まるで虹色のじゅうたんが敷かれたような絶景が広がります。
ラベンダーの見頃と季節の花々
ラベンダーの見頃は、早咲きが6月下旬ごろから、遅咲きは8月中旬までと長く楽しめます。見頃のピークには、ファーム富田から車で約7分の場所にある「ラベンダーイースト」も期間限定で開園されます。こちらは日本最大級のラベンダー畑で、一面に広がる紫の風景は圧巻です。
また、ラベンダー以外にもチューリップ、ポピー、マリーゴールド、ベゴニアなど、季節ごとの花々が次々と開花します。中でも、秋の「秋の彩りの畑」では、色濃く咲き誇る花々と十勝岳連峰の雪化粧が織りなす風景が訪れる人の心を癒します。
温室・施設・ショップ
季節を問わず楽しめる施設も充実しています。
グリーンハウス(温室)
ラベンダーやゼラニウムなどの花が年中咲いており、冬季や雨天時でも快適に観賞できます。
富田忠雄記念室
創設者の歩みやラベンダー栽培の歴史が写真や資料で紹介されています。
花人(はなびと)の舎(いえ)
ラベンダーを使用したオリジナル商品や雑貨、ソフトクリームやスイーツを販売しています。2階には、5種のラベンダーオイルを試せる「香りの体験室」があり、好みに合った香りを探すことができます。
カフェ・売店
富良野産の食材を使った「富良野カレー」や「ラベンダーソフトクリーム」などの名物グルメも堪能できます。
アクセスと基本情報
ファーム富田は中富良野町の市街地近くに位置し、以下のようなアクセスが可能です。
旭川空港から:約50分(車)
新千歳空港から:約2時間10分(道東道経由)
開園期間は4月下旬から10月上旬で、11月中旬からは冬季休園となります。
入園料・駐車場ともに無料で、年間約100万人が訪れる北海道を代表する観光スポットです。ただし、ラベンダーの最盛期や土日祝日は混雑が予想されるため、午前中の早い時間の訪問をおすすめします。
花人が集う場所
ファーム富田では、訪れる人を「花人(はなびと)」と呼び、花と自然の美しさに心を重ねるひとときを大切にしています。全13の花畑を巡るには1時間半〜2時間ほどが目安で、食事や買い物も含めれば+30分〜1時間ほどかけてゆったりと過ごすのがおすすめです。
四季折々の花々と豊かな自然、そしてラベンダーに込められた歴史にふれながら、心に残る富良野のひとときをお楽しみください。