名古屋港水族館

名古屋港水族館|観光の魅力・歴史・アクセス方法・営業時間を写真&動画でチェック!

名古屋港水族館は名古屋港ガーデンふ頭に位置する人気の観光施設で、南館と北館の2つのエリアに分かれています。南館のテーマは「南極への旅」で、日本から南極に至る水域を5つに分け、各エリアで生息する海洋生物を展示しています。「日本の海」から「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」、「南極の海」と多彩な環境を再現しています。
一方、北館のテーマは「35億年はるかなる旅~ふたたび海へもどった動物たち~」。こちらでは、海洋哺乳類である鯨などの生態や進化を紹介。特に見逃せないのは、日本最大のプールで行われるイルカのパフォーマンス。その規模は左右60m、奥行き30m、深さ最大12mと圧巻で、水中観察窓から見るイルカの姿は格別です。
また、名古屋港水族館は科学的研究も積極的に行っています。ベルーガの繁殖や極寒の水槽でのペンギン飼育など、日本初の試みが多く見られます。ウミガメの回遊水槽には産卵用の砂浜も設けられており、繁殖に成功しています。
この水族館は単なる展示施設以上の価値を持ち、教育と研究、そして楽しさを兼ね備えた場所です。名古屋港水族館は、子どもから大人まで、海洋生物とその環境について多角的に学べる貴重な施設と言えるでしょう。

基本情報

名称
名古屋港水族館 (なごやこうすいぞくかん)
所在地
〒455-0033 愛知県名古屋市港区港町1-3
アクセス
地下鉄東山線:「栄」駅乗りかえ、名城線金山方面(左回り)「名古屋港」行き、終点「名古屋港」駅下車(3番出口)徒歩5分
名鉄線・JR線:「金山」駅下車、地下鉄乗りかえ、名港線「名古屋港」行き、終点「名古屋港」駅下車 (3番出口)徒歩5分
駐車場
普通車】約1,200台/30分100円(24時間ごと上限1,000円)
【バス】23台/1日1回900円
営業時間
【通常期】9:30~17:30
【GW・夏休み期間中】9:30~20:00
【冬季】9:30~17:00
※ 入館は閉館の1時間前まで
定休日
毎週月曜(祝日の場合は翌日) ※ GW、7月~9月、年末年始、春休みは無休 ※ 臨時休館(冬期にメンテナンス休館有り)
料金
《水族館 単独券》
【大人・高校生】2,030円
【小・中学生】1,010円
【幼児(4歳以上)】500円
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください
連絡先
電話番号:052-654-7080
公式サイト
キーワード

マップ

詳細情報

▶北館 35億年はるかなる旅
〜ふたたび海へ戻った動物たち〜
約35億年前、地球上初の生命体として海の中に単細胞生物が誕生しました。無数の生命がそれぞれ進化の途を辿り、陸地へと進出した生物の一部は巨大な恐竜へと進化して陸地を支配するようになりましたが、やがて絶滅していきました。
その後、哺乳類たちが陸地の主役となり、約5,000万年前、哺乳類たちの一部が生命の故郷である海へと戻っていきました。彼らこそ、現代の鯨へと進化していく動物でした。彼らは、水中生活に適応するために体型を無駄のない流線型のフォルムへと変化させていき、現在私たちが見ている美しい姿へと進化していきました。
悠久な生命進化の歴史の中で、水中生活に適応し素晴らしい知性を発達させ、陸上の人間の地位に匹敵するといわれる海洋の生活者である鯨類の世界を、順路に沿って紹介します。
▶日本の海 北館2階
「日本の海」では、シャチとバンドウイルカ、カマイルカを展示しています。シャチの黒と白の美しい体と圧倒的な存在感を誇るその巨体から感じる迫力は、まさに“海の王者”を感じさせます。一方、ガラス越しに来館者を観察するような好奇心旺盛で愛嬌たっぷりの姿にも魅了されます。
またイルカたちが、お互いに胸びれで触れ合いながら仲良く泳ぐ様子や、遊具で遊ぶ様子など、普段のイルカたちの生活を見ることができます。
▶オーロラの海 北館2階
「オーロラの海」では、北極周辺で暮らすベルーガを展示しています。ベルーガは、真っ白でずんぐりとした体と丸く膨らんだメロンと呼ばれる頭が特徴です。水槽越しにベルーガの優雅な泳ぎを見たり、カナリアのように美しい鳴き声を聞いたりすることもできます。
▶進化の海 北館2階
「進化の海」では、陸地で暮らしていた哺乳類が現在の海の中で暮らす鯨へと進化する過程を展示しています。貴重な化石のレプリカや、クジラの骨格標本の展示数は日本随一。イラストや映像によるわかりやすい解説も盛りだくさんです。きっと、約5,000万年の時の流れを感じることができます。
▶水中観覧席 北館2階
縦4m×横29mの大きな水中観察窓から広がる青い青い水中世界。「イルカパフォーマンス」が行われているときはジャンプに向かう前の力強い泳ぎを観察したり、それ以外の時間ではゆったりと泳ぐイルカたちの様子を見たりすることができます。絨毯敷きになっているので、腰を下ろしてゆっくりと過ごせます。
▶メインプール 北館3階
幅60m・奥行き30m・最大水深12mの「メインプール」では、イルカパフォーマンスとシャチの公開トレーニングの二つの人気イベントを行っています。約3,000人収容のスタジアムと縦8.6m、横14.7mの大型映像装置が設けられ、そのスケールは日本最大です。全力で泳ぐイルカやシャチから驚きの身体能力や知性を感じることができます。
▶オーロラの海 北館3階
「オーロラの海」の3階からは、ベルーガを水上から観察することができます。また、プールの脇には手押しポンプが設置され、ベルーガプールと同じ水温の水に触れることができるほか、北極圏に生きる代表的な動物、ホッキョクグマの巣穴が再現されており、ベルーガが暮らす北極周辺の環境を肌で感じることができます。

▶南館 南極への旅
〜地球を縦断する旅で出会う、5つの海のさまざまな生命〜
地球の約70%を占める広大な海は、水域によって水温や気候が異なるため、生き物たちは様々な環境に適応し、進化を続けてきました。南館では、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている「南極観測船ふじ」がかつて南極へ向かった際のコースをたどり、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」という様々な水域で暮らす生き物たちを観察することができます。
南極への旅に出発し、様々な水域に暮らす生き物たちの生態を間近に観察してみましょう。
▶日本の海 南館2階
「日本の海」では、多様な生き物が生息する日本周辺の海の環境を再現しています。「マイワシのトルネード」が見られる「黒潮大水槽」の他にも、悠々と泳ぐ魚たちの姿を下から観察できる「トンネル水槽」、干潟や藻場など様々な環境を再現した水槽などでたくさんの生き物が展示されています。また、「マイクロアクアリウム」では名古屋港で暮らす小さな生き物をカメラで観察できます。
▶深海ギャラリー 南館1階・2階
「深海ギャラリー」では、深海といわれる水深200メートル以上の海域に暮らす生き物を展示しています。節足動物の中でも世界最大といわれるタカアシガニやサメの仲間、その他たくさんの深海生物を見ることができます。高水圧、低水温、かつ暗黒の深海で独自の進化を遂げた生き物を、生体展示のほか、標本やジオラマ、3Dホログラム、模型など、様々な手法で紹介しています。
▶赤道の海南館1階・2階・3階
「赤道の海」では、オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフをモチーフとした「サンゴ礁大水槽」が南館の1階から3階に渡って貫いています。水槽内には多彩な色や様々な形をした魚たちが暮らしており、サンゴ礁における生き物の多様性を感じさせます。また、非常に難しいサンゴの飼育に挑戦している「ライブコーラル水槽」やサンゴに関する疑問に答える「サンゴクローズアップ水槽」など、色鮮やかな生き物たちが織りなす楽園のようなサンゴ礁の世界をご覧ください。
▶ウミガメ回遊水槽 南館2階・3階
「赤道の海」2階・3階の「ウミガメ回遊水槽」は、ウミガメたちが泳ぎ続けられるようにドーナツ型に設計され、アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイが飼育されています。また、ウミガメが上陸できるように幅5m、奥行き20mの人工砂浜が設置されています。
3階には、名古屋港水族館で生まれた子ガメの成長を観察できる水槽が設置されています。
▶オーストラリアの水辺 南館3階
「オーストラリアの水辺」では、タマシダやリュウビンタイのほか、3mもの長さに成長するヤマサキカズラなど、現地で生息している植物を使い亜熱帯の水辺を再現しています。鼻の形が特徴的なブタバナガメを始めとしたカメの仲間たち、アロワナの仲間のノーザンバラムンディなどの魚類を展示しています。
▶南極の海 南館3階
「南極の海」では、ナンキョクオキアミや、氷点下の海でも凍らず生き抜く魚たちなど、95%以上氷に覆われた南極の海で、たくましく暮らす生き物たちがつくる南極生態系を知ることができます。また、世界最大のペンギンであるエンペラーペンギンをはじめとして、南極大陸やその周辺の島々で暮らす4種類のペンギンを展示しているペンギン水槽では、元気に泳ぎ回ったり、ヨチヨチ歩くペンギンの姿を観察することができます。
▶くらげなごりうむ 南館1階
「くらげなごりうむ」では、約11種500点ものクラゲを展示しています。鏡や照明を用いた演出でクラゲの美しさがより一層引き立ち、幻想的な空間となっています。また、併設されている「クラゲラボ」コーナーでは、稚クラゲから成体クラゲになるまでの成長過程を観察することができます。

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